赤ちゃんや幼児に多い皮膚病、とびひ。
虫刺されやあせもの患部に水ぶくれやかさぶたが出来たら、とびひかもしれませんよ?
「これはとびひかな?」って思ったらすぐに小児科へ連れて行って診察を受けることをお勧めします。
けれど、休日や連休中は病院が休診日で、診察が受けられない時だってありますよね?
そんなときに出来るとびひの民間療法があります。
まずシャワーで、患部を、石けん等で丁寧に洗って皮膚を清潔にしてください。
そして、水ぶくれやとびひに効く抗生剤入りの軟膏を塗ってあげましょう。
みずぶくれの中の膿が他の皮膚に接触しないように、患部をガーゼで保護してあげて下さい。
とびひになったらどうしたらいいの?
虫刺されやあせもの患部に、水ぶくれやかさぶたが出来たら、とびひの可能性が高いです。
早めに皮膚科や小児科で診てもらいましょう。
それでは、どうしてとびひになったら早めに病院に行った方が良いのでしょうか?
とびひは、皮膚に普通にいる細菌が原因で起こる事が多く、
感染する速度がとても早く、放置したらすぐに皮膚全体に炎症が広がってしまうからです。
そして、あせもや虫刺されを掻きむしることが原因で、
その傷口から細菌が入り込み、とびひになる事も多いです。
とびひになると、膿が入っている水ぶくれやかさぶたが出来ます。
その水ぶくれやかさぶたを掻きむしると、膿が外に出てきてしまい、
膿のついた指で他の皮膚や傷口に触れることで、さらに感染していきます。
感染するのが早い病気ですので、感染が進まない早いうちに小児科で診察して貰えば早く完治します。
とびひの民間療法ってあり?
接触感染するおそれがありますので、民間療法や自宅で治すことは、あまりお勧めできません。
けれど、忙しくて病院に行けなかったり、
長い連休で病院の休診日が続いてしまったときには、
丁寧なスキンケアと適切な薬の処置で治すことは出来ます。
方法は、この3つです
- 皮膚を常に清潔にする
- 爪を短く切り、痒くても引っ掻かない
- 適切な薬を患部に塗る
詳しくご説明していきますね。
皮膚を常に清潔にする
汗をかいたまま放置したり、皮膚を不潔にしておくと、
そこから雑菌が繁殖して、とびひも拡大していきます。
お風呂やシャワーの時、患部も石けんで良く洗って、清潔にして下さい。
爪を短く切り、痒くても引っ掻かない
水ぶくれやかさぶたを引っ掻くと、そこから膿が出てそれが原因で感染します。
患部を引っ掻かないように爪を短く切り、痒くても患部を引っ掻かないようにして下さい。
引っ掻かないように、患部をガーゼで保護するのも有効です。
くれぐれも、絆創膏で保護しないで下さい。
絆創膏で保護をすると、風通しが悪く患部の雑菌が繁殖してしまいます。
適切な薬を患部に塗る
冒頭でも少し触れましたが、とびひに効く抗生剤入りの軟膏を塗って下さい。
お勧めは、テラマイシン軟膏です。
また、薬が効かなかったり症状が酷くなった場合は、
すぐに薬の使用をやめて、病院で診てもらって下さい。
https://twitter.com/310rich/status/869921281415585792
とびひは、空気感染する水疱瘡ほどではないにせよ、皮膚感染するので、
幼稚園や保育園など、子供が集団生活する場所では感染しやすいみたいですね。
とびひで小児科に診てもらったときは、
幼稚園や保育園へ行っても良いかを確認した方が良いみたいですね。
息子の足首の虫刺されに大きな水ぶくれが出来ました…とびひコワイよ。
幸い薬塗ってガーゼを当てても嫌がらないで寝てくれたのでホッとしました。— はるぴ(ロッキン参戦) (@harupi8610) May 31, 2017
虫刺されの傷の所に水ぶくれが出来たら、とびひの可能性が高いです。
こんな症状が出たら、早いうちに病院へ行く事をお勧めします。
とびひについてはこちらの記事もご参考に!
他の皮膚炎との見分けがつきにくい!
本当に、見分けがつかないのです。
それくらい、似ているのです。
その中でも、水疱瘡や手口足病は、
子供や乳幼児が必ず発病する感染する皮膚の病気で、
とびひと症状も似ていて、なかなか見分けがつきにくいですよね。
どうやって見分けたら良いのでしょう?
まず、とびひとは皮膚のかさぶたや水ぶくれをを引っ掻いた指で他の傷口に触ると感染します。
一方、水疱瘡はウイルスが原因で起こる病気で、
微熱や頭痛といった風邪のような症状が出てから、発疹や水ぶくれが全身に広がります。
- 風邪のような症状
- その後に全身に水ぶくれのような発疹
という順番で発病したら、まず水疱瘡を疑った方が良いと思います。
また、手口足病もとびひとよく似ていて、その区別は難しいです。
手口足病の特徴は…
- 流行しやすいのは夏。
- 微熱の後に、喉の痛み、その後に口の中に水ぶくれや口内炎ができる。
- その後、手、足、膝、お尻などに小さなサイズの発疹や固い水ぶくれができる。
の3つです。
微熱の後の発疹という意味では水疱瘡とよく似ていますが、
他の皮膚炎との違いは、指で割れないくらい硬い水ぶくれが出来る点です。
どの病気も、早めに小児科で診察を受けることをお勧めします。
まとめ
- 虫刺されや傷の患部に水ぶくれやかさぶたが出来たらとびひかも?
- とびひは、早めに病院で治療を受ければ早く治ります。
- 自宅で治療するポイントは、清潔・掻きむしらない・薬を塗る。
- 風邪のような症状が出たら水疱瘡、硬いみずぶくれが出たら手口足病。
とびひは、早めに病院に行けば、早めに完治します。
接触感染で他の人にうつる可能性もありますので、
なるべく早めに病院で治療を受けることをお勧めします。
けど、様々な都合で病院に行けないこともありますよね?
もちろん、病院に行くに越したことはありませんが、
お家で丁寧にケアすれば、治すことは無理ではありません。
あなたのとびひが、一日も早く治りますように。