美容や健康に良いと言われているお水ですが、過剰な摂取は逆効果になることがあるので要注意!
水の飲み過ぎによって引き起こされるさまざまな症状やリスクについて徹底解説!
水分過多によって引き起こされる頭痛の原因とその理由についても紹介。
水を飲み過ぎることによって起きる水毒病の特徴やリスクに関する知識を学ぼう!
水の健康効果や美容効果について
最近では健康ブームの影響からか、美容や健康に良いとされる水を大量に摂取する人も数多く見られます。
確かに水は人間が生きていく上で必要不可欠な存在であり、
適切な量を飲む事で美容効果や健康を維持する効果を得ることが出来ます。
最近ではダイエットに良いとされる、
ミネラル分を豊富に含む硬水と呼ばれる水の人気も高まりつつあります。
人間の身体は70%以上が水分で構成されているため、
水分が不足すると体調不良を起こしたり十分な活動が行えなくなってしまいます。
そのため、最近では男女に関わらず一日に2リットルの水を飲むことが推奨されています。
近年、日本人の死因として上位を占めているのは心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系の病気です。
これらの病気は簡単に言えば血管の詰まりが原因で引き起こされているのですが、
この血管の詰まりというのは水分不足によって引き起こされる場合がほとんどです。
そのため、血液の流れを円滑に保ったり血管が詰まる原因となる
血栓が出来るのを予防するためには適切な水分量が必要となるわけです。
その昔、循環器系の病気を予防するために多くの医師が患者に水を飲むように指導した事が
口コミ等で広がり、水=健康に良いというイメージが出来上がったと考えられます。
また、最近では硬水のようなミネラル分を多く含む水が
テレビや雑誌などで取り上げられた事で、
水=美容に良いというイメージが出来上がったのです。
水を飲み過ぎる事によって起きるリスク
健康や美容に良いと言われている水ですが、水を飲み過ぎて体内が
水分過多になるとさまざまな症状を引き起こすリスクが高まってしまうので注意が必要です。
東洋医学では昔から水毒という言葉がありますが、これは体内に余計な水分が蓄積し、
排泄されないことでさまざまな弊害が起こるという考え方に基づいて出来た言葉です。
暑い夏の時期であれば多少の水分過多は仕方がないとしても、
寒くて水分があまり失われない秋や冬などの季節に大量の水分を摂取してしまうと、
体内の水分量が過剰になってむくみやたるみなどを引き起こす要因となります。
また、水分を摂り過ぎることによって身体が水分過多になると、
身体に溜まった水が体温を低下させて血液やリンパ液の流れが悪くなってしまいます。
その結果、内蔵機能を低下させて不調を感じたり、冷え性やむくみ等の症状が現れてきます。
さらに水分過多が進むとめまいや頭痛、吐き気や下痢などを引き起こしてしまうので注意が必要です。
それでも水分の摂取を止めずに居ると最終的には血液量が増えて血圧が上昇し、
増えた血液を送り出す役割を担う心臓に負担が掛かってしまいます。
また、血圧が上昇する事によって脳出血などの病気を引き起こすリスクも高まるので注意が必要です。
水分過多による頭痛の原因とは
美容や健康に良いとされる水も過剰に摂取してしまうと、
さまざまな身体の不調を誘発する原因となるので注意が必要です。
最近では水の過剰摂取によって体内の水分が過多になると、頭痛を引き起こすことが分かっています。
通常、人間の身体の中を循環している水分には生命活動に欠かせない重要な成分が多く含まれています。
中でもミネラルは身体の機能を保つために必要不可欠な存在であり、
人が生きていく上で無くてはならない栄養素として認知されています。
しかし、水分過多になるとこのミネラルが体内で薄まってしまい、
身体活動に必要なミネラルの働きが十分に成されなくなってしまいます。
特にナトリウムと呼ばれるミネラル分は身体の機能を調整する重要な役割を担っていますが、
このナトリウムの血中濃度が薄くなってくると虚脱感や疲労感のような症状が現れてきます。
それでもさらに水分摂取を続けていくと、最終的には頭痛を発症してしまうのです。