強いのどの痛みや発熱で苦しむ溶連菌感染症
この病気に気付かず放置していたら、一体どうなってしまうのでしょうか。

そのまま治ってしまう?
それとも重症化して大変な病気になってしまう?

今回は、溶連菌感染症を見逃さないためのポイントや、見逃したら
どうなってしまうかなどについて、調べてみました。

溶連菌感染症のおさらい

Close-up of a woman coughing

溶連菌とは実は略称で、正しくはA群β溶血性連鎖球菌と呼ばれます。
この細菌に感染すると、2~5日の潜伏期間を経て、
急な高熱と共に喉の痛みや腫れ、皮膚、舌への発疹などの症状が見られます。

特にきつい症状が喉の痛みと腫れで、
数日間全く固形物が食べられないということも。

溶連菌感染症の風邪との違いは、
鼻水、咳などの症状がほとんど見られないということ。
また、逆に、皮膚への発疹、その後の指先の皮むけなどは風邪にはありません。

溶連菌は細菌なので、治療としては抗生物質の投与をメインに行います。
詳しくはこの後でご説明しますが、
溶連菌感染症は合併症がとても恐ろしい病気のため、
症状が良くなった後も、2~3週間後に尿検査などして経過を観察します。

ところで、溶連菌感染症は子供しかかからない病気だと思っていませんか?
実際はそうではありません。
大人も感染することのある病気なので、家族からの感染に注意しましょう。


このように、大人も合併症のリスクがあるので侮れません。

溶連菌感染症は自然治癒しないだけでなく、合併症も恐ろしい!

溶連菌感染症は、薬をちゃんと飲んでいれば、
発症から症状がおさまるまで一週間くらいと、それほど長引かない病気です。

たまに、溶連菌感染症を自宅で治したという人がいますよね。
また、「後で考えると、あれは溶連菌だったのでは……」と思うような経験がある人もいるのではないでしょうか。

でも、それはもしかしたら溶連菌感染症ではないのかもしれません。
もしくは、菌は退治できていないけれど、息を潜めているだけという可能性も……。
溶連菌感染症は基本的に、自然治癒は難しいと言われています。

溶連菌は、一時的に治ったように見えても身体の中で生き続け、
体調が悪くなるとぶり返してしまうことがあるそうです。

それだけではなく、病院で適切な処置をしなければ、完治しないどころか
リウマチ熱腎炎などの合併症を引き起こすことがあるのです。
これらの病気は重病で、
もし発症してしまった場合は、治療のために数カ月も入院が必要になることもあります。

溶連菌による合併症は、
早期に抗生物質を投与することで発症リスクが抑えられることがわかっています。
ですから、「溶連菌感染症かも?」と思ったら、自宅でどうにかしようとせずにすぐに病院へ!

溶連菌感染症の予防や対策は?

溶連菌自体は健康な人の周りにも常に存在する菌なのですが、
疲れや他の病気などで身体が弱った隙を狙って、人の喉に感染してしまいます。

ですから、予防策としては疲れないようにするのが第一。
そして、寒さが厳しい季節や風邪が流行する季節はどうしても身体が弱りがちになるので、
マスク、うがい、手洗いを徹底することで予防できます。

家族などと暮らしている場合は容器に触れずに石鹸が出てくるタイプの
ハンドソープが衛生的でオススメですよ。

↓帰宅後や食事前は、これくらい丁寧な手洗いをしたいですね。

また、自分自身が感染してしまった後も、
菌をまき散らさないようにマスクをして、人混みや人が集まる場所に出ないなどの配慮をしましょう。

お子さんが感染した場合は、保育園、幼稚園、学校などの指示に従い、
定められた出席停止期間を守るようにして下さい。
感染症にかかったら、周囲に広げないようにするのが最低限のマナーです。

まとめ

2016-08-24c

ありふれた病気のようで、
実はとても恐ろしい溶連菌感染症についてのお話でした!

小さなお子さんがいる人にとっては、
溶連菌は珍しくない病気のように感じますよね。
でも、甘く見過ぎて放っておくと、大きな病気に発展してしまうかもしれません。

また、大人の場合も、「お金が無い」とか、
「これくらいで仕事を休めないから」などという理由で、
病院に行かずに気合だけで治そうとする人もいると思います。

でも、これは絶対にやめて下さい。
一時的に症状が治まったように見えても、体内で菌が生き続けている恐れがあります。
と、いうことは、その本人がぶり返すリスクを抱えると同時に、周囲にも菌をまき散らすことになるからです。

高熱や喉の強い痛み、手足の小さな発疹が出てきたら、溶連菌感染症を疑いましょう。
そして、なるべく早めに病院で抗生物質を貰いましょう!