画期的なインフルエンザ治療薬として華々しくデビューしたタミフル

でもその裏で、たくさんの副作用があることが問題視されてきました。

特に、窓から飛び出るなどの異常行動が出るという副作用は、
幾度となくニュースになりました。

今回は、そんなタミフルの副作用についてのお話を中心にお伝えします。

タミフルという薬の仕組み

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タミフルは、別名をノイラミニダーゼ阻害剤と言います。
つまり、ノイラミニダーゼという酵素を阻害する働きをする薬ということですね。

インフルエンザウイルスは、人の身体に入ると細胞内で増殖を始めますが、
それだけでは全身症状は起こりません。

ここで、ウイルスが持つノイラミニダーゼという酵素の出番になります。

ノイラミニダーゼは増殖したウイルスが
細胞外に放出される手助けをする酵素で、
この酵素の働きで、ウイルスは全身に広がっていくのです。

そこでタミフルを服用すると、薬の成分がノイラミニダーゼの働きを阻害するため、
ウイルスはどれだけ増殖してもその細胞の外へは広がらずに終わることになります。

これが、大まかなタミフルの働きです。
発症してすぐに服用を開始しなければいけないのは、
ウイルスが広がった後だと効果が無いからなのですね。

タミフルの副作用

タミフルは画期的な薬だと評価された反面、副作用が問題視されてきました。

副作用は下痢腹痛、嘔吐などの
消化器症状肝障害などがありますが、神経症状もかなり多くあります。

幻覚妄想が生じ、わけのわからないことを言い出す、
いきなり笑い出したり何でもないことを過剰に怖がるなどがあります。

今のところ、タミフルの服用と
これらの症状の因果関係は立証されていませんが、
タミフルの成分の何かしらが脳や神経に影響を及ぼすのではと問題視されています。


こんなふうに幻聴を聴いたという意見や、


このように、悪夢を見たという例もあります。

インフルエンザについてはこちらの記事もご参考に♪

副作用のせいとされる事件例

タミフルの服用直後に異常行動が出たとして、
一時頻繁に報道されていた時期がありましたね。

その中には、マンションの窓から飛び降りたケースや、
パジャマのまま道路にふらふらと出て車にはねられたというケースもあります。

この症状が出た患者の遺族は訴訟を起こしましたが、
つい最近敗訴が確定したそうです。

理由は、異常行動はタミフルのせいだとは言い切れず、
インフルエンザの高熱から来ている可能性もあるためとのこと。

こちら以外にも異常行動が出た事例をまとめると、
19歳未満の子供や若者に特に多いという特徴があります。

そのため、現在では、原則として10代の患者はタミフル使用禁止になりました。

タミフルによる異常行動の報道を最近聞かなくなりましたが、
10代への使用を禁じたせいだとしたら、怖い話ですね。

インフルエンザ予防のために

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現在では、タミフルだけではなく
イナビルリレンザという優秀なインフルエンザ治療薬がいくつも出ています。

タミフルは10代に使えなくなりましたが、
これらの薬で治療が可能になったのは良いことだと思います。

ですが、薬の副作用が無くても、
インフルエンザそのものがとても苦しくつらいものです。

できればしっかり予防して、治療薬のお世話になることのないようにしたいですね。

予防のために必要なこととしては、
うがい、手洗い、マスク着用などでウイルスの侵入を防ぐこと、
そして栄養と休養を十分にとり、免疫力を高めることも挙げられます。

マスクはウイルスのブロック率が高いもの
密着して隙間ができにくいものを選ぶと良いですよ。

しかし、流行シーズンになると、
それだけではインフルエンザの猛威から逃れられないことも予想されます。

確実にインフルエンザ対策したいなら、予防接種をすることをおすすめします。

予防接種には一回接種、二回接種があります。
二回接種の方が予防効果は高いですが、一回接種でも感染時の重症化を防ぐことができます。

妊婦さんや受験生など、今年は寝込んでいられないという人も少なくないと思います。
そんな人こそぜひ、インフルエンザの予防接種を検討してみて下さいね。