目がかゆい、目やになどの症状が出る結膜炎
この原因は、アレルギー性のものだけではありません。

例えば細菌感染やウイルス感染など、
感染性の結膜炎というものもあるのです。

では、どんな病原体が結膜炎の原因になるか知っていますか?
今回は、感染性の結膜炎のお話を中心にお伝えします。

結膜炎の原因や合併症

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この病気で炎症を起こす「結膜」とは、白目とまぶたの裏側を覆う薄い粘膜のこと。
結膜炎は、冒頭でお話しした通り、大きく分けてアレルギー性感染性2つがあります。


アレルギー性
は、花粉やハウスダストなどのアレルゲンが結膜に付いて、
アレルギー反応を起こすことにより発症します。
花粉症などで結膜炎になるのがこれですね。

感染性は、更に細菌性ウイルス性に分けられ、
細菌性は黄色ブドウ球菌表皮ブドウ球菌
ウイルス性はアデノウイルスインフルエンザウイルスなどに結膜が感染して起こります。

結膜炎合併症としては、
黒目を覆う膜である角膜が濁ってしまい、視力の低下が見られることがあります。

また、重症の結膜炎の場合は完治した後も涙の分泌が減ってしまい、
慢性的なドライアイになってしまいます。

このドライアイによる目の痛みは、
しばしば片頭痛と間違われることがあるようです。
そのせいで、「結膜炎から片頭痛になってしまった」と思われがちですが、
コンタクトレンズをやめるとか、目薬をこまめにさすようにすると改善することがほとんどです。

どんな病気から結膜炎になる?

感染性の結膜炎は、別の感染症から起こるものが多いようです。

まず、とびひ

とびひの原因菌は黄色ブドウ球菌などで、結膜炎の原因にもなる細菌です。
とびひが起こっている皮膚を掻きむしった手で目を触ると、すぐに結膜炎になってしまいます。

また、水疱瘡のウイルスにより起こる帯状疱疹が顔面に出てしまった場合は、
結膜炎も併発することがあるようです。

帯状疱疹は免疫力が低下した40代以降の男女に多く、
その世代は白内障などの眼病が増えてくる年頃でもあるため、
目の治療は慎重に行う必要が出てきます。
それゆえ、結膜炎が完治するまでに時間を要することが多くなります。

また、風邪から膜炎に移行することもあります。
風邪のウイルスが目にも感染した場合に結膜炎を起こしますが、
風邪の症状が治まると結膜炎も治ってきます。

アデノウイルスからの結膜炎は注意が必要!

感染性の結膜炎の中には、注意が必要なものもあります。

特に、アデノウイルス8型によるものは「はやり目」と呼ばれ、
とても感染力が強いため、大流行を防ぐために、子供の場合は出席停止の指示が出ます。

アデノウイルス結膜炎は、風邪症状が出た後に1~2週間遅れて発症します。
また、そのまま結膜だけではなく、角膜にまで炎症が及ぶこともあり、
その場合は治りが遅くなるだけではなく、視力低下失明の危険も起こり得ます。

治療期間は、結膜炎だけなら眼科で適切な治療を受ければ2~3週間で完治しますが、
角膜炎も併発している場合は、数カ月~1年にも及ぶことがあります。

こちらに、ウイルス性結膜炎のわかりやすい動画がありますので、ご覧ください。

感染性結膜炎の治療や予防

どんな原因かに関わらず、
結膜炎を起こしていると思ったらすぐに眼科に行きましょう。
放っておいてもすぐに治るものもありますが、そうではない場合、放置は危険です。

細菌性の結膜炎の場合は、
抗菌剤が入った目薬をさし続けることで完治が見込めますが、
ウイルス性の場合は特効薬が無いので、炎症を抑える目薬を使いながら、
身体の自然治癒力によってウイルスを撃退できるまで待つしかありません。

その間は、周囲への二次感染を防ぐため、
たくさんの配慮が必要になります。

まず、学校や職場に行っても良いかどうかは、医師の判断にお任せしましょう。

そして、家族内の二次感染を防ぐために、タオルや枕の共用を避け、
家にいる時も手洗いを徹底し、お風呂は感染者が最後に入るようにして下さい。

まとめ

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たかが結膜炎と思われがちな病気ですが、
失明の危機まであるとは恐ろしいですね!
しかも、アデノウイルスによるものは感染力も強いとなると、何だか不安になりますね。

本文中でお伝えした通り、
アデノウイルスに感染後の対処は面倒が多いですが、
そもそも最初の感染者を出さなければ、そんな面倒は不要になりますよね。

アデノウイルスは風邪の原因ウイルスとしても知られています。
と、いうことは、結膜炎も風邪予防と同じようにすれば、かなりリスクが抑えられるということです。

そのためには、普段からうがいや手洗いを徹底することが大切です。
風邪も結膜炎もインフルエンザも、
予防のためにはうがい手洗いが基本だということを忘れないで下さいね。

ポンプに触れないハンドソープは衛生面でとても安心できますね。