手足口病では身体に水泡が現れます。
これはしばらくすると自然に快癒しますが、
その前につぶすという方がいるかもしれません。

しかし、これはやめた方が良いでしょう。
つぶしてしまうと水泡内のウイルスが周辺の皮膚に炎症を起こすのと、
潰れた痕が細菌の感染元となってしまう危険があるからです。

手足口病の水泡はどういったもの?

2016-02-13b

手足口病はエンテロウイルス属である
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスが引き起こす病気で、いわゆる夏風邪の事です。

熱が出てその名の通り手のひらや足の甲、口の中、
更にはお尻や脚などにも水泡が出来るという症状が出ます。

この水泡はあまり痛まない事が多いようですが、
口の中の水泡は破れたりして痛くなり食事が満足に出来なくなるので辛い病気です。

この水泡にはウイルスが含まれていますが、
これは身体がウイルスと戦っている印だと考えると分かりやすいでしょう。

この水泡を治療する薬はありません。
しばらくすると自然に治ってしまうのでそのままにしておく方が良いでしょう。

お医者さんによるとステロイド系の塗り薬などは
ウイルスを活性化させるので塗ったりしないようにとの事でした。

水泡の中にはウイルスが入っているので、
水泡をつぶすと他人に感染しやすくなる上に
周りの皮膚に炎症を起こして痕が残ってしまう可能性もあります。
出来るだけ治るまでそっとしておきましょう。

大人は酷い手足口病

大体の感染症は大人が罹ると重症化するのですが、
手足口病もその例に漏れず大人は重症化する傾向があります。

手足口病はほぼ4才児までが罹る事の多い病気ですが、
ウイルスの種類が多い為、一度罹って抗体を獲得しても
違うタイプのウイルスが身近で発症すると大人でも感染する可能性が高い病気でもあります。

手足口病は接触や飛沫で感染し、比較的感染力が高いとされています。
更にはアルコール消毒に耐性があるため泡石鹸での地道な手洗いが重要です。

また、感染者がウイルスを発している期間が長い為、
感染を避けるのが難しい病気でもあります。

感染者が発症する前からウイルスを出して感染する状態になっていますし、
水泡が治まってから10日ぐらいはまだ感染力があるのです。

流行が始まったらこまめに手洗いうがいを行うぐらいしか
感染を避ける手立てがないのが現状です。
大人が感染すると子供ならあまり痛くない水泡が痛かったり、
熱が高くなったり全体的に治りが悪かったりします。


これは大人の方が抵抗力が強いせいで逆に激しく反応するからなのだそうです。
ただ免疫機能が強い場合はそもそも罹らないという事もあるので、
その時の体調も大きく影響するようです。

手足口病で注意すべき事

手足口病で一番怖いのが脱水症状です。
なにしろ口の中に水泡が出来てそれが潰れると皮がめくれて痛いですからかなり深刻です。

大人の場合は無理をしてなんとか水分だけでも摂ろうとしますが、
小さい子供はそんな事は分かりませんから
酷い時には経口補水液ですら受け付けなくなってしまいます。

子供の場合身体が小さければ小さい程、脱水症状はすぐに起こります。
大人と違って必要な水分量がすぐに足りなくなってしまうので
うっかりしているとあっさりと脱水状態に陥っているのです。

子供がぐったりしていたら急いで病院に連れて行きましょう。
病院では緊急に点滴で水分補給する事が出来ます。

何も口にしなくなったら要注意です。
スープでもジュースでも飲んでくれるなら出来るだけ飲ませるようにしてください。
どうしても駄目なようなら病院の先生に相談しましょう。


こんな場合でも小児科の先生などは経験豊富なので、良い提案をしてくれるはずです。

エンテロウイルス属の猛威

エンテロウイルス属は手足口病もですが、
ヘルパンギーナの原因にもなるウイルスで
とにかく種類が多い為身体が頑張って抗体を作っても
別のウイルスによってまた発症するという繰り返しが起きやすいのが特徴です。

同じ種類のウイルスなので活動時期が同じという事もありますし、
なにより感染して身体が弱っている状態だと感染しやすくなっているという事もあって、
二重三重に重複して罹ってしまう事もあるようです。

また、治療薬が無い為、ひたすら自然治癒を待つしか無いというのも辛い所です。
下手に治療薬を使うと、逆にそれが害となって病気を長引かせる場合もあるので、
薬を使いたい場合にはお医者さんと相談しましょう。

手足口病もヘルパンギーナも口の中に水泡が出来るのが一番辛いですね。
物が食べられないのは本当にキツイです。

流行して来たら徹底した手洗いとうがいが一番効果的なので、
消毒、殺菌も忘れずに、
出来るだけ普段から習慣付けるようにしておいた方が良いと思います。