りんご病は頬がりんごのように赤くなる事から
そう呼ばれるウイルス性の感染症です。

潜伏期間が長く、6日から11日程あり、
更に特徴的な症状である発疹が出るまで2週間以上掛かるという特徴があります。

りんご病自体は深刻な病ではなく、長期間だるさや熱、発疹の状態が続くだけで
自然に治る病気ですが、妊婦が罹った場合、
胎児の異常や死亡の原因となる病気でもあるのです。

その為妊娠中は抗体検査を行って、
感染してしまった場合は胎児の経過を観察する必要があります。

りんご病の検査は妊婦の基本的な検査ではないため
追加有料を出して行ってもらう必要があります。

りんご病の特徴とは

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りんご病ヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染症で
幼児から小児に多く発症する病気です。

両頬や腕、太腿に赤いレース状の発疹が出るのが特徴ですが、
この特徴的な症状が出るのはウイルスが最も活発な時期を過ぎた頃
という所が厄介な病気でもあります。

子供が少しだるそうな状態が続いて夏風邪夏バテだと思っていたら
やがて発疹が出て、それがりんご病だったと判明するのですが、
その頃には既に周囲にウイルスを拡散した後なので
事前に二次感染に注意する事が出来ず気付いたら感染していたという事が多いのが特徴です。

また、人によっては感染しても症状が出ない不顕性感染という状態になる事もあり、
ウイルスを保持しているかどうか感染しているかどうかの判別がとても難しい病気です。

その為、妊婦の周辺で感染者が出た場合は出来る限り検査を受ける必要があります。

妊婦に危険なりんご病

妊娠中にこのりんご病のヒトパルボウイルスB19に感染した場合危険な理由は、
このウイルスが赤芽球という赤血球の元となる細胞を破壊するからです。

赤血球の元が破壊されるのですから当然赤血球が減ってしまいます。

その為、胎児が母親を通じてこのりんご病に感染してしまうと
赤血球が減ってしまって貧血となってしまいます。

この貧血が重症化すると胎児に異常が生じ死に至る場合もあるのです。
母体が感染した場合に胎児に感染する確率は、3割程度と言われています。
そして感染した胎児の3分の1が何らかの異常を発症したり死亡すると言われているのです。

この危険が最も高いのが20週未満の母体感染で、
母体が感染したと判明した場合には経過を見守って
胎児に異常が発生した時に早急に対処する必要があります。

また、母体が感染してから胎児に影響が出るまでの期間が
2週間から17週間と長期に渡る為、経過観察も長期に渡り行わなければなりません。

感染しないためにも、こまめな手洗いうがい
消毒殺菌をして、普段から徹底して予防しましょう。

りんご病の抗体検査の費用は?

妊婦健診は沢山の項目があり、
基本の検診については妊婦健診の受診票の無料チケットで
ある程度割引になったり無料だったりと格安で受けられますが、
りんご病の抗体検査はこの基本的な検診ではありません。

つまり別途申告して検診を受けさせてもらう為、
別に割引なしの料金を支払う必要があるのです。

他にお子さんがいて、その子供が感染した、あるいはその子供が通っている
施設や学校でりんご病が流行ったという事があった場合は
自覚症状が無くても感染している場合があります。

その場合は一度検査をした方が良いでしょう。
妊娠20週目を過ぎれば母体が感染しても胎児に異常が発生する事はほぼ無いとの事なので、
それまでの間に注意しておけば良いでしょう。

また検査をしてIg-G抗体が陽性である場合は既に過去に感染をして抗体があり、
もう感染しないという事なので安心です。

そしてこの検査料金は病院によって違いがあります。
1500円や1700円、3500円の所もありました。
一度確認した方が良いでしょう。

受診票の無料チケットについて

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妊婦健康診査受診票の無料チケットは
母子手帳と一緒に貰える検診用のチケットです。

ただし、無料チケットと慣習的に言われていますが
必ずしも検診が全て無料になる訳ではありません。

対応している検診でも上限額があり、それを超える金額は手出し分が必要となります。
これらの検診の費用は前述したように病院によって値段が違い、
大体は大きな総合病院程高くなっています。

その為、これを無料チケットと覚えていると料金を請求されて、
なんで無料じゃないの?と思ってしまうので
単に検診用の助成金システムと覚えていた方が分かりやすくて良いでしょう。

出産までに数多くの検診があり、
このチケットがないと10万を超える費用が掛かると言われています。
そう考えればある程度割引してもらえるこのシステムはとても大切である事が分かります。

出来るだけ安く済ませたい場合は個人病院などで受診するのが良いでしょう。
それに家に近い場所の個人病院に掛かり付けのお医者さんがいるのは心強いです。

なにも大きな有名病院が一番優れている訳ではないと言う事です。