鼻水がたくさん出る病気と言えば鼻風邪や花粉症などが有名ですが、
それ以外にはどんな病気があるのでしょうか。

アレルギーや蓄膿症などならそれほど心配はありませんが、
もっと重い病気が原因で鼻水が出ているということも考えられます。

そこで今回は、鼻水がたくさん出る時に考えられる病気について調べてみました。

鼻水が大量に出る病気にはこんなものがある

鼻水がたくさん出る……というときに疑われる病気は、
風邪、花粉症などのアレルギー性鼻炎、そして副鼻腔炎があります。

風邪や副鼻腔炎の時の鼻水は粘りがあって白や黄色に濁ったものが出る傾向があり、
花粉症などはさらさらとした粘りの無い鼻水が出るようになります。

また、急に寒いところや暑いところに移動した時にも鼻水がたくさん出ます。
これは病気ではなく、鼻の粘膜にある自律神経
気温の変化に過剰に反応して起こるもので、しばらくして鼻が慣れてくればおさまります。

以上のような病気・状態で鼻水がたくさん出ているのなら、少しの通院や薬、
または、放っておくだけで治ることもあります。

鼻水だと思ったら「髄液鼻漏」というケースも……!

でも、それが鼻からの分泌液ではなく、もっと奥の方から出ている液体という恐ろしいケースもあるのです。

脳室は「髄液」という液体で満たされていて、
通常この液は他のところに漏れ出すことはありません。

ですが、鼻と脳の境目が怪我や手術後の処置の不完全、
急激な鼻かみやいきみで生じる圧力などによって穴があいた状態になると、
その穴を伝って髄液が鼻に流れ込み、まるで鼻水のように鼻の穴から流れてくるのです。

この状態を髄液鼻漏と呼びます。

これをこのままにしておくと、脳脊髄液減少症という病気になって頭痛や目まい、
脳神経症状自律神経異常など、実に様々な体調不良が出ます。

それだけではなく、鼻の穴に脳が通じてしまっている状態になるため、
そこから細菌やウイルスが入り込んで感染し、髄膜炎を引き起こす恐れもあるのです。

髄膜炎を予防するには

このような髄液鼻漏による髄膜炎を予防するためには、
急激な力で鼻をかむことを避けるほか、便のいきみにも気を付けましょう。

また、出産時のいきみで起こることもあるようですが、
そんな時にいきみを控えることはできませんよね。
この場合は、出産後の鼻水の出方を観察して、
変な鼻水の出方をしているかどうかを見るほかありません。

髄膜炎は髄液鼻漏のほかにも、風疹やインフルエンザなど、
よく聞く名前のウイルスや細菌による感染症の合併症として生じることも少なくありません。

また、髄膜炎菌という細菌による髄膜炎もあります。
これらはその大元となる病原体の感染を予防するためのワクチン接種などが結果的に髄膜炎の予防につながります。

また、普段からできる病原体の予防法は手洗いうがいです。

手洗いうがいの〆に消毒をして徹底して予防していきましょう!

髄膜炎についてはこちらの記事もご参考に!

髄膜炎と扁桃腺炎の関係は

扁桃腺が腫れて高熱が続いたと思ったら激しい頭痛も出てきて、
病院で調べてみたら髄膜炎も引き起こしていた……というケースがあるようです。


扁桃腺炎から髄膜炎を引き起こすことがある上、
高熱や頭痛など症状に似ているところがあるため、「たちの悪い扁桃腺炎だな」と思って放置しがちになるのが恐ろしいところです。

髄膜炎は、扁桃腺炎よりも激しい割れるような頭痛が出ることや、
嘔吐するという特徴があります。
これらの症状が見られたら、ただの扁桃腺炎ではない可能性があります。

扁桃腺炎は再発することが少なくないため、
慣れてしまって病院に行かずに治そうとしてしまう人もいるでしょう。
でも、それではもしもの大病を見過ごすことになりますので、
ただの扁桃腺炎と思っても、病院にはすぐに行って下さいね。

↓こちらの方のように、髄膜炎ではないことがわかっただけでも安心できるはずです。
https://twitter.com/pinanaaao/status/597760909042323456

まとめ

鼻から髄液が出ることによって起こる髄膜炎や、
扁桃腺炎から起こる髄膜炎などについてご説明しました。

冬は、風邪や寒さなどから鼻水が出やすくなりますし、それが過ぎれば花粉症でまた鼻水が出ます。

そのため、日常的に大量に鼻水が出ることに慣れてしまって、
鼻水ではないものが鼻から出ていても気付かないこともあるようです。
でも、それを放っておいては命に関わる病気に繋がる可能性もあるため、
いつもと違う鼻水には注意するようにして下さいね。

鼻と脳が繋がってしまうだけではなく、たくさんの感染症が髄膜炎の原因になり得ます。
それらを予防するためのワクチン接種や、
免疫力を上げるなどの対処をちゃんとして、大きな病気に繋がらないようにしましょう。