正しくは日本脳炎ワクチンの副作用ですが、
実際、日本脳炎ワクチンは重篤な副作用を起こす場合があります。
とは言え、実際に発症する副作用のほとんどはそれほど重篤な物ではありません。

注射部位が腫れる、発熱する、鼻水が出る、頭痛がする、というのが割合と報告の多い副作用です。
但し、日本脳炎ワクチンの副作用はかなり多岐に渡っていて、色々な症状の報告があります。

じん麻疹やアナフィラキシーショック、痙攣や脳炎などの症状が出る事もあります。
そして消化器系にも影響が出る場合があり、その場合には吐き気や腹痛という症状が出る事があるのです。

日本脳炎とは?

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日本脳炎日本脳炎ウイルスに感染する事によって起こる病気です。
日本脳炎ウイルスは人から人へ感染する事はありません。

コガタアカイエカという蚊によって媒介される病気です。
元の保菌母体は主にで、保菌元の豚の血を吸った蚊が人間の血を吸う事で感染します。
ウイルスに感染しても発病する確率は
100分の1〜1000分の1と言われています。

日本脳炎に感染して発病すると38度〜40度高熱を発し、
頭痛や吐き気、目眩、または感覚障害や麻痺などの症状を発症します。

発病した場合の死亡率は2割〜4割、特に子供や老人の場合は死亡率が上昇します。
そして、症状が治まった後に後遺症が出る確率がなんと4割〜7割に達するのです。

日本脳炎の後遺症は、脳を破壊される事から身体の麻痺、パーキンソン病、
精神障害、痙攣など、神経系、精神系の疾患が主体となります。

日本脳炎ワクチンについて

日本脳炎ワクチンは日本脳炎に唯一対抗出来る方法とされています。
日本脳炎は直接の治療方法が無いので、
事前にワクチンを摂取する事によって免疫を付ける事で防ぐのです。

ワクチン接種が一般化する以前は日本脳炎は年間で1000人程が発病する病気でしたが、
この日本脳炎ワクチンを摂取する事によって、
現在では年間10人以下、一桁までに発症が減りました。

しかしワクチンというのは不活性化させたウイルスなので
アレルギー反応を起こす可能性があります。

また、不活性化していても何らかの作用が引き起こされる事があるらしく、
神経系の副作用が起こる事も稀にあります。

日本脳炎の発症数が激減した平成に入って
このワクチンによって引き起こされた副作用によって
重篤な神経系の疾患患者が出てしまいました。

この時までは日本脳炎ワクチンの摂取はほぼ義務化されていましたが
より安全なワクチンが開発されるまで日本中にワクチン摂取を忌避する世論が蔓延して
ほとんどの子供がワクチンを摂取しませんでした。

そのワクチン未摂取の世代平成7年〜平成18年産まれの年代です。

日本脳炎についてはこちらの記事もご参考に!

日本脳炎ワクチンの副作用について

日本脳炎ワクチンの副作用で一番多いのは注射部分が腫れるという症状です。
更に発熱、倦怠感、鼻漏などが多くあります。

これらの症状は基本的には免疫反応です。

じん麻疹や下痢や腹痛も毒素を体から排除しようとする体の反応であると言えるでしょう。
この中で最も危険なのはアナフィラキシーショックで、
過剰な免疫反応によって発生する状態で大変危険です。

しかし、副作用の中にはこれら免疫反応とは違う物もあります。
それは痙攣や昏睡、麻痺や運動失調など日保脳炎ウイルスに感染して発症した場合の
後遺症に近い症状が出る場合があるという事です。

これはワクチンの中に活性ウイルスが入っていたか
不活性でも何らかの影響を受けるという事が考えられます。
この点はまだ理由が良くわかっていないようです。

ワクチンの摂取を反対する意見の多くは、
この危険性を排除出来ていない状態を指摘しているのです。

ワクチン接種によって発症率が大きく下がり、
危険な副作用の発症率も決して高くはないという事も事実です。
ワクチンの基礎知識を身につけることで
ワクチンに対する考えが変わるかもしれません。
一度、書籍やネットなどで詳しく調べてみると良いでしょう。

ワクチンの歴史

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ワクチンについてみなさんはどんな風に思っていますか?
近代医学の治療の常識のように思っているかもしれません。
でも実はワクチンの歴史はかなり古いのです。

なんと1000年以上前にはこの予防方法が一部の国で行われていました。
この治療法が現代医学の歴史の中に顔を出すのは1718年の事です。

トルコで行われていた天然痘の予防方法が正にこのワクチンによる予防だったのです。
当時のイギリスの大使の婦人がこの方法を知って、
自分の子供に施し、知り合いに広めた事から周知される事となりました。
この時の方法は症状の軽い天然痘の菌を使うという物でした。

その後1796年に、牛痘による天然痘ワクチンが完成するのです。
技術が進む物ならば、今後はワクチンの副作用や花粉症などを克服する為に
人間自身の免疫反応をコントロールする技術が開発される事を願いたいものです。