水疱瘡はウイルスによって引き起こされる病気です。
ウイルスなので感染すると身体に抗体が作られて同じ病気には罹らなくなります。

しかし、水疱瘡のウイルスは大人になって再発する事があります。
水疱瘡が治った後、ウイルスの一部は身体の中に残り、
そこで帯状疱疹という病気として再発する場合があるのです。

水疱瘡とは

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水疱瘡は水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる病気です。
このウイルスは人や猿などだけを宿主とするウイルスで非常に感染力が強く、
子供が集団生活を始める時期に罹る事が多い病気とされています。

風邪のような症状で発熱したりしなかったりと感染後の状態は様々ですが、
その特徴としてその名の通り身体中に水疱ができ、発病から一週間程度は感染源となって
他人にウイルスを感染させてしまうリスクがあるため学校などには行けません。

大体一週間程度経過すると水疱がなくなってカサブタも取れ、
それに伴って感染力も無くなるので登校しても大丈夫になります。

また、乳幼児や大人が感染すると重篤化しやすいため注意が必要とされています。
水痘帯状疱疹ウイルスのワクチンの摂取、
つまり予防接種は2016年から定期接種となり、
乳幼児は1才の時に1回目を3才までに2回目の定期接種が受けられるようになりました。

ここで受けておくとたとえ感染したとしても軽く罹る事になるので安心感があります。
子供の頃に予防接種を受けておらず、また水疱瘡に罹った事がない場合は
大人になって感染しないように個人的に予防接種を受ける事も出来ます。

水疱瘡は再発する?

水疱瘡の原因ウイルスである水痘帯状疱疹ウイルスは、
前述した通り人間を宿主とするウイルスで、
感染すると全部が死滅したり出て行ったりせずに神経節の中に潜り込みそこに生涯潜伏します。

そして宿主である人間が大人になってストレスを抱え込んだり、
体調が悪くなったり、高齢化して抵抗力が落ちたりすると帯状疱疹として再発する事があります。


この帯状疱疹のウイルスは水疱瘡と同じウイルスなので、
帯状疱疹を発症している方から水疱瘡の抗体を持っていない人に感染して水疱瘡を発症する場合があります。

周囲で流行している訳でもなく急に発症するので、
気付かずに未感染の方と接触して感染させてしまう事もあるのです。

うっかり妊娠中の方を感染させてしまうと胎児に影響が出る場合があるので、
出来るだけストレスを溜め込んだりしないようにして発症リスクを下げましょう。

妊婦さんはもちろん、妊婦さんと会う時はマスクをして
お互いに気遣いができると発症する確率がグンと下がりますね。
コンビニでもマスクが売っているので一枚だけでも常に持ち歩いていると安心です。

しかし、そもそも再発確率はとても低く、
普段の神経節にいる状態で他人に感染するような事はありません。

似て異なる病気単純ヘルペス

水痘帯状疱疹ウイルスが再発する可能性があると言っても、
前述した通り再発の確率はかなり低いとされています。
それなのにしょっちゅう帯状疱疹が発症するという方は
実は単純ヘルペスを発症している可能性があります。

水痘帯状疱疹ウイルスもヘルペスウイルスの仲間で、
同じように水疱を発症する為、
この二つの病気はなかなかお医者さんでも見分けが付かない場合もあるようです。


普通、単純ヘルペスは唇や性器といった部分に発症するものなのですが、
稀にそれ以外にも発症するのでそうなると本格的に帯状疱疹との見分けが困難になってしまいます。

この単純ヘルペスも神経節に棲み着いて、
更に水痘帯状疱疹ウイルスと違ってしょっちゅう発症するので、
何度も発症するようならば帯状疱疹ではなくこの単純ヘルペスを疑うべきなのかもしれません。
発症中はどちらも強い感染力がある事を覚えておいてください。

帯状疱疹は実は危険な病気?

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実は帯状疱疹には発疹が身体を一周したら死んでしまうという噂があります。
このたぐいの言い伝えは海外にもあるようで、結構多くの人が信じている話でもあります。

ですが、お医者さんによるとこれは単なる噂にすぎず、そんな事実は無いという事です。
それにしてもなぜそんな噂が当たり前のように語られているのでしょうか?

これは個人的な解釈ですが、
帯状疱疹が発症する事態というのはその人の身体にとって
かなりの危機的状況にあるからではないかと思うのです。

水痘帯状疱疹ウイルスは人間を終宿主としているウイルスなので
人間の神経節の中で
普段は落ち着いています。

私達がその立場にあると仮定してみれば我が家にいるようなものです。
ところが急に大地震が起き、雲行きが怪しくなって来ました。

これは引っ越さなければ危ない!
ウイルスがそう判断しているという事なのではないか?という事です。

実際帯状疱疹を発症した方の中にはガンや
白血病などの重篤な病だった方もいるようなので
そういった経験則でそんな噂が広まってしまったのかもしれませんね。