薄い味が分からなかったり、何を食べてもしょっぱく感じてしまったりするような
味覚障害に悩まされている方もいると思います。
近年は、味覚障害の患者さんが増えているとも言われていますが、
味覚障害の原因は色々あるということをご存じでしたか?
今回は、味覚障害の原因や症状について紹介していきたいと思います。
味覚障害に悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を読んで、参考にしてもらえるといいと思います。
味覚障害の原因は8つもある?
味覚障害の原因として考えられているのは…
- 味蕾の減少萎縮
- 亜鉛不足
- 唾液分泌の低下
- 舌苔が多量についている
- 味覚の感覚神経にダメージがある
- 鼻がつまっている
- 薬の副作用
- 心因性
味蕾は、味覚を感じる部分になりますが、老化とともに減少・萎縮するとされています。
しかし、老化ではなく、
食生活の乱れによって亜鉛不足になると、味覚障害になってしまうこともあります。
若者が味覚障害になる場合は、亜鉛不足が原因であることが多いようです。
味覚障害の原因や症状について、詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
味細胞の働きが悪くなると味覚がおかしくなる
味覚障害になってしまって、何を食べてもしょっぱく感じるような場合には、
味細胞の働きが悪くなっている可能性があります。
味細胞を正常に働かせるためには、亜鉛が不可欠なのですが、
ファーストフードばかり食べていたり、
味の濃いものばかり食べていたりすると、亜鉛不足になってしまいます。
そうすると、味蕾にある味細胞が新しいものと入れ替わることができず、
味覚が鈍ってしまうのです。
味覚障害を治すためには、亜鉛を補うことが大切になってきます。
亜鉛は、牡蠣やレバー、牛肉、カニ、たらこなどに含まれているので、
普段の食事で亜鉛の多いものを食べるように意識するといいでしょう。
また、食事で亜鉛を補うことが難しいと感じた場合には、
亜鉛サプリを飲んで補うという方法もあります。
数年前、味覚障害になったことがあります★自分で気づきました★舌の先が軽く痺れるような、軽い違和感が持続したからです★食生活が偏っていたことを反省★その時だけ亜鉛のサプリに頼りました★よく言われていることですが、何でもまんべんなく食べることが大切です★☆
— 料理が趣味 (@kicchinryouri) July 31, 2017
減量してて体の疲労なのか何なのか、何食べても激マズ!で驚いたんですよ。でも同じものを食べている皆は美味しいと言うんですよ。おや…?と思ってちょっと冷静になって考えたんですが、多分味覚障害っぽくなっているんじゃあ…?と亜鉛のサプリを飲んだら味が分かるようになってホッとした!
— るちあ (@luciaaaaa0818) July 28, 2017
ほんの僅かだけど段々と味覚障害がマシになってきた 亜鉛サイコー!
— ヤマグチミ蚊 (@yamamikatter) July 27, 2017
亜鉛サプリを飲んで、味覚障害の症状が改善されたという方もたくさんいますが、
普段の食事の内容を見直すことも大切になってくるようです。
また、しょっぱく感じてしまう症状の他にも、味を感じなくなることや、
嫌な味に感じること、苦味や渋みを感じることなども症状としてあります。
味覚障害についてはこちらの記事もご参考に!
味覚障害を疑ったときは耳鼻咽喉科を受診しよう
味覚障害の可能性があると感じたら、
味覚機能検査が受けられる耳鼻咽喉科や味覚専門外来を受診するといいでしょう。
原因は、1つだけでなく、複数の要因が重なっている場合も多いので、
場合によっては内科・歯科・心療内科などと一緒に治療していく必要があります。
味覚障害だと診断されたら、亜鉛製剤を処方されることがほとんどです。
治療薬として認可されているものがないので、
亜鉛不足を解消させるというのが治療方法になっているのです。
適切に対処することで症状をよくすることができるので、
味覚障害を疑ったら早めに病院を受診して、治療を始めるといいでしょう。
味覚に異常があるときは味覚障害ではなく、病気の可能性もある?
味覚の変化がある場合には、
糖尿病や肝臓病、腎臓病、胃腸障害、うつ病などの病気である可能性もあります。
例えば、糖尿病である場合には、神経や腎機能が正常に働かなくなってしまうことで、
味覚障害を起こしやすくなってしまうといわれています。
ただし、ここで紹介した病気というのは、原因の1つであって、
必ずしも病気そのものが味覚障害を引き起こしているとは言い切れません。
そのため、味覚がおかしいと感じたら、
病院を受診して味覚がおかしくなった原因を調べてもらう必要があります。
味覚障害にならないためにはどうしたらいいの?
味覚障害を予防するためには、
- 喫煙を控える
- 亜鉛を含む食品を食べる
- バランスの良い食事を摂る
- よく噛んで食べる
- 歯磨きを行って、口内を清潔に保つ
というようなことが挙げられます。
これらのことを心がけて生活すると、味覚障害を予防することができます。
味覚障害になってしまって、濃い味付けのものばかり食べてしまうと、
高血圧などの二次的な病気になってしまう可能性があるので、気をつけましょう。
まとめ
- 味覚障害の原因は亜鉛不足などが挙げられる
- 亜鉛不足によって味細胞の働きが悪くなると味覚がおかしくなる
- 特定の味を感じられなくなったり、嫌な味に感じたりするような症状がある
- 亜鉛不足は亜鉛サプリを飲むことで解消することができる
- 味覚障害だと感じたら耳鼻咽喉科にかかるといい
- 味覚障害の原因は、糖尿病などの病気である可能性もある
今回は、このようなことについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
味覚障害の原因が病気である可能性もあるので、味覚障害を疑ったら、
早めに病院に行って適切な処置をしてもらうといいでしょう。