じっと座っているとき、夜お布団に入っているときなどに、
足先がむずむずして落ち着かなくなってしまう病気、むずむず脚症候群

この病気の原因はまだ解明されていませんが、
ある意見によると、アトピー性皮膚炎と関係があるのではと言われています。

今回は、そんな二つの病気の関連性について、考えてみましょう。

むずむず脚症候群とは

2016-01-26b-2

むずむず脚症候群とは、身体をリラックスさせている時に、
足に何も付いていないのに何かがまとわりついているような感覚に襲われて
むずむずしてしまう病気です。

一日中というわけではなく、
眠る前一休みしている時に足がむずむずするだけですから、
生活に支障は無いように思えますが、実際はそうではありません。

脚の機能自体に問題が見られる病気ではないのですが、
その不快感から夜眠れなくなってしまったり、
うつ病のような精神疾患に発展しまうこともあるそうです。

精神疾患まで行かなくても、
快適に眠れないということは、日常生活を送る上でかなりのストレスになります。
不眠を招くというだけでも、
むずむず脚症候群は見過ごせない病気だと言えるでしょう。

この病気の原因はまだ完全にわかってはいないのですが、
貧血が原因という説や、糖尿病、妊娠中に起こりやすいという報告などがあります。

アトピー性皮膚炎の人には、むずむず脚症候群が出やすい?

むずむず脚症候群は、貧血糖尿病患者の他、
アトピー性皮膚炎患者にも起こりやすいと言われています。

アトピー性皮膚炎とむずむず脚症候群の関連性は公式に発表されていませんが、
この2つの病気に共通するのは、「自律神経の乱れ」ではないかという意見もあるようです。

確かに、アトピー性皮膚炎自体は、
もともとその因子を持つ人に起こりやすい病気ではありますが、
その症状の悪化や軽減のカギは、自律神経が握っていると言っても過言ではありません。

自律神経が乱れると、体内の免疫力を司る白血球コントロールできなくなり、
アトピー性皮膚炎が悪化すると考えられています。

一方、むずむず脚症候群も、
神経伝達物質であるドーパミンの乱れから脳の神経細胞エラーを起こしてしまい、
脚に異常な感覚を与えるという説があります。

このドーパミンの分泌は、まさに自律神経により支配されているものですから、
自律神経の乱れにより、むずむず脚症候群が起こると考えても不自然ではありません。

2つの病気は、自律神経の乱れで悪化する

アトピー性皮膚炎もむずむず脚症候群も、
自律神経の乱れが影響するものだということは、先ほどご説明の通りです。

つまり、むずむず脚症候群とアトピー性皮膚炎を両方持つ患者が多いのではなく、
正しくは、自律神経の乱れによって、
2つの症状を同時に自覚しやすくなってしまっているということではないでしょうか。

確かに、2つの病気の症状は、双方痒みくすぐったさを感じ、
眠気を妨げるほどの不快感を与えるものなので、印象に残りやすいですよね。

その「病気によって苦しめられている」というストレスが更に自律神経に悪影響を与え、
より一層、2つの病気の症状を重くするのではないかと考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
むずむず脚症候群アトピー性皮膚炎
2つの病気の関係について、ご説明しました。

本文中でご説明した通り、
2つの病気には直接の関連性は恐らくありません。
ですが、共に自律神経の調子によって症状の出やすさが左右される病気のため、
2つの症状が一気に出やすいことは確かでしょう。

今現在、これらの2つの病気に悩まされているという人は、
ストレスを溜め込まない、生活習慣を整えるなどして、
自律神経を正常化することで、症状の軽減が見込めるのではないでしょうか。

カフェインが睡眠を妨げてしまうのは有名な話ですよね。
足がむずむずして、ただでさえ寝づらいのにカフェインなんて摂取してしまったら
余計に眠れなくなってしまいます。
日頃からコーヒーをノンカフェインに変えてみたり、
タバコやアルコールも控えるように気をつけましょう。

もちろん、どちらの病気も根本治療できるというわけではありませんが、
リラックス時や就寝時の不快感が和らぐだけでも、かなり生活しやすくなるはずですよ。