果物の女王とも呼ばれるマンゴスチン。
一般の食卓に並ぶ機会はまだまだ少ないですが、食べたことがあるという人も今では増えてきているはず。
でもアレルギーがある人は、簡単には手を出せませんよね。
しかし、マンゴスチンはアトピーに効くという説もあるようです。
今回は、マンゴスチンと健康についてお伝えします。
マンゴスチンってどんな果物?
赤紫色の果皮を割ると、中から白くてきれいな果肉が登場するマンゴスチン。
見た目だけではなく、味は甘さと酸っぱさ、
そしてジューシーさと良い香りが際立ってまさに果物の女王と呼ぶにふさわしいものです。
原産国はマレー半島で、日本で見かけるものはタイ産のものがほとんどです。
マンゴスチンの栄養価と言えば、ビタミンB1が果物にしては多いというくらいで突出したものはありません。
お世辞にも安価とは言えない果物ですし、
どちらかと言えば、栄養目的ではなく純粋に美味しさを楽しむために購入する人が多いようですね。
こんなところも、まさに「女王」といった感じです。
アレルギー反応が起こるって本当?
ところで、果物アレルギーがある人は、マンゴスチンも気軽に食べられませんよね。
実際、マンゴスチンに触れたり食べたりすると、目や皮膚の柔らかいところが痒くなってしまうという人がいるようです。
実は私も食べ物アレルギーあります。
マンゴスチンです。あと、ランブータン。病院の問診票に書くと、大抵「なんだそれ」的な対応を受けます。— 喘息あるある (@zensoku1gou) May 30, 2015
マンゴスチンだったかなー。好きな人が旅先で食べまくったらアレルギー発症しちゃって、神様が定めた量を超えちゃったんだね…(ほろ ての。
— レティア (@letia_dqx) February 4, 2015
マンゴスチンは一般にあまり普及していない食べ物なので、
アレルギーと知らずに旅行先で食べて大変なことになったという人も少なくないそうです。
マンゴスチンでアレルギーを起こす人は確実に存在しますが、
どの成分に反応しているのかは今のところはっきりわからないのだとか。
アレルギー持ちの人が体感的に「マンゴスチンを食べると痒くなる」と感じるケースが多いのですが、
病院でマンゴスチンアレルギーを事前に調べることは難しいようなので、
アレルギーが心配な人は、果汁をパッチテストして調べてみるのが良さそうです。
食べてからアレルギー反応が起こった場合は、
痒みが出る程度の軽いものなら時間を置けば治ることが多いですが、
喉が腫れたりして呼吸困難に陥りそうなら、命に関わることもあるのですぐに病院に行って下さい。
こちらの記事でもアレルギーについて詳しく説明しています。
なぜアトピーに効果的と言われているのか
アレルギーを起こすという説とは逆に、アトピー性皮膚炎に効くという説があります。
これは、マンゴスチンに含まれる「キサントン」という成分が、抗炎症作用や抗アレルギー作用をもたらすということから。
先ほどとは矛盾しているようですが、
つまり、マンゴスチンそのものにアレルギーを示さない人にとっては、
マンゴスチンはその他のアレルギーを鎮めてくれるものだということですね。
キサントンは、マンゴスチンの果肉の部分ではなく固い果皮に豊富に含まれるとのことなので、
生の果肉を食べ続ければアトピーが治るというわけではなさそうです。
マンゴスチンはどこで買えるの?
マンゴスチンそのものを味わうことが目的なら、
果実をそのまま冷凍したものと生のまま輸入されたものがあります。
生は4~5月が旬のため入手しにくいですが、味はやっぱりこちらの方が上のようです。
生も冷凍も、南国フルーツを数多く取り揃えているような高級スーパーで手に入ります。
お近くにそんなお店が無いという人の場合は、果物専門のネットショップで買うことができますよ。
また、味わうためではなく、アトピーやアレルギー対策としてマンゴスチンをということなら、サプリメントが良いでしょう。
楽天市場やAmazonにあるサプリメントショップでは、
マンゴスチンそのものをサプリメントにしたものを購入できます。
一本(一ヶ月分)580円と、とてもお安いお値段でした。
これなら、生の果物を食べるより安上がりですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本ではまだメジャーになっていないマンゴスチンですが、
美味しい上に健康にも良いとなると、これからブームになりそうですよね。
ただ、マンゴスチンにアレルギーがある人は、サプリメントの摂取も控えた方が良さそうです。
マンゴスチンサプリメントはマンゴスチンそのものを濃縮したものが少なくありませんし、
キサントンを抽出したものであっても、アレルギーが起こらないという保証はありません。
マンゴスチンを健康のために取り入れるなら、自分の身体に合っているかどうかを確認してから購入した方が安心ですね。