急性糸球体腎炎をご存知ですか?
実は良く耳にするある感染症が原因でかかってしまうことがあるんです。

子供だけでなく、大人もかかることがある急性糸球体腎炎。
今日は子供と大人の症状の違いや、家ではどのように治療したら良いかをお話します!

急性糸球体腎炎って?

2016-07-09b

血液の濾過が行えなくなり、ひどくなると腎不全も!

急性糸球体腎炎とは血液の濾過の働きをする糸球体が炎症を起こし
血液が濾過出来ず、尿が減ったり、むくみやが出たりします。
老廃物がきちんと排出できなくなるため、
老廃物が体内に溜まってしまい尿素窒素やクレアチニンが高くなり
最悪の場合腎不全になってしまいます。

そして、炎症を起こし傷ついた糸球体から
普段は尿に出ない蛋白や赤血球や白血球が出てしまい血尿や蛋白尿になってしまいます。


子供と大人で症状は違うの?

子供も大人もかかることがある急性糸球体腎炎。
いったい症状はどのように違うのでしょうか?

子どもの場合

子どもの場合、主に浮腫と高血圧が顕著に現れます。
最初2~3日で尿が減っていき、尿の色は濃く茶色くなります。
その後、浮腫が出てきて、ひどくなると胸やお腹に水が貯まることがあります。

高血圧があると頭痛や嘔吐、けいれんの症状が出るようになります。
浮腫が出てから、7~10日ほどは腎機能が低下してしまい
高カリウム血症や高血圧になることもあり、注意しなければなりません。
基本的に子どもは慢性腎不全になることはまずありません。

大人の場合

大人の場合、約半数は症状は見られません。
症状が見られる場合には、浮腫や尿の減少、血尿などが現れます。

最も多いのが、脚のムクミが目立つようになり
そのまま腎機能が低下してくると血圧の上昇が見られます。
すると、高血圧と脳の腫れにより、頭痛やけいれん、視覚障害などが現れます。

腎不全に移行することも多く、大人はしっかりと治療を行う必要があります。

感染の原因

原因の1番は溶連菌感染症!
急性糸球体腎炎が起こる原因は、
咽頭炎や扁桃腺炎といったものもありますが
急性糸球体腎炎の原因の90%を占めるのが溶連菌感染症です。

溶連菌感染症にかかると、
免疫反応として体内で溶連菌の抗体を作り出します。
その抗体と溶連菌が結合して出来た複合物が、
血液に乗っていき糸球体にひっかかり炎症が起こることから急性糸球体腎炎になります。

子どもに多い溶連菌感染症から起こるので、
4~12歳の間に急性糸球体腎炎も多くありました。
しかし、今は溶連菌感染症に対して早期の抗生物質が投与されるため最近では減少傾向に有ります。

小児がなった場合看護のやり方

症状の軽減と合併症の予防、保護が大切となってきます。
体を安静にしつつ、毛布などで体をしっかりと温めましょう。

そして、食事療法を行います。
急性糸球体腎炎の程度にもよりますが、
塩分と蛋白を制限し、腎臓に負担をかけないようにします。

そして水分量にも気をつけ、
摂取量よりも排出量が多くなるようにバランスを取る必要があります。

成人の場合、腎不全になると人工透析になります。
基本的には1~2週間で尿が出だすので、そうすれば一気に快方へ向かいます。

その後もしっかりと、医療機関で診察を受けて医師から許可をもらうまで
食事療法などは気をつけるようにしましょうね。

家庭でできる治し方

基本的には自然に回復へ、しかし食事療法に気をつけましょう!

急性糸球体腎炎は自然に治ることになりますので
家庭では医師から言われたように塩分や蛋白の量を守り食事を気をつけていると大丈夫です。

そして、発症後1~2週間は安静にするようにしましょう。
子どもの場合、熱などがないと安静にしておくことは難しいので
少しでも早く寝かせてあげたり、外出しないようにしてあげるなど工夫してあげましょうね。

まずは溶連菌に感染しないこと。
そのためには手洗いうがいはもちろん、除菌も忘れずに。
赤ちゃんが誤って口にしてしまっても大丈夫な成分でできているので
安心して使うことができます。

まとめ

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辛い症状の溶連菌感染症がやっと治ったというのに
後遺症として急性糸球体腎炎があるなんで驚きですよね。
しかし、子どもは重症化することも少なく、
予後も良いのでしっかりと医師から決められたことを守ってあげましょう。

そうすると自然に治っていきますので、
過度に心配し過ぎないようにしましょうね。
逆に大人は腎不全になる場合があるので、しっかりと治療するようにしましょう!