寒い季節、体の冷えを取りたい一心で暖房にあたり、
知らぬ間に低温やけどを起こしてしまうことがあります。

低温やけどを負う原因とその症状、
低温やけどのレベルの違いによる症状の違いについて、
応急処置の方法などを紹介していきます。

低温やけどとは?

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低温やけどは44度~55度くらいの温度で起きてしまうやけどです。

お湯だと、直接素手で触るには熱い温度ですよね。
服を着た上からじんわり温めているとしたら・・・どうでしょうか。

活動している時なら熱さを感じ、
温める位置を変えることもできますが、
眠っている時や、身動きの取りにくい時だと熱さを感じにくい温度です。

また、熱を感じにくいお年寄りや、
自分で動くことのできない赤ちゃんにも注意が必要です。

じわじわと同じ場所を温め続けてしまい、
皮膚の表面ではなく、
皮膚の内部にダメージを受けてしまうのが低温やけど

はじめは皮膚が赤くなり、痛みもさほどないのですが、
次第に痛みが出てきて、重症の場合には皮膚が壊死してしまいます。

低温やけどの原因になるものは、多くは暖房器具です。
湯たんぽ、カイロ、こたつ電気ストーブ

ホットカーペットでも起こることがあります。
最近だと、スマホが熱を持って起こることも話題になりますよね。

45度くらいの温度の物だと3時間ほどで、
50度くらいだと5分足らずで発症することもあります。

ほんわり暖かいように感じていても、
長時間密着させてしまうことで皮膚にとっては、
やけどを負うほど熱が加わってしまうというわけです。


熟睡してしまうと、ちょっとの熱さなんて気付かないですよね(*_*)

低温やけどでまだら模様に!?

低温やけどの症状の一つで、
色は赤から赤紫色で、網目模様のような、
まだら模様のような状態になることがしばしばあります。

この状態を大理石様皮斑といいます。
ひだこともいいますね。

血管周辺の線維組織が低温やけどによる炎症後に、
血管にそって色素沈着してしまい、消えるまでに時間を要することも。

触っても痛みも痛みもなく、
しこりが残ることもないですが、
皮膚ガンの原因につながることもありますので、楽観視できないんです。

女性の下肢に起こりやすく、
電気ストーブが原因になることが多い低温やけどによるまだら模様。

まめに位置を変えるのは面倒なことですが、
体のためには長時間、同じ部位を温めないことが大切ですよ。

低温やけどについてはこちらの記事もご参考に♪

低温やけどで腫れる時、やけどレベルはどのくらい?

やけどの状態によってレベルが定められています。

I
皮膚に赤みがある。ヒリヒリしたような痛み。
浅達成II
水ぶくれができたり、じゅくじゅくする。
腫れる。痛みが強い。
深達成II
色は白っぽくなり、感覚が鈍い。
III
痛みはなく、乾燥し、白くなっている

このように4つに区分されています。
低温やけどを負った時に多いのが、IIの段階のものです。

腫れが出たらレベルIIの軽い方ですね。
ですが、低温やけどの怖いところは
目では見えない皮膚の内部、
脂肪細胞がやけどを負ってしまっているということです。

IIIに限りなく近いということもありますよ。
必ず皮膚科を受診しましょう。

レベルIIIで痛みを感じないのは、
皮膚が壊死してしまっているからです。

適切な処置をしないと、皮膚内部のやけどが悪化してしまい、
最終的に壊死してしまって皮膚移植が必要に・・・。
なんてことにもなりかねません。

痛くないし『低温』だもの、軽いやけどでしょ?
というわけではないのです。

低温やけどを負った時の対処方法

初期の段階では見た目も症状もごく軽い、
高温やけどを負った時のようで、
そこから次第に患部の状態が変わっていくことがあります。

軽い痛みや痒みがあったり、
ポツポツと小さな水ぶくれができることも。
さほど痛みを感じないこともあるようです。

放っておくと1~2週間経つにつれ、
患部の色が白っぽくなり、
やがて黄色っぽくなり、最終的に黒くなることがあります。
細菌に感染してしまって、が出ることもあります。

こうならないように、
初期の段階で患部を氷や流水で最低でも15分は冷やしましょう。

湿潤療法が効果的、という説もあります。
自身の体液を患部に保ちつつ保護するタイプの絆創膏ですね。
キズパワーパッドケアリーブなどです。


スーパーや薬局で手軽に購入でき、跡を残しにくいものですが、
使用方法を間違うと悪化させてしまいますから、細心の注意が必要です。

水ぶくれができている時は、
潰すとバイ菌が入ってしまう可能性があります。
破れないよう注意して、清潔なガーゼで覆って皮膚科を受診しましょう。

じゅくじゅくしてしまっている場合は、
ガーゼではなくラップの方が良いという説もあります。

受診する皮膚科に前もって電話をすると、
低温やけどの状態に合わせた、最善の対処法を教えてくれますよ。
自分で治そうとせず、必ず皮膚科の先生に診てもらってくださいね。

まとめ

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冬の朝、まだ目が覚めきっていない時に、
ストーブの前でぼんやりする時間は至福の時とも言えたのですが
ストーブに当たっている背中のかゆみで目が覚めていたのは
低温やけどになりかけてるところだったのかな?と思うと、
似たようなことがあまりに生活の中に多く、気をつけなければと思いました。

私が使用しているスマホのバッテリーが古くなってきて、
1日に何度もスマホを持っては「熱い!」といって放り出すことがありました。

こうして思い起こすだけで、身近に感じる低温やけどなので、
暖をとることや目先のことばかりに気を取られないようにしつつ
熱を持つものは低温やけどの原因になる!と思って生活しようと思います。