子供がかかりやすい伝染病の一つ、おたふく風邪
子供のうちに感染しておけば一生ものの免疫がつく病気ですが、
大人になっても免疫が無いままの人も、少数ですがいるようです。

今回は、そんなおたふく風邪のおさらいと、
大人が感染した場合などについて、ご説明します。

おたふく風邪のおさらい

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おたふく風邪は、正式名称を「流行性耳下腺炎」と言います。
漢字の通り、耳下腺に炎症を起こし、
発熱や腫れ、痛みなどを引き起こす病気としてよく知られていますよね。

また、その炎症が起こる部位から顔が下膨れたように腫れるため、
「お多福」のように見えることから、「おたふく風邪」の通称が付けられています。

原因となる病原体は「ムンプスウイルス」と呼ばれるウイルスで、
咳やくしゃみなどの飛沫が口内に入って感染する飛沫感染、
もしくは感染者やその持ち物にウイルスが付着し、
それに触れた人が口からウイルスを取り入れてしまう接触感染によって伝染します。

症状は、最初は寒気やだるさ、微熱などが出て、
それから12〜24時間程度経過すると唾液腺が腫れて、痛み出してきます。

ここから頬や顎にまで腫れが広がり、
同時に39度〜40度にもなる高熱が出ることも。

これらの症状は、痛みは5〜7日、
腫れは6〜10日程度で消え、落ち着くことがほとんどです。

大人のおたふく風邪はどんな症状?

このおたふく風邪は、一度感染すれば
免疫ができて二度とかからない病気と言われています。

ですが、子供の頃に免疫を作るチャンス(感染)が無かった人の場合は、
当然ですが大人になってからおたふく風邪に感染する可能性があります。

大人の場合、症状が出る部位などは子供と変わりませんが、
比較的重症になりやすいと言われています。
例えば発熱は、40度近く出ることがよく見られますし、
腫れ方も子供のものよりもひどい場合が多いようです。


また、このように、大人のおたふく風邪は、
不妊症や陰部の腫れなどを引き起こすとも言われていて、恐れられているのです。

なぜ大人の方が重症になりやすいのかと言うと、
身体がまだできていない子供と異なり、既に体に強い抵抗力が備わっているため、
ウイルスとの戦いが激しくなるせいだと考えられています。

また、噛むときに痛みを伴うため食事が難しくなる場合もあります。

その際は、スポーツドリンクやジュースではなく、
なるべく経口補水液で水分を補給しましょう。
飲む点滴とも言われていますので、他のジュースよりかは失われた栄養分も補給できます。

おたふく風邪の流行時期はいつ?

そんなおたふく風邪ですが、感染経験のない大人が予防するためには、
流行する時期を押さえておく必要がありますよね。

でも、おたふく風邪に流行時期なんて、あるのでしょうか。
子供の頃の記憶だと、季節に関わらず、
誰かしらがおたふく風邪にかかっていたような気がしますよね。

しかし、確かに、おたふく風邪には流行時期が存在します。
それは、冬〜春にかけて。

これには特に難しい理由は無く空気が乾燥しやすいとか、
寒さで抵抗力が弱まるなど、風邪やインフルエンザの流行と同じ理由だそうです。

しかし、都市部は人口が密集しているため、
季節など関係なく、一年中おたふく風邪に感染するリスクがあるため、
感染経験のない人は、気を付ける必要があります。

まとめ

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いかがでしたか。
おたふく風邪についてのおさらいや流行時期、
大人が感染した場合などについてご説明しました。

あなたは、もうおたふく風邪に感染しましたか?
子供の頃のことですから、
思い出せないという人もいるかもしれません。

ですが、もしもまだ感染していないというのが確実なら、
これから感染する可能性があることを、忘れてはいけません。

大人になれば、お仕事や家事など、
休むことができない事情を持つ人が大半だと思います。

そんな中、病で倒れて、周囲に心配や迷惑をかけることになってしまってはいけませんよね。

おたふく風邪は、一度は感染して免疫を作っておいた方が良い病気だと言われていますが、
忙しい時期などには、感染予防をしておくべきかもしれません。