夏というと楽しいことばかりをイメージしがちですが、実は日本の高温多湿の
環境は食中毒を引き起こしやすい時期でもあります。

それは、食べ物がすぐに腐りやすいということもありますが、
食中毒の原因となる菌が増殖しやすい時期でもあるからなのです。
日本人の多くが感染する食中毒でも有名な腸炎ビブリオとはいったいどういうものなのでしょうか?
また、予防法はあるのでしょうか?

ビブリオ菌とは?

実はビブリオ菌なるものはなく、ビブリオ科ビブリオ属に属する菌をビブリオ菌と呼ぶ場合が多いです。
ビブリオ科は、ビブリオ属だけではなくエロモナス属やプレジオモナス属、
フォトバクテリウム属が存在しています

ビブリオ属には食中毒を引き起こすコレラ菌も属しており、そのほかに腸炎ビブリオなどもいます。

ビブリオ菌による腸炎の症状は?

日本国内の中で起きる食中毒の中で一番ともいわれているのが、ビブリオ菌が
原因である腸炎ビブリオです。

腸炎ビブリオは私たちの身近なところでもある、海水や海の中の泥部分に存在し
特に梅雨から秋にかけて増えるのが特徴でもあります。

腸炎ビブリオが海産物についていて、それを生のまま食べることによって腸炎ビブリオに
感染するケースが多く、海のものを生で食べる日本人の食文化に関係している食中毒なのです。
腸炎ビブリオがついている食べ物を口に入れてから約10時間から丸一日ぐらいで
症状が出るという、かなり早い段階で症状が出てきてしまいます。

腸炎ビブリオの症状は、食中毒に代表される下痢と腹痛が主な症状です。
特にお腹の痛みは、お腹を抱えてしまうほどとも言われています。

それに加えて、発熱や嘔吐などの症状が出ることもあります。
腸炎ビブリオは、特に症状が出た最初の段階が一番症状が重いことが多く、

日に日に症状が和らぎ大体3日ほどで回復することも特徴です。
ただし、免疫が弱っている人が腸炎ビブリオにかかると腸炎ビブリオによる
毒素で死亡するというケースもあるので、あまり軽視できない病気でもあります。

注意点はあるの?

万が一腸炎ビブリオになったら、何か注意点はあるのでしょうか?
先述の通り、免疫が弱っている人にとっては危険な病気ですが
免疫が通常の人であれば、自然回復する病気です。

ですが、腸炎ビブリオになった時に注意すべきこともあります。
まずひとつめが、猛烈な下痢と嘔吐による脱水症状です。
嘔吐がない場合でも、下痢から水分もたくさん排出されています。

自分が思っている以上にしっかりと水分をとっておかないと脱水症状を起こして
しまうことも多いので、注意が必要です。

ふたつめは、下痢がひどいからといって下痢止めを使わないということ。
下痢がつらくてどうしても下痢止めを使ってしまいがちですが、下痢は体外へ
有害な菌を排出しているということです。

それを止めてしまうと、いつまで経っても症状は回復しません。
下痢はつらくても、とにかく下痢止めは使わないようにしましょう。
みっつめは、生の海産物には十分に気を付けるようにしましょう。

冬に感染しないとは言い切れませんが、特に腸炎ビブリオが増殖する
夏から秋にかけては生魚などは避けることがベストです。

予防するには?

では、腸炎ビブリオを予防するにはどうしたらよいでしょうか?
予防法をご紹介していきます。

予防法1  海産物の加熱

日本人だからこそ海産物をお刺身で食べたい!そんな人は多いはずです。
ですが、お刺身は生だからこそ腸炎ビブリオを発生させる可能性が高くなります。
そのため、出来るだけ、海産物は加熱してから食べるように心がけてください。

予防法2 海産物を他の食品につけない

例えば、腸炎ビブリオが付着した海産物が冷蔵庫の中で、果物や野菜などに
ついてしまったら腸炎ビブリオはそれらの食材にも付着してしまいます。

つまり、海産物を加熱して食べても冷蔵庫の中で生で食べるようなものに付着して
しまえば、腸炎ビブリオにかかってしまうのです。

だからこそ、冷蔵庫での付着つまり冷蔵庫のつめすぎには気を付けてください。

予防法3 調理器具にも注意する

生魚を切った包丁やまな板、この生魚に腸炎ビブリオがついていれば包丁やまな板にも付着します。
このまま包丁やまな板を洗わずに他のものを切れば、それに腸炎ビブリオがついてしまいます。

そのため、出来るだけ生魚とそれ以外で包丁とまな板は使い分けるようにしておくといいかもしれません。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

また、使用した包丁やまな板は洗うだけではなく、
出来るだけハイターなどで消毒などを行うようにするとより効果的ですよ。
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まとめ

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コレラや腸炎ビブリオは、食中毒を起こしてしまう原因菌です。
夏場から秋にかけては、海産物の食べ方だけではなく取扱い方にも注意することが大切です。
また、海中で遊んでいる時に小さい傷などがあるとそこからビブリオ菌に感染し
敗血症や皮膚潰瘍などを起こす可能性もあります。

これもまた免疫が弱っている人が感染しやすいものです。
夏から秋にかけては、ビブリオ菌に注意しましょう。