後鼻漏は、鼻水が喉に垂れ落ちるだけの症状ではなく、
片頭痛の原因になるとも言われています。
また、咽頭炎のせいでも頭痛になることがあるとか。

しつこい偏頭痛は一度痛み出すとなかなか治りませんから、
原因がわかれば対処しやすいですよね。

今回は、後鼻漏や咽頭炎の、片頭痛との関係性についてお伝えします。

後鼻漏で偏頭痛になるのは本当?

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後鼻漏のせいで偏頭痛になる……と言われていますが、
実際は後鼻漏が原因で偏頭痛が起こるわけではないようです。
でも、全く関連が無いということもありません。

この2つの症状を引き起こす病気としては、自律神経失調症が挙げられます。
自律神経の乱れによって後鼻漏が悪化するという話を聞いたことはありませんか?

自律神経が乱れると身体の上半身に水が溜まりやすくなり、
鼻水が増加すると言われています。
また、鼻水はある程度の量なら普段から鼻の奥に流れ込んでいるものなのですが、
自律神経失調症になり、些細な不調に過敏になると、後鼻漏を自覚しやすくなります。

そして、不快な症状に晒されているせいでより自律神経が乱れてしまう……
という悪循環が生じてしまうのです。

自律神経失調症のせいで偏頭痛になることは良く知られていますよね。
つまり、偏頭痛と後鼻漏が併発するのは自律神経失調症のせいで、
後鼻漏のせいで偏頭痛が起こるというわけではないと考えられます。

後鼻漏→上咽頭炎→頭痛というケースも!

実は、後鼻漏と「偏頭痛」ではなく、「頭痛」が関連する病気もあるのです。
それは、鼻と喉の合流点付近にある「上咽頭」が炎症を起こす、「上咽頭炎」。

原因は上咽頭の細菌感染ですが、その原因はいくつかあります。
多く見られるのが副鼻腔炎などによって膿を含んだ鼻水が喉に流れ落ち、
膿の中の細菌が上咽頭に根を下ろしてしまって炎症を起こさせるケースです。

上咽頭炎の症状としては、
喉の痛み、発熱、頭痛などの風邪に似た症状のほか、
肩こり全身倦怠感、そして後鼻漏を更に悪化させるなどがあります。


上咽頭炎のつらさを訴える人の中でも、
頭痛があるという人は少なくありません。

感染したばかりの急性上咽頭炎なら一週間ほどで治りますが、
副鼻腔炎などと同じく、慢性化してしまうこともあります。
そうなると……、身体が弱るたびに症状が悪化することもあるのだとか!

後鼻漏のお薬は上咽頭炎に効果があるのか

上咽頭炎の治療にはどんなものがあるのかというと、まずは投薬。
主に抗生物質やアズレンなどの消炎剤
そして、ムコダインなどの粘液調整薬などが使われます。

アズレン系の消炎剤には、うがい薬や喉スプレーを使うことが多いようです。
このような市販薬としても売られていますね。
ヨード系のうがい薬よりも穏やかな味で、すっきりするそうですよ。

アレルギー性鼻炎から来る後鼻漏にはアラミストなどのステロイド系点鼻薬
処方されることが多いですが、ステロイドは上咽頭炎を悪化させるという説も。
上咽頭炎にはあまり使われないのでしょうね。


また、上咽頭炎の病院での処置は、スチームを吸入したり、
Bスポット療法」という上咽頭に直接、塩化亜鉛を塗る治療が一般的です。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
後鼻漏と偏頭痛や頭痛との関係についてご説明しました。

これらには密接な関係があるものの、
後鼻漏を治せば完全に頭痛とさよならできる!
というわけではないのが難しいところですね。
でも、後鼻漏を早めに改善すれば上咽頭炎になるリスクは下げられますし、
自律神経の乱れを防げる可能性があります。

また、粘りの強い後鼻漏になる副鼻腔炎なども、
早めに対策しておいた方がその後の合併症を防止できるはずです。

普段からできることと言えば、ストレスを溜めないとか、
鼻や喉の乾燥を防ぐといった程度のことしかありませんが、
それをするだけでも、鼻や喉の炎症を防げます。

上咽頭炎もその他の炎症と同じく、慢性化すると厄介な病気です。
発症してしまったらすぐに病院へ行って、早めに完治させた方が後々楽そうですね。