食中毒にはさまざまなタイプがあるって本当!?
タイプ別に見る食中毒への対処法や気をつけるべき点について徹底解説!

食中毒に陥った場合に注意すべき状態や症状についても詳しく紹介します。
食中毒になると下痢や発熱だけでなく偏頭痛を引き起こす場合もあるので要注意!

食中毒における感染型と毒素型の違いについても詳しく紹介

細菌性食中毒についての知識

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春を過ぎて温かい時期に差し掛かると次第に「食中毒」のリスクも高まってきます。
一般的な食中毒の大半を占めているのは細菌によって引き起こされる
細菌性食中毒」ですが、これには「感染型」と「毒素型」の2つの種類があります。

感染型の細菌性食中毒とは、細菌に感染した食品を摂取したことによって
体内で増殖した細菌が「病原性」を持つようになって起こる食中毒のことです。

代表的な病原菌としては「サルモネラ菌」や「腸炎ビブリオ」、
「病原性大腸菌」などが挙げられます。
感染型の細菌性食中毒は「細菌自体を食べる事」が問題となるので、
基本的には食品の十分な加熱調理や環境消毒、
手洗いなどを徹底することによって予防することが出来ます。

一方で毒素型の細菌性食中毒は「食品内で細菌が生産した毒素」を摂取する事によって
引き起こされる食中毒のことを言います。
代表的な原因菌としては「黄色ブドウ球菌」や「ボツリヌス菌」などの細菌が挙げられます。

このタイプの食中毒は主に細菌が作り出す「毒素を食べる事」が問題となるため、
予防策としては食品の加熱殺菌や低温保存によって
食品上での細菌の繁殖を防ぐことが重要となります。

ちなみに細菌性食中毒によって引き起こされる症状は原因となる
細菌の種類やタイプによって異なりますが、一般的な症状としては
悪寒や嘔吐、腹痛や下痢などが挙げられます。

こちらの記事でも食中毒について詳しく説明しています。

ウイルス性食中毒についての知識

暑い時期になると必ず流行する食中毒ですが、
その種類は大まかに分けて2つのタイプに分類されます。

一つ目は細菌類などが原因で引き起こされる細菌性食中毒、
そしてふたつ目はウイルスが原因で引き起こされる「ウイルス性食中毒」です。
一昔前までは加熱や殺菌が不十分な為に起こる細菌性食中毒が主流でしたが、
最近ではウイルス性食中毒に掛かる人も増加傾向にあります。

ウイルス性の食中毒には幾つかの種類がありますが、
食中毒として表に出ている大部分は「ノロウイルス」と呼ばれるウイルスが
原因となって引き起こされています。

ノロウイルスは一般的に10月〜4月にかけて集中的に発生し、
人の腸内でのみ繁殖するといった特徴を持っています。
また、僅かな量のウイルスでも簡単に感染する為、非常に感染力の強いウイルスとしても知られています。

ノロウイルスによる食中毒を引き起こしやすい食品として
代表的なのは海のミルクの呼び名で知られる「牡蠣」や「ハマグリ」などの二枚貝です。

ウイルス性食中毒にならない為には手洗いをしっかりと行う事や
食材の加熱を十分に行う事、そして調理器具での二次汚染を予防する為に
熱湯による消毒を心掛ける事などが挙げられます。

ノロウイルスによる食中毒を発症した場合に現れる症状としては
嘔吐や発熱、吐き気や虚脱感、下痢や腹痛などが挙げられます。

食中毒で気をつけるべき状態と対処法

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食中毒になってしまった場合、原因となっている細菌やウイルスの種類によっては
下痢や嘔吐と共に「偏頭痛」を伴うケースも考えられます。

食中毒の諸症状と共に偏頭痛が現れた場合、神経に作用するタイプの細菌や
ウイルスに感染している可能性が考えられるので注意が必要です。

このような状態になってしまったら自己で対処しようとはせず、
必ず病院を受診して治療を受けることが大切です。

また、食中毒になったときは安易に下痢止めなどを使うと
体内に細菌やウイルスを長く留めておく結果となるため、
なるべく薬は使用せずに自己治癒力に頼りつつ症状が回復するのを待つ必要があります。

また、脱水症状を起こさないためにも嘔吐や下痢が続く場合は
スポーツドリンクやジュースではなく、経口補水液でこまめに水分補給を行い、
体力が回復するまで安静にしてじっくりと休養することが食中毒への正しい対処法だと言えます。