「トイレの香り」と形容されることも多いキンモクセイの花。
トイレの芳香剤に使われるくらい強い香りを持つことで有名です。

この花の近くに行くと
くしゃみが止まらないという人もいるようです。

ここで、キンモクセイの花とアレルギーの関係について、ご説明します。

キンモクセイってどんな花なの?

2016-11-13b

キンモクセイは、漢字で書くと「金木犀」。
中国原産で、江戸時代に日本に渡来した植物です。

日本では庭木として植えられることが多く、
秋には濃いオレンジ色の小さな花が密集するように咲き、強い香りを放ちます。

この強い香りを有効活用するため
昔はトイレの脇に植えられているのがよく見られました。

まだ汲み取りトイレが主流の時代は悪臭が付き物で、
それをキンモクセイの甘い香りでマスキングすることが目的でした。

トイレにキンモクセイの香りを漂わせる習慣は
水洗トイレが普及してからもしばらく続き、
トイレ用芳香剤にはキンモクセイの香りのものが数多くありました。

そのため、一定の年齢層では
「キンモクセイの香り=トイレの香り」
という方程式を持つ人が多いようです。


このように、「良い香りだけど、どうしてもトイレを連想する」という意見が多数です。

キンモクセイアレルギーはこんな症状

花の香りも見た目の美しさも
昔から日本で愛されてきたキンモクセイですが、

この花にアレルギーを起こす体質の人も存在します。


症状は、このツイートにあるような鼻水だけではなく、
くしゃみや目のかゆみ、人によっては顔のほてり、
頭痛などが見られることもあります。

近くに花が咲いていると症状が出たり、
香りを嗅ぐと症状が出るという人は、
キンモクセイアレルギーを疑った方が良いかもしれません。

ただ、今の日本では、
「キンモクセイアレルギー」ということを病院で診断するのは難しいそうです。

アレルギー検査の項目は限られていて、
キンモクセイにアレルギーがあることを確認する方法が
まだ存在しないということが理由です。

自分がキンモクセイアレルギーでは?
と思ったら、通常の花粉症と同じく、
キンモクセイの季節にはマスクをして出かけることをおすすめします。

キンモクセイの花が咲く季節は、
一年に数週間の間だけですから、
この期間だけでも体内にアレルゲンが入ることを防ぎましょう

その他のアレルギーについては、こちらの記事をご参考に♪

アレルギーでも香りを楽しむためには

キンモクセイアレルギーには、
二つの原因が考えられます。

まずは、スギ花粉症などと同じく、
花粉によってアレルギー反応を起こしている場合。

もう一つは、香りに敏感な体質で、
キンモクセイの強い香りに身体が反応してしまっている場合です。

前者の場合は、花粉さえ避ければ良いので、
人工的に抽出された香水などにはアレルギー反応が起こらないことが多いようです。

ですが、後者の場合は、
抽出された香りにも身体が反応してしまう可能性があります。

どうしてもキンモクセイの香りが好きで、
近くに置きたいという人は、色々なメーカーの香りを嗅いで、
アレルギー反応が出ないものを探してみましょう。

メーカーによっては、本物のキンモクセイを使わず、
化学的に合成して香りを作っている可能性もあるので、
それならアレルギーを起こさずに済むかもしれません。

キンモクセイの香りを付けたものは、
液体の香水のほか、練り香水やシャンプーなどがあります。


また、アロマキャンドルなどは香りが穏やかで、
香りに敏感な人でも使いやすいようです。

まとめ

Caucasian girl blowing flower petals outdoors

本文中では
「キンモクセイの香り=トイレの香り」とお話ししましたが、
若い世代にはそんな印象が薄い人も少なくありません。

また、キンモクセイの花は、
原産国の中国では料理やお菓子、
お酒などに使われることが多いことから
美味しい香り」と認識していることがわかります。
トイレの香りだと感じていたら、食べ物には使いませんよね。

一定の世代にとっては「トイレ」、
また別な人にとっては「ただのいい香り」「美味しい香り」と、
認識が大きく異なるのは、
それだけキンモクセイの強い香りが人に好まれやすい証拠とも言えます。

キンモクセイの香りは自然発生的に生まれたものですが、
その中にトイレの歴史や世代の違い、
国ごとの文化の違いが読み取れるとはとても興味深いことですね。