アトピー持ちの人で、布団がぐっしょり濡れるような寝汗をかいたと思ったら、
ほどなくしてアトピーが悪化した……という人はいませんか?

アトピーと寝汗、これは無関係なことではなく、しっかり関連があるものなのです。
今回は、アトピーの悪化と寝汗の関係について、ご説明します。

大量の寝汗は自律神経の乱れのサイン

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夏でも冬でも、人は寝ている間に多少のをかきます。
その量は、コップ一杯と言われていたり、二杯と言われることもあったりしますが、
とにかく、ある程度の水分は無意識に汗として出ていると考えれば良いでしょう。

今回ご説明する寝汗は、そんな自然な汗とは違います。
室温と関係のない大量の寝汗は、
自律神経の乱れによってかくものだと考えられています。

これは、アトピーの人特有のものではなくて、
自律神経が乱れると、誰もが大量の寝汗をかく可能性があります。

では、なぜ自律神経が乱れると寝汗をかくのでしょうか。

人は眠りに落ちると、より質の良い睡眠を得るため、
多少の寝汗をかいて体温を下げようとします。
これが、自然にかく寝汗の正体で、この作用は自律神経の働きによって起こります。

ですが、自律神経が乱れ、正常な働きをしなくなると、
身体に間違った信号を出し、不要なまでの大量の寝汗を出させようとするのです。

寝汗だけのせいでアトピーが悪化するとは限らない

ここで、間違ってはいけないのは、
寝汗のせいだけでアトピーが悪化するとは限らないということ。

確かに、汗をかくと痒みが増しますし、
良質な睡眠をとれなくなっている状態では身体も疲れてしまい、
そのせいでアトピー症状の悪化を引き起こすこともあるでしょう。

ですが、それ以前に自律神経が乱れるような環境に置かれていること自体が、
アトピー症状を悪化させやすい状態と言えます。

ですから、寝心地の良い寝具に変えたり、
室温を調節したりして対処をしても、汗による痒みは防げますが、
また別な原因でアトピーが悪化する可能性は消しきれません。

やはり寝汗の根本である、自律神経を整えることがアトピー悪化を防ぐ一番の対処法なのです。

ですが、汗をかいてしまうことには汗に対しても対策をしなくてはいけません。
湿ったままの布団はダニなどが増え、かゆみの原因になりかねません。
通気性のいいマットなどを使用して、湿気を予防しましょう。

寝汗やアトピーについてはこちらの記事もご参考に!

自律神経を整えることがアトピー軽減の近道

自律神経アトピー症状の出やすさには密接な関りがあると言われており、
症状の軽減のため自律神経を整えるべきという考え方も、多く聞かれます。

自律神経が乱れやすい状態というのは、ストレスが溜まっている時、
疲れているのに十分な休息をとれない時、
生活習慣が乱れている時、暴飲暴食をした時などなど、
どれも、アトピー症状が悪化しやすい条件と共通するものがあります。

また、女性で言うと、排卵から生理の前あたりの期間に、
ホルモンバランスの変化から自律神経が乱れやすくなります。
女性のアトピー持ちの方で生理前にはアトピーの調子が悪いという人もきっといるはずです。

女性ホルモンによる自律神経の乱れは対処のしようがありませんが、
それ以外の原因は、心がけ次第でどうにか対処できますよね。

まずは、規則正しく、そしてストレスを溜めない生活を送ることが、
アトピーを悪化させない近道と言えるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
寝汗アトピー症状の悪化には無関係なようで、密接に関係があるということをご説明しました。

自律神経は、アトピーだけではなく、さまざまな体調の管理を行う大切な身体の機能です。
これが乱れると、誰しもが体調不良を感じやすくなり、本来の自身の能力を発揮しづらくなってしまいます。

自律神経を整えるには、規則正しくメリハリのある生活を送るほか、
リラックスする時間を確保することも大切です。

ストレス疲れを溜めない生活を送れるように肩の力を抜くことが、
アトピー改善にも良い心がけと言えるでしょう。