小さい子供を寝かしつけていると寝汗をかいてポリポリとかきむしる事があります。
もちろん寝ているだけでも汗はかきますし、自分ではわからない事が多いはずです。

両親も最初は気にかけて拭き取りなどをしてあげますが、
それでも毎晩のように気にかけてあげるのは難しいというのが本音ですね。
寝ている間に汗をいっぱいかくと汗の出る管がつまる事があります。

そこから発症してくるのが汗疹です。
まだ小さいプツプツ程度なら清潔にすればすぐに良くなりますが、赤みが出たり掻いたりすると化膿します。
時にはそれが酷くなったり、菌が感染するととびひになる事があります。
とびひとは正式には伝染性膿痂疹と呼ばれ、細菌による皮膚の感染症です。

とびひは汗疹が悪化してなる事もありますし、小児にはよくある症状です。
汗疹程度ならまだ治療も早く済むのですが、とびひになると治療も大変です。
そうならないように汗疹の対策やとびひの治療について知っておきましょう。

汗疹の種類と見分け方

 

2015-06-23-2b汗疹の種類と言ってもそれは汗管のどの辺りで詰まるかによって分類されるだけです。

例えば、一番皮膚の表面の浅い角層部分で汗管が詰まった場合は水晶様汗疹と呼ばれ、初期の段階です。
この時にはこれと言った必要な治療方もなく
冷たい水で絞ったタオルなどを使って拭き取る程度で自然に治っていきます。
次に赤いポツポツが出てきたり、多少の痒みが出てくる時があります。

これは紅色汗疹と言って、皮膚でいう表皮有棘層という部分で汗管が詰まって発症するものです。
この場合はステロイド系のクリームなどを塗って治療する場合もあります。
そして、最後に深在性汗疹と言われるもので真皮内で汗管が詰まる汗疹がありますが、
日本では珍しく熱帯地方や高温地域で長時間されされた場合などになります。

まあ、汗疹だけだとそんなに心配することもなく、早めに対処すれば良くなるのも早いという事です。

汗疹からとびひへ?

汗疹の状態だけなら治療も簡単なのですが、稀に細菌が加わってとびひを発症することもあります。
それはどういう状態かと言いますと、
とびひには二種類あって水疱性膿痂疹痂皮性膿痂疹というものがあるのですが、
汗疹からの感染の場合は水疱性膿痂疹になります。

これは虫刺されや湿疹、痒みなどがある肌をボリボリ掻いた時などに
黄色ブドウ球菌という細菌が感染して起こるものです。
こうなった場合は汗疹の治療方法では治りません。

とびひの症状は?

黄色ブドウ球菌が感染した部分に水ぶくれが出来て最初は透明なのですが、
段々と水疱の色が濁り膿を持つ様になります。
そして、その膿が破れると皮膚はただれてしまうのですが、
この時に黄色ブドウ球菌を触った手で他の部分などに触れると正しくとびひの様に移ります。

ですから、水疱が出来た時点でとびひが疑われるなら、
すぐに病院に連れて行って症状が悪化しないように早めに対処する方が良いでしょう。

汗疹からとびひになった場合の治療は?

まず第一に感染の拡大を防止します。
これは細菌感染ですので、
水疱の膿を触る事によっても移る可能性がありますので、が潰れないように気をつけます。

それをしながら、細菌を退治する為の治療と場合によっては痒み止めなどの薬を使います。
薬としてはテトラサイクリン系や、フジシン酸ナトリウムなどの抗菌軟膏を塗り、
場合によってはその上から亜鉛華軟膏を塗って上からガーゼをする場合があります。

それを1日数回交換する治療方が主です。
水疱も小さいものですとそのままにしておきますが、
大きくて滲出してしまいそうな場合には先に中の膿などの液体を抜き取ります。
症状が軽いと判断された場合には外用薬だけで治療することもありますが、
一般的なの場合には抗菌薬を内服薬として出します。

あとは状態を見て痒み止めと併用しながら治療をしていきます。

患部には何も貼らない方がいいですが、
触ってしまうことによって拡大しかねませんので
どうしても触ってしまうという場合は
一時的にガーゼなどで保護してあげましょう。

患部にくっつかないガーゼがおすすめですよ。
こちらはとびひ治療によく使われるガーゼです(*^^*)
医療用のため少しお高めですが、本当にじゅくじゅく傷が綺麗に治りました。

とびひは予防が大事

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とびひは一度発症してしまうと、色んな部分にとびひして感染を増やしていきます。
ですから、なる前に必ず予防法を覚えておかなければいけません。

まず一番大切な予防法は清潔を保つ事
どんな小さな傷口からでも細菌が入ると感染する恐れのある病気です。

当たり前の事ですが、何よりもまずお風呂で身体を清潔に保つ事が大切なのです。
もちろんとびひを発症してしまってからも
なるべく患部などはお風呂で清潔に石鹸を使って洗い流す方が良いです。
ただし、他の人に感染してしまっては大変ですので、最後にお風呂に入るか、
入った後のお風呂掃除などはキッチリと行っておきましょう。

もう一つとびひが発生しやすい場所として鼻の周りがあります。
鼻の穴付近では黄色ブドウ球菌なども含めて細菌がウヨウヨと存在します。
そんな場所をいじっていてはいつ感染してもおかしくはないですよね?

特に小さい子供はよく鼻をいじったり下半身を触ったりと興味本位で色んな行動をします。
鼻ほじる程度ならまだしも菌が沢山いるモノを口で食べてしまう子だっているのです。
この癖は将来治ったとしても病気に感染してからでは遅いので、
なんとか説得して早めに止めるように誘導しましょう。

これだけでも十分な予防になります。
どんな病気でもそうですが、普段から気を付けることが大切で、
もし感染してしまっても早めの対応が何よりも大事なのです。

それを心がけていれば、例え汗疹が出来たとしても、
尚且つその汗疹からとびひに感染したとしても焦らずに対応することができるようになるでしょう。

治療にしてもちゃんと病気の事を把握していれば対処も早くなりますので
しっかりと症状の事や対処法を頭に入れておきましょう