冬の時期に、どこかを触って「痛い!」と静電気が起きてしまうことってよくありますよね。
とにかく「痛い」イメージのある静電気ですが、実は静電気は痛いだけではありません。

静電気によって、色々な悪影響が体に起きる可能性があるのです。
では、どういった悪影響が起きるのでしょうか?
詳しくみていきましょう。

静電気が起きるメカニズムは?

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ふとしたことで起きてしまう静電気
静電気はどうして起きてしまうのでしょうか?

静電気は、摩擦によって出来る電気です。
人が何かを触るだけでも、実は知らない間に出来ています。
生じてしまった電気は通常、地面を歩くだけで電気を無くすことが出来ていました。

ですが、現代では土の上を歩くということもほとんどなくなり、
さらには足には厚手の靴を履くようになったので歩きながら電気をなくす
ということが出来なくなってしまったのです。

そのため、摩擦によってうまれた電気は体にどんどんたまっていきます。
さらに、現代社会で私たち人間が身に付けている洋服は
静電気をためこんでしまう性質のあるナイロンポリエステル、アクリルなどばかりです。
これによって電気はかなり溜め込まれてしまいます。

このたまってしまった体内の電気が、放電されるときに静電気が起きてしまうのです。

静電気でアレルギーが起きる?

静電気のあのバチッとする感じが苦手な人もいますが、
静電気が引き起こすことはそれだけではないのです。
実は、静電気によってアレルギーが起きるとも言われています。
というのも、人の体に電気がたまることによって、
空気中にあるほこり吸い寄せてしまうという働きがあるのです。

そのため、普段生活している空間でも静電気によっていつも以上にほこりなどが引き寄せられて、
それを吸ってしまったことでハウスダストなどのアレルギーが起きてしまうことがあるのです。
また、菌が引き寄せられることで皮膚にもがつきます。

その菌が悪化して、アレルギー性皮膚炎などを引き起こしてしまうこともあるのです。

こちらの記事でも静電気について詳しく説明しています。

静電気によって他に引き起こされるもの

菌やほこりを引き寄せるだけではなく、
静電気が体にたまることで他にも悪影響があります。
まず自律神経の乱れです。

帯電によって、自律神経のバランスが乱れてしまうことで
最悪自律神経失調症などになってしまうこともあります。
また、疲れやすくなるということもわかっています。

帯電によって、体の中のカルシウムが通常よりも早くなくなってしまいます。
これが疲れやすくさせる原因となります。

カルシウムがなくなってしまうということは、
将来的には骨粗しょう症などにもつながりますし、
カルシウム不足によって日常的にイライラしやすくなるなどの影響も考えられます。

静電気をためないためには?

アレルギーや自律神経失調症など、
まさか静電気でそんな症状が出てしまうなんて思わないかもしれませんが、
実際に静電気によってそういった悪影響を受けている人もたくさんいます。

静電気を帯電してしまうことが悪影響だからこそ、
帯電させないための方法はあるのでしょうか?

洋服の素材

特に肌着の素材に気を付けることが、帯電を防ぐポイントになります。
すでにご紹介した通り、ポリエステルをはじめ合成繊維化学繊維というのは
どうしても帯電を引き起こしやすくなっています。

全ての服というのは難しいので、
直接肌に触れる肌着などの素材は出来るだけ天然素材
または再生繊維などを選ぶようにしましょう。

昔の人は草履で土を歩いていたため、
静電気を帯電することがありませんでした。

土を歩くというのは難しい地域に住んでいる人もいるかもしれませんが、
靴の素材を天然皮革などにするだけでも、
合成皮革などと比べると断然帯電しにくくなります。

帯電防止スプレー

帯電防止スプレーというものが売られています。
これを洋服などにかけるだけで帯電をかなり防ぐことが出来ます。
ネットなどで簡単に手に入りますよ。

まとめ

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痛いだけだと思っていた静電気は、
実は病気などを引き起こす原因にもなっていたのです。

特にまだ抵抗力の弱い子供などは、
ほこりをたくさん吸ってアレルギーを起こしたり、
皮膚の状態が悪くなったりなどがあるからこそ、
子供の洋服や靴の素材は気にして静電気を帯電させないように工夫することが大切です。

もちろんアレルギーだけでなく、喘息をもっているという場合にも帯電は悪影響になるので、注意しましょう。