アレルギー性結膜炎やものもらいなどで出る「目やに」。
様々な原因によって出るものですが、中には蕁麻疹のせいで出るものもあるそうです。
この蕁麻疹から来る目やに、もしかしたら通院の必要があるものかもしれません。
今回は、目やにと蕁麻疹の関係、そして対処法についてご説明します。
目やにと蕁麻疹の関係は?
蕁麻疹と目やにが同時に出ることは珍しくありません。
蕁麻疹のせいで目やにが、またはその逆で目やにのせいで蕁麻疹が出るということはありませんが、同じ病気で二つの症状が出ることはあり得ます。
例えば、アレルギー。
食物、薬剤、植物などでアレルギーを起こして、
結膜炎と蕁麻疹が同時に出てしまうということがよく見られます。
また、子供に多いもので「ヘルペス性結膜炎」というものがあります。
初めてヘルペスウイルスに感染した時に起こりやすく、結膜炎による目やに、
そして、目の周りの水疱が特徴の病気です。
この病気にかかると、同時に角膜ヘルペスを起こすこともあります。
咽頭結膜熱、つまりプール熱では結膜炎による目やにが出ますが、
まれに蕁麻疹と見間違えるような湿疹が同時に出ることもあるそうです。
この場合は、別な病気を併発している可能性もあります。
湿疹が出る病気の代表格である手足口病にかかったときに
目やにが出たという話もありますが、手足口病には基本的に目の症状が無いため、
やはり別な病気を疑う必要がありそうです。
蕁麻疹についてはこちらの記事もご参考に!
赤ちゃんの目やにの掃除方法は
蕁麻疹や湿疹を併発していてもしていなくても、
赤ちゃんの場合は目やにの除去を大人がしてあげる必要があります。
まず、目やにのお掃除はまだ目やにが湿った状態のうちに行いましょう。
目やにが乾いてしまうと取りにくいことこの上ないですし、
上下のまつ毛に絡んだまま固まってしまい、目を開けられなくなるなどの障害があるからです。
用意するものは、清潔なガーゼときれいなお水。
このガーゼをきれいなお水で湿らせて、目やにをそっと撫でるように拭うだけです。
左右の目に同じガーゼではなく、その都度新しいものを使って下さい。
こちらの動画でも目やにの取り方を紹介していますので、参考にして下さいね。
赤ちゃんは感染症や眼病でなくても目やにを出すことは珍しくありませんが、
あまりにも量が多かったり、目元を触られるのを嫌がるそぶりを見せるようなら病院で診てもらって下さい。
目やにの症状についてはこちらの記事もご参考に!
蕁麻疹を併発する目やにがひどい時は
蕁麻疹と目やにが同時に出ているような場合の対処法としては、
病院にかかるのが一番良いのですが、時間帯によっては難しいこともありますよね。
そんな時は、市販のお薬で対処しましょう。
まず、出ているものが湿疹ではなく蕁麻疹だと確信しているなら、
アレルギーによる目やになら飲み薬だけで良くなることも多いですが、抗菌タイプの目薬をさしても良いでしょう。
また、目やにを放置すると大人でも目を傷つけることになりやすいです。
赤ちゃんと同じように、清潔なガーゼやコットンなどを湿らせて目の周りをきれいにしましょう。
当然ですが、コンタクトレンズや強めのアイメイクは厳禁です。
目は大事な器官の一つですから、市販薬だけに頼らず病院へ行くことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
蕁麻疹と目やにの関係を中心にご説明しました。
蕁麻疹や湿疹と目やにが一緒に出ることは意外と珍しくありません。
でも、双方に因果関係があるとはっきりしている病気は少ないため、
「恐ろしい病気なのでは……」と思ってしまう人も多いようです。
手足口病などは、目の症状が無いのが普通ですが、身体が弱っているせいなのか、
ホコリやダニなどが刺激になって結膜炎を併発するというケースがあるようです。
そもそも子供の場合は、蕁麻疹も目やにも、大人よりも頻繁に出やすいものです。
もし、子供が両方の症状を訴えているようなら、無理に因果関係をこじつけて考えずに、
別々の病気を併発しているという可能性も考えましょう。
やはり、何が原因かわからない病気は怖いですから、病院で診断を貰うのが安心ですね。