よくニュースなどでも目にしたマイコプラズマ肺炎ですが、どんな病気か知っていますか?
実は、マイコプラズマ肺炎は、悪化しなければ悪性度の高い病気ではありません。
しかし、悪化すると恐ろしい合併症などを引き起こしてしまいます。
今回はマイコプラズマ肺炎の症状や、悪化した場合の症状、
治療法や予防法などをお伝えしていきます。
マイコプラズマ肺炎の症状
マイコプラズマ肺炎は以前は4年ごとに流行を繰り返しているためオリンピック病とも呼ばれていました。
一時期は流行が収まっていましたがまた2016年にはニュースなどでも取り上げられ流行となりました。
このマイコプラズマ肺炎の症状は激しい咳と、
39度などの高熱、頭痛、咽頭痛などが主な症状です。
特に咳は夜間に酷くなる場合が多いと言われています。
さらに、マイコプラズマ肺炎は合併症を引き起こすことがあり、
目の充血や皮膚の発疹、髄膜脳炎や心筋炎などです。
https://twitter.com/patyu628/status/831837264577572864
感染経路・潜伏期間・完治までの期間は?
マイコプラズマ肺炎は、
マイコプラズマ・ニューモニエと呼ばれる細菌が気管支や喉などに感染して起こります。
感染経路としては、咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、
感染している人との接触による接触感染があり、
感染してから発症するまでの潜伏期間は2週間から3週間と言われています。
完治までの期間は、大人の場合には個人差がありますが
発熱などは収まっても咳がしつこく残り、平均で2週間から3週間ほどかかる場合が多いようです。
子供の場合にも平均で2週間程度は咳が続く場合が多いようです。
そのため、出席停止などになることもあるようです。
悪化するとどうなる?
マイコプラズマ肺炎を放っておいた場合、稀に悪化する事があります。
悪化した場合には、脱水症状や高熱が続くなどの症状が見られます。
また、心筋炎や髄膜脳炎、肝炎、膵炎など
様々な恐ろしい合併症を引き起こすとも言われています。
特に、髄膜脳炎を引き起こした場合には意識がなくなるなどの症状が見られるようです。
マイコプラズマ自体はそこまで悪性度の高い細菌ではありませんが、
免疫の過剰反応を起こすケースもあるようです。
意識がなくなる、高熱が続くなどの症状が見られた場合には
早急に医療機関を受診することをおすすめします。
悪化した場合や高齢者は、通院ではなく入院になる事が多いようです。
https://twitter.com/milkcnu369/status/844037848336486400
治療法や充血の改善方法は?
マイコプラズマ肺炎の治療法は、水分や栄養に気を付けて安静に過ごすことです。
また、医療機関を受診した場合には抗生剤を処方されるので、容量などを守って服用することです。
最近では、抗生剤に耐性のあるマイコプラズマも存在するので
服用した後に症状が落ち着くかどうかの見極めが大事です。
では、マイコプラズマ肺炎にかかって目の充血がある場合には良い目薬はあるのでしょうか。
多くの場合、マイコプラズマ肺炎にかかって目の充血がある際には、
結膜炎であることがほとんどだそうです。
しかし、細菌性の結膜炎かどうか分からない場合には
やはり、医療機関を受診した際に目薬を処方してもらうのが良いです。
マイコプラズマ肺炎についてはこちらの記事もご参考に!
マイコプラズマ肺炎の予防法は?
マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染と接触感染から感染してしまいます。
主な予防法は…
- 感染者と接触しない
- 手洗い、うがいをしっかり行う
- マスクを着用
- 流行時、人混みを避ける
- 十分に睡眠をとる以上の事に気を付けて生活をする
これらを心がけることで、感染リスクが完全にではなくとも少し下がります。
特に、流行しやすい季節には咳をしている人にはなるべく近付かない方が良いと言えます。
身近ではマイコプラズマ肺炎が、
流行ってます。うがいと、手洗い、
マスクをして感染予防をしましょう。早々、休養してね。
おやすみなさい。— どんた (@kitayan1128) March 15, 2017
まとめ
マイコプラズマ肺炎の症状は人によって様々です。
咳や発熱だけでなく、吐き気などの消化器系にも症状が出る場合もあるそうです。
軽度の場合には、咳が続くのみで自分ではマイコプラズマ肺炎だと自覚しないこともあるようです。
咳が長引いてるなと思ったら一度、医療機関を受診してみてはいかがでしょうか。
マイコプラズマ肺炎と聞くと、難しい名前で怖いイメージがありますが、
実際には高齢者でなく悪化しなければそこまで怖い病気ではありません。
悪化する前に、治療を行い恐ろしい合併症を引き起こさないようにしましょう。
そして、普段から睡眠をとり、健康的な生活と手洗いやうがいを行い、マイコプラズマ肺炎に感染しないよう予防しましょう。