風邪のような症状と共に、目が腫れたりすることがあります。
このような症状は、特にお子様などによく見られるという声も、聞かれますね。

では、なぜ、風邪と同時に目が腫れることがあるのでしょうか。
今回は、風邪と共に起こる目の腫れは偶然なのか、
それとも何か関連性があるのかを考えてみましょう。

まず考えられるのは、アデノウイルス

2016-02-06b

まず、風邪の症状と同時に結膜炎などを引き起こす病原体と言えば、アデノウイルスが考えられます。

このアデノウイルスのたくさん存在する型の中でも特に3型が、
咽頭結膜炎、いわゆるプール熱の原因となります。

咽頭結膜炎は、その漢字からわかる通り、
喉の腫れや痛みと目ヤニや充血、腫れなどを併発し、
おまけに発熱まで引き起こす病気です。

アデノウイルス3型は、夏風邪の代表例としてよく知られており、
誰もが一度は感染したことがあると言われています。

この病気は、眼科医などの間では、
「目の風邪」とも呼ばれているくらいよくある病気なのだそうです。

このように、Twitter上でもアデノウイルスによる風邪症状と
目の腫れが起こったことを報告するツイートがよく見られます。

風邪で抵抗力が弱っている可能性も

アデノウイルス以外に考えられるのが、
風邪によって体力を奪われ、身体が弱っているせいで、
普段はあまり症状が出ないアレルギーが起こっているという可能性です。

この場合に起こるアレルギーというのは、アレルギー性結膜炎。
ダニやホコリ、ペットなどによって引き起こされる目の病気です。

アレルギー反応が顕著な人は、
普段からこれらのアレルゲンに対して色々な
症状が出るのですが、たまにアレルギー持ちだけれど
その反応があまり強くなく、健康状態が良かったり、
アレルゲンが微量の場合ははっきりとした症状が出ないという人もいます。

このような人は、風邪などで体力が低下する事態になると、
アレルギー反応も起こりやすくなってしまうことがあるようです。
そのために、今まで気付かなかった寝具や室内のダニやホコリに反応し、
目が腫れてしまうというわけですね。

薬のアレルギーという場合もある

最後にもう一つ考えられることがあります。
それは、解熱鎮痛剤などによるアレルギー症状で、目が腫れてしまうということ。

普段、頭痛薬として解熱鎮痛剤を飲んだ時には何の変化も見られないのに、
風邪の時だけ目が腫れる……という人は、前項でご説明したように、
風邪によって体力が低下しているせいもあると考えるべきでしょう。

この、薬によるアレルギーは、「薬疹」と呼ばれる皮膚症状が出ることが多く、
目だけではなく、唇やわきの下、腕や太ももの内側など、
粘膜や皮膚の柔らかいところに赤く腫れるような湿疹が出るのが特徴です。

もし、風邪で目が腫れたら、目以外に湿疹は出ていないか、
どんな薬を飲んだかを確認して、お医者さんに相談すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ご説明の通り、風邪で目が腫れる原因には、
いくつか考えられることがあるのです。

昔から、「風邪は万病のもと」と言われることからわかる通り、
風邪というものはしっかり治さないと、
身体の様々なところを悪くする原因となる恐ろしい病気なのです。

今回は、風邪による目の腫れについてスポットを当てたお話をしましたが、
それ以外にも、風邪から来る色々な合併症、薬による悪影響などなど、
危険視したい症状がたくさんあります。

「たかが風邪くらいで……」と思っているあなたも、油断をしてはいけません。

手洗い・うがい、外出時にマスクをするなど
まずはしっかり風邪を予防して、
そして万が一風邪をひいてしまったとしても、
体力が落ちないようにしっかりと休息を取り、
栄養補給などを忘れないようにして下さいね。