子供に多いと思われがちな手足口病ですが、この病気、実は大人も感染します。
しかも、子供のものとは違い、大人の場合は症状が重くなるとも言われています。

大人はかからないという先入観から、自分が手足口病だと気付かない人もいるようですが、
今回は大人の手足口病や他の病気との見分け方などについてお伝えします。

手足口病は大人も感染する!

手足口病は、コクサッキーウイルスA6型、A10型、A16型
エンテロウイルス71型と、原因となるウイルスは複数あります。

その名の通り、症状は手、足、口水疱が出るのが特徴とされています。
また、発熱も起こりますが、子供の場合は数日で快方に向かうのが一般的です。

手足口病は、一つのウイルスに感染すると終生免疫を獲得しますが、
他のウイルスの感染は防げないことや、
免疫を獲得していても身体が弱ると機能しなくなることがあるため、一生のうちに複数回かかる人もいる病気です。

中には、大人になってから何度も再発したという人もいるくらいです。
このように、子供の頃に手足口病を経験した人でも、大人になってから感染する可能性はゼロではありません。

しかも、夏に大流行する病気ではありますが最近では
秋〜に小さく流行することも今では珍しくないため、常に注意が必要なのです。

子供の症状とどう違う?

大人の手足口病が厄介だと言われる理由は、その症状の重さです。

手、足、口の発疹、発熱は子供と同じく起こりますが、手足の発疹の後に爪が剥がれてしまう
そして40℃近い高熱が子供よりも出やすいという特徴があります。


爪が剥がれる際には痛みは無いようですが、見た目的なショックが大きいですよね。

そして、高熱に伴う頭痛筋肉痛も深刻な状態になることが多いそうです。
また、妊婦さんの場合は手足口病のせいで流産死産することは無いものの、
胎児に異常を来す可能性は完全には否定できないとのことです。

妊娠中はどんな感染症にも注意が必要ですが、手足口病も気を付けたい病気の一つということですね。

他の病気と見分けるポイントは

手足口病は大人にかかる印象が薄いため、発症しても別な病気だと勘違いされることがあります。
よく勘違いされる病気との見分け方をご紹介します。

まずは、子供の場合も勘違いされやすい「あせも」。
手足口病は夏場に多いので、汗をたくさんかくせいですね。

あせもは汗をかきやすい身体の外側、肘や膝の内側、お腹などの
やわらかいところに集中的に出やすいですが、
手足口病は手先、足先、そして口の中に出るという特徴があります。
口の中発疹があるかどうかを確認するのがわかりやすいですね。

また、溶連菌感染症も手足口病と間違えやすいと言われています。
こちらは、喉の違和感いちご舌と呼ばれる舌の赤い発疹が手足口病に似ているほか、
全身に発疹が出て、発熱があるという共通点があります。

大人の手足口病は高熱になりやすいので、溶連菌と特に症状が似ているようです。
溶連菌にはリンパ扁桃腺腫れが起こりやすいのに対し、手足口病には見られないという違いがあります。

また、溶連菌は全身の発疹、手足口病は手、足、口とお尻のあたりと局所的な発疹に留まります。

こちらの記事でも手足口病について詳しく説明しています。

仕事はいつ復帰するべき?

手足口病は伝染病の一つですが、
子供の場合でも発症したからと出席停止期間が設定されている病気ではありません。
そのため、大人も自己判断で仕事が不可能だと思う期間だけお休みするのが一般的となります。

仕事復帰も、目立つ発疹が治まったら復帰するという人が多いようです。
ただ、会社の就業規則で手足口病の休業日数について定められていたり、
保育園や幼稚園など、子供に感染させる可能性がある職場については、上長の指示を仰ぐ必要があります。

手足口病はインフルエンザなどとは違い、治癒証明書などは必要ないところが多いようですが、
就業規則で必要とされていたり、上長に提出を求められた場合はお金はかかりますが病院で発行してもらいましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

以下のように、手足口病は大人にはかからないという認識が強い病気です。


でも、免疫が無かったり、あっても身体が弱って免疫が機能していないときには、やはり感染するリスクはあります。

大人が手足口病にかかるルートは、子供の看病時にうつされることが多いようです。
でも、子供が治ったと思ったら、大人がもっとひどい症状で倒れることになったなんて洒落になりませんよね。

子供が手足口病になったら、手洗いを徹底しましょう!
感染予防のために免疫力を下げないようにして、気を付けましょう。