お正月のお節料理にも必ずと言ってよいほど使われている黒豆
江戸時代から高級料亭でも出されていたように、歴史ある食べ物の一つでもあり、

また、ダイエットにも効き目がある?ということで、毎日一食は黒豆を摂り入れる方法なども話題になっています。
そんな黒豆ダイエットのつもりで食べ続けてみたら、どうも下痢腹痛を起こしたりなど…。
黒豆を食べるとこのような症状が出てしまう人もいるようです。

では、なぜ黒豆を食べるとそのような症状が出てしまうのか、ということについて今回はご紹介していきたいと思います。

黒豆で下痢や腹痛が起こるのはなぜ?

黒豆はアントシアニンが豊富に含まれることで、黒い色をしています。
調理の際には、この色の発色を良くするため煮込む際に鉄釘を一緒に煮汁に用います。

赤錆の浮いた鉄釘から出る酸化鉄が黒豆の色をより濃くするので、
この方法が一般家庭にも広がり、黒豆煮の調理法としても広く知られています。

実はこの鉄分によって胃腸の粘膜が刺激され、下痢腹痛を引き起こすことがあるのです。

また、胃腸を刺激することで、活性酸素を発生し胃腸を荒らす原因になるのです。

下痢を起こす黒豆の危険性とは?

本来、黒豆自体には危険性はありません
ただ、黒豆も大豆の仲間なので食物繊維がたっぷりと含まれており、
腸内のものを排出する作用があるため、便秘解消の効果があります。
でも、黒豆を食べ過ぎてしまうとその作用をより強いものにしてしまい、
下痢になってしまうこともあります。


このように、下痢になる!というツイートがたくさんありました!

また、黒豆にもサポニンレクチンという成分が含まれています。
サポニンとレクチンは元々、成人病予防に効果があり
コレステロール値のコントロールや、免疫機能を強くしてくれる成分です。
サポニンには界面活性作用もあるため、摂り過ぎると下痢などの症状を引き起こします。

下痢や腹痛を起こさない方法は?

ご紹介してきたことを踏まえると、
身体に良いのは分かるけど食べることに躊躇してしまいそうになりますよね。
でも、そういった作用があるということを踏まえ、
食べ方や量を調整しながら食べることで、下痢や腹痛などを起こさないようにすることができます。

ご自身で黒豆を調理する際には、鉄釘を多く入れ過ぎないことです。
中には鉄釘を10本以上入れて調理する場合もあるようですが、鉄分の過剰摂取になります。

また、ダイエット中だからといって、
空腹の状態で黒豆だけを食べてしまうなんてことも、避けた方が良いでしょう。

普段の食事にバランス良く取り入れていく方法がベストです。
黒豆の良い成分を適度に吸収する方が、効果的に身体に作用してくれます。

市販の黒豆煮には、鉄釘の代わりに添加物として
硫酸第一鉄を使って調理しているものもありますので、胃腸が元々弱い方が避けた方が良いです。

黒豆の健康効果は?

黒豆の危険性についてお話しましたが、次は健康に良い面についてみていきましょう。


実際に、黒豆はいい!と言っている声がありました!

黒豆には健康に良い効果のある成分がたっぷりと含まれており、
先ほどご紹介したサポニン・レクチンの他にも、イソフラボンアントシアニンなどが入っています。

また、豆類はビタミンB群も豊富で、
タンパク質を構成するアミノ酸も含まれているので、身体を作るという点でも非常に良い効果を作用します。

では、実際にどのような健康効果があるのか、見ていきたいと思います。

強壮効果

ビタミンB群による強壮効果があり、スタミナの増強にも効果があります。

動脈硬化などの成人病を含む生活習慣病予防

サポニンの血中コントロール効果により血液の酸化を防ぎ、
コレステロール値の低下にも効果があります。
アントシアニンは血液をサラサラにしてくれます。

ダイエット効果

サポニンの強い抗酸化作用は、肥満を防ぐ効果があるので身体を酸化させないことで、
錆びない身体になるので、アンチエイジング効果も期待でき美容にも良いといえます。

イソフラボンの効果として、体内では女性ホルモンと同じ作用が働くので、
ホルモンバランスを整え更年期などの悩みも改善してくれます。

免疫機能向上

レクチンには細胞を活性化させる作用があり、体内の有害な微生物などの繁殖を防ぎます。
それにより免疫機能の向上が期待でき、風邪などを引きにくくなる身体づくりが期待できます。

二日酔い

晩酌の際などに黒豆煮などをつまみながら飲むのもオススメです。
悪酔い防止にもなりますし、二日酔い予防にもなります。

これは黒豆本来の解毒作用肝機能の向上による効果です。
飲みながら食べることになりますが、あくまでもつまむ程度にしておきましょう。

貧血予防にも黒豆

黒豆は、100g中の鉄分量が豊富です。レバーやほうれん草などと比べてもとても多いです。
鉄分は元々吸収率が低いのですが、
黒豆に含まれる鉄分は有機鉄なので体内に吸収されやすいものなのです。

体内にバランス良く鉄分を含ませることで、貧血などの防止にもつながります。

腎臓にも良いの?

これまでご紹介してきたように、
黒豆には身体に良い成分が豊富に含まれていることがお分かりいただけたと思います。

黒豆は漢方薬にも利用されることがあります。
黒豆の持つ解毒作用と血液をサラサラにするという点からも、
体内の血の巡りを良くする効果もあります。

血の巡りが良くなれば、血圧もコントロールされるので、腎臓の機能も高まります。

高血圧などで腎臓の細動脈が硬くなったり、狭くなったりで血液の流れが悪くなると、
必要な血流量が十分でなくなり、腎硬化症などを引き起こす恐れがあります。

また、腎臓の機能の低下により、腎性貧血といって赤血球をつくり出す能力が落ち、
貧血へと繋がってしまいます。

腎臓病を予防するのは、高血圧を抑制することが大事なポイントになります。

貧血や腎臓に効果的な摂取方法は?

市販の黒豆煮でも良いのですが、糖分がたくさん入っていたり
添加物によるお腹の不調も気になるところなので、
市販のものを食べる場合にはお湯でさっと茹でたりなどして調整してみても良いです。

ダイエットとしても同時に摂り入れることができ、
またその大事な栄養分などが溶け出さないようにできる調理法として、蒸し黒豆がオススメです。
前の晩に使う黒豆の倍の量の水に一晩つけておきます。
そのあとは、水から上げた黒豆を蒸し器で15分ほど蒸せばできあがります。
たくさん作っておいて冷凍保存しておくと、いつでも食べられますよ。

また、いつもの納豆を黒豆納豆に変えてみてはいかがでしょうか?
普通の納豆との違いは、黒豆に含まれるアントシアニンの成分が多く含まれており、
黒豆納豆を食べることで、体内に取り入れられる栄養分が多くなります。

黒豆が苦手…という方には、黒豆を使ったお茶の黒豆茶などを試してみるのも良いでしょう。
香ばしい風味なので、温かいお茶を飲むことで身体も温まり、お腹にも優しいです。

身体に良いからといっても、摂り過ぎはよくありません。
黒豆の摂取量は、黒豆の成分の摂取量からみても1日あたり40g〜70g程度が好ましいです。

カンタンに黒豆を摂取するには?

乾燥黒豆などはスーパーなどにも売っていますし、
煮豆タイプもお惣菜コーナーや、味付け昆布などのコーナーと一緒に販売されていることが多いです。

その他、今回ご紹介したような黒豆茶や黒豆納豆などは、
スーパーなどによっては取り扱いの無いこともあるかもしれませんが、
ネットなどでも販売されているので、お試しいただければと思います。

日本の黒豆納豆

第22回全国納豆鑑評会「最優秀賞」を受賞した黒豆納豆で、北海道産の納豆を使用しています。
1パックが40gという量もちょうど良い量なので、毎日のお供にもオススメです。

糸引きも通常の納豆より控えめなので、蜂蜜や黒蜜などをかけて、オヤツ代わりにもなりそうですね。

黒豆茶100%

健康に良い成分をしっかり含んだ黒豆を100%使用しており、香ばしく風味が良く、
ノンカフェインなので、カフェインが苦手な方にもオススメです。
毎日の1杯にちょうど良いですね。

黒まめおやつ

甘さを控えた味付けで、ちょっと小腹が空いたときにちょうど良い30gなので、
ダイエット中の方にも満足できるサイズです。

まとめ

  • 黒豆を食べたら下痢をするのは鉄分の過剰摂取
  • 黒豆は身体の様々な悩みに良い効果がある
  • 黒豆は適度な量とタイミングを見て食べるのが良い
  • 黒豆は市販品で手軽に摂取ができる

いかがでしたでしょうか?

これまで黒豆を食べてお腹の不調に悩んでらした方もおられると思います。
ですが、食べ方とその成分などを知ることで、自分に合った量や食べ方で、
これからの健康な身体づくりやダイエットにと、役立てていただければと思います。