「自分は花粉症かも」ということは何となく感覚でわかるものですが、
実際にどんなものにアレルギーがあって、どの程度の重症度なのかは、病院で検査する必要があります。

そんな花粉症の検査は、一体どんなことをするかご存知ですか?
今回は、花粉症の検査の費用や必要日数、数値などについてお話しします。

花粉症の検査はどんなことをするの?

花粉症で病院へ行ったときに受ける検査は、
現在では「血中IgE検査」「皮膚反応検査」「鼻粘膜誘発テスト」が主となります。

血中IgE検査

血中IgE検査は、血液中のIgE(アレルギーを引き起こすたんぱく質)数を調べます。
この検査によって、アレルギーがどの程度の強さを持つか、
どのアレルゲン(花粉)が症状を引き起こしているかを知ることができます。

もちろん、スギやヒノキなどの花粉についても調べられます。
病院に検査機があれば1時間で結果が出ますが、無ければ外部委託となるため、数日後に再来院となります。

費用は保険適用で5000円~7000円くらいが相場です。

皮膚反応検査(皮内テスト)

皮膚に針で傷を付けてアレルゲンを塗布したり、
注射で皮下にアレルゲンを注入して反応を見る検査です。
花粉だけではなく、食物や動物など複数の種類を調べることができます。

これは15分ほどで結果がわかる検査ですが、その他の検査よりも精度が低いようです。
費用はどれだけの種類を検査するかによって変わりますが、保険適用で1600~3000円ほどかかります。

鼻粘膜誘発テスト

花粉の成分を染み込ませた紙を鼻の内部に当て、くしゃみや鼻水の出方を見る検査です。
何の花粉が原因なのかを調べるために行われます。

時間は、その花粉によるアレルギーがあるなら5分ほどで何らかの反応が出ます。
費用は保険適用で160~3000円と開きがあります。

スギ花粉についてはこちらの記事もご参考に!

強陽性と出た場合はどうするべき?

以上の検査のうち、皮膚反応検査鼻粘膜誘発テストは
「アレルギーがあるか・ないか」を診断することに特化した検査ですが、
IgE検査0~6にクラス分けされ、どのアレルギーがどれだけ重いかを判定できます。

0は陰性、1は発症率が3%と低く、疑陽性と診断されます。
2以降は陽性とされていて、特に4~6は発症率が高く、強陽性と呼ばれています。

この、クラス4~6の強陽性は、重篤なアレルギー症状を示す確率が高いとされ、
強めの薬を処方するなどの対処が取られるそうです。

もし、何らかの花粉に対して「強陽性です」と診断されたら、
恐らく抗アレルギー薬を処方されることになるでしょう。

薬を飲むのはもちろん、自分自身でも対策することをおすすめします。

このような花粉をしっかりガードできる高性能のマスクや、
衣服に花粉を寄せ付けないスプレーなどを活用して、花粉を体内に入れない配慮をする必要があるでしょう。

原因の花粉が特定できたら、その植物の分布地には近づかないようにした方が良いですね。

新しい検査、Viewアレルギー39とは

以上の検査のほか、新しいアレルギー検査として「Viewアレルギー39」というものがあるそうです。

これは、ダニや花粉各種、果物やナッツなど、
一気に39種類ものアレルギー検査ができるもので、アレルギーを専門にしている病院で受けられます。

IgE検査と同じく、0~6までのクラスに分かれて結果が出るほか、
少量の採血でできるため子供にも負担が小さいというメリットがあります。
費用は保険適用で5000円前後です。


こんな感じでたくさんの結果が一度に確認できます。

デメリットと言えば、少ない項目だけを調べたくても検査項目を減らすことができないということですね。

新しい検査のため全ての耳鼻科内科で受けられるとは限らないので、
興味のある場合は事前に確認した方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
来る花粉症シーズンに備えて、花粉症持ちの人は今から準備をしていることと思います。

でも、花粉症持ちさんの中には、
「この時期には鼻水や涙が止まらなくなるから、何の花粉かはわからないけど花粉症だろう」
という程度の認識しか無い人もいるのではないでしょうか。

そんな人は、この機会に病院で検査を受けて、
何の花粉が自分の身体に害を及ぼしているのかを知ってみてはいかがでしょうか。

本文中にある通り、どれも保険適用されますし、設備が充実した病院ならその日に結果を知ることができます。

本格的に花粉がやってくる前に原因を突き止めておいた方が、対策もしやすくなるはずです。