喉が痛いけれど、何だか風邪とは違う気がする……
というときは、どんな病気が疑われるのでしょうか。

よく挙げられるものとしては、マイコプラズマ肺炎や扁桃炎などですが、
中には、喉のガンや甲状腺の病気など、放っておいては大変なものもあります。

これらの見分け方や、対処法などについてお伝えします。

マイコプラズマ肺炎の喉の痛みと対処法

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ウイルスより大きく細菌より小さい「どっちつかず」な
病原体、マイコプラズマにより起こるマイコプラズマ肺炎

この病原体は主に喉に感染するため、
喉の痛みが強く出ることが特徴です。
そのほかには、発熱、鼻水、咳や痰、呼吸困難など、風邪に似た症状が出ます。

でも、決定的な風邪との違いは、咳と喉の痛みが強いこと。
発熱を経たのち、乾いた咳が長期間続きます。
この咳は、特に夜間にひどくなるという特徴があります。

また、マイコプラズマ肺炎の症状は、
市販の風邪薬では軽減させにくいと言われています。
市販薬を飲んでも効果が見られない場合は、マイコプラズマ肺炎を疑いましょう。

この病気は伝染性のものなので、
周囲に感染拡大させないためにも、
疑いがあればすぐに病院に行くべきです。
病院では、抗生物質の投与を主な治療として行います。

マイコプラズマ肺炎については、こちらの記事でも詳しく説明しています。

貧血の喉の痛みと対処法

貧血でも喉が痛くなることが多いようです。
貧血の時の喉の痛みは、違和感や異物感
しみるような痛みが出るなど、風邪とは少し違うものが生じます。

貧血の中でも、鉄分不足によって起こる「鉄欠乏性貧血」のときに、
喉の異常が表れやすくなります。

貧血と言えば、
ふらつきや倦怠感などの症状が良く知られていますが、
なぜ喉が痛くなってしまうのでしょうか。

これは、鉄不足によって喉粘膜が弱くなってしまうせいです。
痛みというほどではなくても、違和感があったり、
食べ物の通りが悪くなるという症状が鉄欠乏性貧血に見られます。

この症状は、軽いうちなら鉄分を十分に摂ったり、
鉄が欠乏する原因を解消すれば良くなります。

ですが、恐ろしいのは、
鉄欠乏性貧血から喉の下の方にできる癌、
下咽頭癌を発症する場合があることです。

喉の粘膜が弱り、癌細胞への抵抗力が下がるせいで
癌になるのでは?と考えられています。

たかが貧血と思って侮ってはいけません。
貧血のせいで喉の痛みが続くようなら鉄分を補うようにして、
それでも痛みが良くならないのなら、病院で詳しく検査しましょう。

貧血の対処法はこちらの記事も参考にしてみてください。

他に疑われる病気は

他にも、喉の痛みを引き起こす病気はいくつもあります。

女性の場合に心配なのは、
バセドウ病橋本病などの甲状腺系の病気です。
どちらも甲状腺の腫れが起こるせいで
喉に違和感や痛みを生じますが、その他の症状が全く異なります。

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰になる病気で、
たくさん食べても痩せるようになり、動悸眼球突出などの症状が出ます。

橋本病は、バセドウ病とは逆に、
甲状腺ホルモンがうまく作れなくなる病気です。
症状も真逆で、あまり食べていないのに太りやすくなり、
むくみや活動量の低下などが見られます。

治療としては、バセドウ病は甲状腺ホルモンを抑制し、
橋本病はホルモンを薬で補います

喉の異常からこれらの病気に気付いたという人も少なくありません。
早期に発見できれば、
その後の治療や生活習慣によって重症化を防げるので、
喉の腫れが続くようなら医師に相談しましょう。

どちらも女性にかかりやすい病気で、
しかも妊娠しやすさや流産早産などに影響を及ぼすため、注意が必要です。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

ご説明した通り、喉の痛み方によっては、
放置しては危険なものが数多くあります。
それらの病気が疑われる場合は、すぐに病院に行った方が良いですね。

もし、風邪の名残や空気の乾燥、
歌い過ぎなどで一時的に喉が痛いという場合は、
部屋の湿度を上げたり、のど飴を舐めたりして対処しましょう。

喉に良いハーブティーを入れて飲むことで、
ハーブの薬効が直接喉に染み込み、楽になります。
動画では材料をポットに入れるところまでで終わっていますが、ここにお湯を注いで抽出します。

動画の中で使われていたハーブのジャーマンカモミールです。
手軽に、こちらだけで飲んでみるのもいいですね。

また、飲むときは熱々よりも少し冷ました方が、喉への刺激が少なくなります。

このように、原因がわかっている喉の痛みは、
自宅でのケアでも充分ですが、
もしも原因不明の痛みが続くようなら、本文中でお話ししたような病気を疑ってみて下さいね。