モートン病」という病気を知っていますか?

あまり聞き慣れませんが、足先に痺れや痛みを生じる、誰にでも起こり得る病気なのです。

このモートン病の症状が、しもやけに似ているため、処置が遅れることがあるようです。
今回は、モートン病の症状や原因、対処法についてご説明します。

モートン病とは

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モートン病とは、足の指の付け根、
特に中指と薬指の間のあたりに痺れるような痛みを感じる病気です。
また、症状が悪化していると、他の指にも痛みを生じることがあります。

この病気になる原因は、足の五本の指が描くアーチ構造が崩れることです。
本来、足の指は親指と小指が根元となるように、緩やかにアーチを描くようなつくりになっています。

このアーチが崩れ、中指の付け根に過剰な負担がかかることで神経が圧迫され、
慢性的な圧力によって「モートン神経腫」というこぶになり、それが周囲を刺激して
指に痺れや痛みを生じさせるのです。

これをこのまま放っておくと、
最初は歩いている時だけの痛みだったものが慢性化し、
足を使っていない時まで痛みを感じるようになって、生活に不自由が出てしまいます。

モートン病としもやけの違い

このモートン病は、おしゃれを優先して、
足に負担がかかるデザインの靴を好んで履く、若い女性などに多いようです。
また、ランニングのしすぎなどスポーツによって生じる場合もあります。

このモートン病、症状が軽いうちは、
ただのしもやけと勘違いして放置してしまう人が少なくないそうです。
確かに、しもやけは寒さだけではなくきつい靴を履いて血行が悪くなることによっても
起こりますから、勘違いしてもおかしくはありませんね。

しかし、モートン病は神経の疾患、しもやけは皮膚の疾患と、そもそもの患部が異なります。

しもやけは皮膚に赤みを生じ痛みの他にとにかく痒くなります。
痒くなる部分も、皮膚の表面です。

モートン病は、赤みを生じることはありませんし激しい痒みもありません。
痺れによってくすぐったいような感覚が生じることはありますが、
それは足の内側から起こるもので、表面に起こるものではありません。

このように、皮膚の表面の様子はどうか、
痒みはあるかなどでモートン病としもやけを見分けることができます。

悪化させないためには?

モートン病の一番の治療は、靴、足の形などを根本的に改善し、
神経に負担をかけないようにすることです。

まず、足がアーチを作るようにするためにテーピングを行うことが推奨されます。
動画で、アーチを作るテーピングが説明されています。

こちらをご覧下さい。

また、合わない靴によって足に刺激がある場合は、足の形に合った靴を履くようにします。

もし、偏平足などで、もともとの足の形が悪い場合は、
医療用のインソールを入れて、足の負担を軽減します。
モートン病対策のインソールもありますので、
歩き方や足の形を改善しましょう。

同時進行で、一時的な痛みの軽減を目的に、
病院で飲み薬を出してもらったりステロイド注射を行う場合もあります。

このようにして過ごしているうち通常は痛みの改善が見られますが、
それでも良くならない場合は、手術をすることもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
あまり知られていないけれど、実は患者数が多いと言われているモートン病についてご説明しました。

悪化するまで気付かない人が多いということは、あまり重大な病気ではないのでは?
と思った方も、きっといると思います。

ですが、それは間違いで足の裏から来る病気は、
全身の骨格に影響を及ぼす恐れのあるものばかりなのです。

足の裏は、歩くときに地面から来る衝撃を全て受け止める役割を担っています。
もし、足の裏が衝撃を受け止められなくなったら、くるぶし、膝、腰、背骨と下から順に
関節がダメージを受けてしまうことになります。

ですから、軽い痛みと甘く見ずに、
「おかしいな?」と思ったら、すぐに対処することをおすすめします。