ノロウイルスなどに感染することで発症する嘔吐下痢症。
吐き気、お腹の痛み、そして激しい下痢などが続く嘔吐下痢症は、
一刻も早く治したいものですよね。
こんな嘔吐下痢症は、病院に行き、安静にするほか手立てはないのでしょうか。
今回は、そんな嘔吐下痢症の対処法としての、市販薬の服用についてご説明します。
嘔吐下痢症に効く市販薬は?
下痢と嘔吐がつらい嘔吐下痢症を市販の薬で抑えるとなると、
誰でも考え付くのが、下痢止めや胃腸薬ですよね。
ですが、これはいけません。
嘔吐下痢症の症状は、体内に入ったウイルスや細菌を排出することが目的のため、
それを止めてしまうと、症状を無駄に長引かせることになるからです。
病院で嘔吐下痢症を診てもらった場合も、これと言った薬は出されませんよね。
せいぜい、水分や栄養補給をするための駐車や点滴を行う程度が一般的と思います。
ただ、嘔吐下痢症の原因がウイルスなら何の薬も効かないと言われていますが、
細菌によるものの場合は、病院で抗生物質を出される場合があります。
しかし、抗生物質はドラッグストアで処方箋なしで購入できるものではありません。
以上のことから、嘔吐下痢症の場合は、
市販の薬で積極的に症状を改善させることは
できないと考えた方が良いでしょう。
では、どんなものが効果的?
ここで、ドラッグストアにあるもので、
嘔吐下痢症の時に飲んでみて頂きたいものについて、ご説明します。
嘔吐下痢症にかかると、
吐いたものや下痢便から常に水分を排出し続けることになります。
そのため、ちょっと水分補給を怠ると、
すぐに脱水症状を引き起こしてしまうのです。
ただ、嘔吐下痢症の症状がピークの頃は、
どんなものを口にしても全て吐いてしまう可能性があります。
そんな時は、口の中を湿らせるようにチビチビと飲むようにすれば、
あまり吐き気を起こさずに水分を摂ることができます。
次は、ビオフェルミンなどの腸内環境を整えるお薬。
普通の食事を食べてもお腹を下さなくなってから、飲むと良いでしょう。
下痢によって排出されるのは、
嘔吐下痢症の原因となる病原体だけではありません。
腸内に必要な善玉菌まで流れ出ていることになりますから、
サプリメントやお薬でそれを補充するのは、大変有効なことなのです。
大人なら2〜3食くらい抜いても大丈夫
ちなみに、嘔吐下痢症の時の食事は、
みなさんはどうしているのでしょうか。
「何か食べなきゃ」という意識が働き、
あるものを無理して食べては、結局吐いてしまったりしていないでしょうか。
実際は、このようにして嘔吐があるのに無理して食べるのは、おすすめできません。
吐くことにはかなり体力が消耗されるため、
吐かないで済むのなら、いっそ断食した方が、結果的に治りが早くなります。
大人の場合は、水分補給さえしっかり行っていれば、
2〜3食ぐらい食べなくても健康上、問題はありません。
小さな子供の場合は栄養面など、
色々気遣うこともありますが、体力がある成人なら大丈夫です。
特に、単身者の場合は病気の時は食事の支度さえ面倒になりますよね。
そんな時は、スポーツドリンクや経口補水液で過ごして、ゆっくり体を休めるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大人の嘔吐下痢症と、市販のお薬などについてご説明しました。
大人の場合は命に関わる病気ではないにしろ、やはりつらいのが嘔吐下痢症。
しかも、注意しなければ他人に感染する恐れがあるという、厄介な病気なのです。
ここで、嘔吐下痢症の一つ、
ノロウイルスの予防に関する動画を載せますで、ご覧くださいね。
こんな病気にかかってしまったのなら本当につらいことですが、
症状が治まるのをじっと待つしかありません。
そんなときは、水分補給だけは怠らないようにして、
食事なども抜くようにすると、早く治って、元気になれるでしょう。