熱中症になってしまったときに、
ldh検査というものが行われることがあるということを知っていましたか?

「熱中症は問診だけでわかるんじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、
ldh検査を行って、病態重症度の判定を行うのです。

ただ、ldhと聞いても何を調べる検査なのか分からない方の方が多いと思うので、
ここでは、熱中症とldh検査の関係について紹介していきたいと思います。

熱中症の時にldhの数値が高いと肝障害が起こっている可能性がある!

熱中症かどうかということは、初診の問診で判断されることがほとんどです。

しかし、熱中症の中でも、1番重傷な熱射病になっている可能性があるときに、
他の病気を発症していないかを調べるために血液検査を行います。

血液検査のうちの1つであるldh検査では、肝臓の機能について調べることができます。
数値が高い場合には、肝障害が起こっている可能性が疑われます。

熱射病になっていると、体温を調節する機能がうまく働いていなかったり、
意識障害を起こしたりするため、そのほかの病態の把握や重症度を判定するために、検査が行われるのです。

様々な臓器が正常に機能しているかを確認して対処しないと熱中症で死に至ることもあります。
熱中症の時に行われるldh検査は、
肝機能に問題がないかをチェックするためのものということを覚えておきましょう。

ldh検査で何がわかるの?

熱中症の時に行われるldh検査では、
肝臓が正常に機能しているかどうかが分かるということを伝えましたが、
ldh検査では肝臓以外にも腎臓赤血球筋肉がダメージを受けているかどうかということを知ることができる検査です。

体のどの部分が悪いのかということを探すために利用することができるのが、ldhなのです。

ldhというのは、乳酸脱水素酵素のことを指しています。
ダメージを受けている臓器では、ldhの数値が高く出ます。
逆に、健康的な組織の場合は、ldhの数値は低いのです。

ldh検査があるからこそ、異常のある臓器だけをさらに詳しく調べていくことができるのですね。

こちらの記事でも熱中症について詳しく説明しています。

ldhの数値の基準ってどうなってるの?

ldhの検査を行っても基準値が分からなければ、
異常があるのかどうかが分からないので、基準値の範囲を紹介していきます。

基準値の範囲
249~490(IU/I)
数値が低い
240(IU/I)未満
数値が高い
490~780(IU/I)
危険性がある
780(IU/I)以上

熱中症であるときに、ldhの数値が高いと肝機能に問題が生じている可能性があります。

また、それ以外に疑われるものとしては、
筋肉障害」「慢性肝炎」「甲状腺機能低下症」「慢性腎炎」がありますし、
数値の上昇がひどいときには、「白血病」「悪性腫瘍」などの可能性があります。
一方、数値が低い場合は、問題がないことがほとんどです。

また、数値が悪かったとしても、さらに詳しい検査の結果異常がないということもあります。
それは、ldhの数値が運動によって上昇するからです。

そのため、数値が悪かった場合には、さらに検査をして疾患のある部分の治療をしたり、
異常がない場合は落ち着いた生活を送ったりすればいいとされています。

熱中症は普段の生活をちょっと気をつければ予防できる!

熱中症は、自分で気をつけていれば予防することができます。

では、どのようなことに気をつけたらいいのかということについては、
この動画を見てください。


熱中症にならないように、帽子をかぶったり、
スポーツドリンクを子どもに持たせたりしている方もいるようですね。

脱水症状の疑いがある場合の水分補給は経口補水液が最適です!

自分の生活の中でできることばかりなので、
水分補給をする」「室温や湿度を気にする」などできることから始めて、熱中症にならないようにしましょう。

まとめ

  • 熱中症でldh検査をすると肝障害かどうかが分かる
  • 熱中症は多臓器不全を起こして死に至るケースがあるので、血液検査が行われる
  • 問診でも熱中症と診断できるが、重度の場合にはldh検査のような血液検査を行う
  • ldhの数値で正常な範囲は、240~490(IU/I)
  • ldhは運動後に数値が上がってしまい、正常範囲を超えることもある
  • 熱中症予防のためには、水分補給室温・湿度に気をつける

ここでは、このようなことについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

熱中症はこれからの時期、心配になるものなので、
熱中症にならないようにできることから予防対策を行っていきましょう。