突発性発疹は生まれてすぐの乳幼児が多く罹る病気です。
赤ちゃんが初めて罹る病気である場合が多いので
最も家族をやきもきさせる病気と言って良いでしょう。

しかし、突発性発疹は高熱発疹を伴いますが、
赤ちゃんはあまりむずがる事はないとされています。
最初に熱が数日続き、その熱が下がると今度は発疹が出て
更にそれが数日続いてやがて完治します。

この病気は大半がHHV‐6というウイルスが原因とされていますが、
僅かにエンテロウイルスが原因の物があるようです。

エンテロウイルスはHHV‐6と違い新生児の場合、危険な症状を引き起こす事があります。
注意が必要と言えるでしょう。

突発性発疹とは

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突発性発疹は主に乳幼児が罹る病気です。
0歳〜1歳までの羅患率99%となっていて、
赤ちゃんが初めて罹る病気がこの突発性発疹である事が多いようです。

突発性発疹はまず38度〜40度という高熱が数日続きます。
この際、熱は高いのですが、あまり苦しそうではないというのが特徴です。

そして熱が下がったら今度は発疹が出て、それがまた数日続き
最後にはほとんどが痕も残らず治ってしまいます。

基本的には怖い病気ではないのですが稀に合併症が出る事があります。
合併症で一番多いのが胃腸炎で発疹が出る少し前か出てから下痢が始まる事があるようです。
突発性発疹の原因ウイルスとして最も多いのはHHV-6で、
およそ85%がこのウイルスが原因とされています。

その他7%HHV-7、同じく7%エンテロウイルスとなっています。

エンテロウイルスが原因の場合の注意

エンテロウイルスは本来少し重い風邪のような上気道炎症を起こすウイルスです。
熱が出たり発疹が出る場合もありますが、感染しても不活性の場合も多く、
感染者が分かりにくいという特徴があります。

幼児の突発性発疹自体は本来はさほど危険な病気ではなく、
経過を確認しつつ自然治癒に任せるのが一番良いとされる病気ですが、
その原因がエンテロウイルスの場合には少々注意が必要です。

新生児にエンテロウイルスが感染した場合、
稀に内蔵にまで感染して死亡するという事があるからです。
基本的にはエンテロウイルスも発熱と発疹として発症しますが、
エンテロウイルスの内、いくつかの種類が
赤ちゃんに脳心筋炎出血性肝炎症候群などの症状を引き起こす事があるのです。

その為、妊娠中の女性は、出来るだけ感染した人に近付かず、
他の兄妹がエンテロウイルスに感染したりした場合や、
外出の際は必ずマスクをするなどして感染予防を心がけましょう。

こちらの記事でもエンテロウイルスについて詳しく説明しています。

突発性発疹の感染について

突発性発疹のほとんどの原因であるHHV-6
感染経路がまだはっきりと特定されていません。

しかし実はこのHHV-6はほとんど全ての成人が保持しているウイルスなのです。
つまり母親や家族の誰かがこのウイルスを持っている為、
そこから感染してしまうのではないかと思われます。
ただ、成人の場合このウイルスが悪さをする事はあまりなく、
活性化しないとされているのではっきりとしないのです。

HHV‐6が幼児に感染した場合には高熱と発疹という形で現れますが、
症状が出て大体10日以内には何事も無かったように落ち着きます。

高い確率で発疹も痕を残さないで消えてしまいます。
この乳幼児時代の高い感染率のおかげで成人のほとんどはこのHHV-6のキャリアとなっています。
エンテロウイルスの場合、新生児への感染は出産時期の母親経由がほとんどです。

出産時に母親が感染していると高い確率で赤ちゃんに感染します。
新生児へのエンテロウイルスの感染は突発性発疹として発症した場合にはあまり危険はありません。

しかし僅かな確率ですが、肝臓心臓などの臓器に感染し
突発性発疹として発症せず重症化する事があるので注意が必要なのです。

人との共生を行うウイルス

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エンテロウイルスと違いほとんど人体に危険が無いとされるHHV-6による突発性発疹ですが、
実は、この乳幼児期の初期感染においてこのウイルスは
人の脳の神経細胞に入り込みそこに寄生状態となります。

基本的にこのウイルスは寄生後は活性化する事なく不活性状態で存在しているのですが、
脳に膨大なストレスが掛かるといきなり活性化して人の体調を悪くする事があります。
これは宿主が危険だと判断して移動を試みていると言われています。

つまり船が沈むと感じたネズミが海に逃げ出すような感じですね。
考えるとあんまり気持ちの良いものではありませんが、
人類の9割以上がキャリアなのだというのですから上手く付き合っていくしかありません。

小さな同居者がパニックにならないように出来るだけストレスのない生活を心がけたいものです。