子供のいるママであれば、ロタウイルスという名前は一度は聞いたことはありますよね。
ロタウイルスは、重度の胃腸炎を起こしてしまう可能性もあるからこそ感染して
しまった場合には、重度にならないようにすることが大切ですが、
月齢がまだ小さい時に感染すると重度になってしまうこともあります。
そうすると入院ということももちろん。
そうならないために予防接種が任意で導入されましたが、
ロタウイルスの予防接種に副作用はあるのでしょうか?
またどんな症状が出るか、などを詳しくご紹介していきます。
ロタウイルスとは?
ロタウイルスは特に冬の時期、乳幼児に感染する感染症です。
ロタウイルスに感染すると、嘔吐や下痢の症状が出ます。
この時、下痢が白っぽくなるのがロタウイルスの特徴とも言えます。
ほとんどは嘔吐や下痢ですが、中には熱がでるなどの症状が出ることもあります。
ウイルス性なので病院では対症療法ぐらいの治療になります。
嘔吐や下痢などは、自然と1週間ぐらいでよくなることがほとんどです。
乳幼児でロタウイルスの時に一番注意するのが、脱水症状です。
嘔吐と下痢が続き、ミルクなどが飲めないと特に乳幼児は簡単に脱水症状になってしまうので、
感染した場合には脱水症状を起こさないようにしなければいけませんよ。
ロタウイルスの予防接種は任意。
症状を和らげる?
ロタウイルスで怖いのは、その症状が重症化してしまうことです。
基本的にロタウイルスには5歳までの子供のほとんどが感染するものですが、
小さい時に感染すると重症化してしまうケースもあるようです。
胃腸炎が重症化して、入院なんてことにもなりかねません。
そういったことを懸念して、日本では近年ロタウイルスの予防接種が任意ですが出来るようになりました。
自治体によっては補助が出るところもありますが、それでも1万円近くかかる高価な予防接種です。
注射ではなく飲むタイプの予防接種なので、子供に痛みはありません。
生後14週までにうけることが推奨されているものなので、
ロタウイルスの予防接種をうけるかどうかの判断はかなり早い段階でする必要があります。
あくまでその症状を和らげてくれるものです。
予防接種したからといって油断せずに、
手洗いうがいや殺菌消毒を心がけましょう。
ロタウイルスの予防接種には2種類ありますが、
回数が異なるだけであって違いはほとんどないです。
うける場合には病院の先生と相談してみてくださいね。
ロタウイルの予防接種をしたら下痢になる?
予防接種をする時に気になるのが、その副作用です。
ロタウイルスの副作用としてよく言われるのが「下痢」の副作用。
実際に、ロタウイルスの予防接種で下痢が起きるのでしょうか?
ロタウイルスの予防接種は生ワクチンと呼ばれるものです。
生ワクチンは、その細菌やウイルスの毒性が弱められたものを予防接種としてうけるため、
どうしても細菌やウイルスによってその病気になった時の症状が出てしまうことがあるのです。
つまり、ロタウイルスの予防接種で出る下痢は、毒性を弱めたウイルスによるものなのです。
そのため、副作用として下痢の症状が出た場合には接種後、1〜2週間ぐらい下痢の症状が続くことがあります。
もちろんこの下痢にはロタウイルスが含まれているので、二次感染には注意してください。
ですが、自然と治るものなのでそこまで心配するものではないですよ。
ロタウイルスの予防接種の副作用
ロタウイルスは生ワクチンのため、
どうしてもロタウイルスに感染した時と同じ症状が出てしまうことがあるとご説明しました。
そのため、下痢以外にもロタウイルスの予防接種による副作用がでる可能性があるので、
予めチェックしておいてください。
ぐずり
これは、ロタウイルスの予防接種の副作用でも一番多くあらわれる症状です。
予防接種後しばらくは、ぐずりや不機嫌な状態がしばらく続いてしまうのは
ウイルスを体内に入れたからしょうがないことです。
寝つきも悪くなることもありますが、
それもそこまで長く続くものではないので、
副作用だと思って、優しくしてあげてくださいね。
咳・鼻水
これは3番目によくみられる副作用です。
ですが、そこまで気になるほどではないものなので、なかには気づかないママもいるほど。
これも1〜2週間でなくなるので、あまり気にしないでください。
嘔吐
これもロタウイルスに感染した時の症状ですね。
もちろん、ロタウイルスに感染した時のように激しい嘔吐をするわけではないですが、
ミルクを吐きだしてしまうということもしばしばみられるようです。
まとめ
ロタウイルスの予防接種は任意なので費用はかかってしまいますが、
ロタウイルスに感染して最悪入院するようになったことを考えれば、
費用を払ってでもうけたほうがいいかもしれませんね。
生ワクチンのためどうしても副作用が出てしまうことはありますが、
そこまで心配しすぎることはなく、下痢が出た時だけその処理に注意をしてくださいね。