夏に見られる汗疹
見た目もボツボツしているし、何よりかゆいのがつらいですよね。
ですが、似たような症状に蕁麻疹もあります。
それぞれの違いは何なのでしょうか?
汗疹とアレルギーの違いについてご紹介していきます。

汗疹とは?

2015-07-30-2b
汗疹とは、赤ちゃんや子供などによく見られるかゆみがある赤いボツボツですよね。
特に汗をかく夏の時期に多いものですが、決して夏だけに限ったものではありません。
まずなぜ汗疹が出来てしまうのか、ということを知っておく必要がありますね。
汗が出る仕組みは、皮膚の奥にある汗腺という場所から
汗管という管を通り皮膚表面にある汗孔から出るものです。
汗疹は、汗管にたまりそれが次第に漏れ出して皮膚の下に汗がたまってしまうことをいうのです。
そのたまった汗によって、みずぶくれや炎症によるかゆみが出来てしまうのです。
だからこそ、汗がたまりやすかったり汗が出やすかったりする部分に汗疹は出来てしまいます。
頭や首、お尻や膝の裏側など、赤ちゃんであればおむつの中なども
汗が乾きにくい部分だからこそ汗疹が出来やすいのです。

汗疹には3種類ある

皮膚の下に汗がたまることで出来てしまう汗疹。
あまり知られていませんが汗疹には3種類あるのです。
汗疹と聞いてすぐにイメージするのはかゆくて赤いボツボツですが、
その赤いボツボツは汗疹の中でも紅色汗疹と言われます。
また赤みがなくかゆみもない汗疹もあり、これは水晶様汗疹といわれます。
大体皮膚に1~3㎜ぐらいの水ぶくれができるのが特徴です。
そしてもうひとつが深在性汗疹といわれるものです。
深在性のため皮膚表面ではなく皮膚の深い部分で出来るもので、
日本人ではあまりできない汗疹の種類です。

こちらの記事でも汗疹について詳しく説明しています。

蕁麻疹は?

蕁麻疹も汗疹同様に赤みを伴ったぶつぶつが出来てしまいます。
蕁麻疹が出来る原因はいくつかあり、食べ物や薬などによるアレルギー性のものや摩擦によるものです。
ではどうして蕁麻疹が引き起こされるのでしょうか?
皮膚の真皮と呼ばれる部分には肥満細胞があり、
肥満細胞が何らかの刺激を受けることでヒスタミンという物質を放出されます。
ここでいう何らかの刺激というのが、食べ物や薬、摩擦などです。
このヒスタミンが蕁麻疹の原因となり、赤いボツボツをつくってしまうのです。

違いは何?

ここまでご説明した通り、汗疹と蕁麻疹の違いはその原因にあります。
汗疹は汗が皮膚の下にたまっている状態、
蕁麻疹はヒスタミンによって発疹ができてしまっている状態のことです。
だからこそそれぞれに対する処置は違いますし、
何より蕁麻疹がアレルギー性のものであれば死に至る危険性もあるからこそ気を付けることが大切です。

汗疹の対処法

ホームケアとしては、汗をかいたあとのスキンケアがポイントになります。
汗をかいた後、それを放置してしまうと汚れがたまり汗の出口がふさがる
または狭まってしまい汗がたまりやすくなってしまうため、
まずは汗をかいた後、シャワーなどで洗い流す、またはタオルで拭き取るなどをすることが大切なのです。
それだけではなく、服装で工夫することも汗疹の対処法になります。

こちらのTシャツは速乾性通気性も備えてます。
速乾機能や吸湿機能があるものを選ぶようにすれば、
汗がこもってしまうこともないので汗疹が出来にくくなりますよ。

汗疹の中でも紅色汗疹の場合には、
薬局で買うことが出来るステロイド外用剤の使用も対処法のひとつです。
ステロイドには抗炎症作用があるため、炎症を抑えかゆみもひくので
汗疹をかくことを防止することが出来ますよ。
ただステロイド外用剤には段階があるので、人によって使い分けてください。
もしわからなければ、薬局で薬を扱う人に聞いてみてくださいね。

蕁麻疹の対処法

蕁麻疹を抑えるためには、ヒスタミンの分泌を抑えることが一番です。
ヒスタミンの分泌を抑えるのが抗ヒスタミン剤と呼ばれるもの。
これは個人にあったものがいいので、必ず医師に相談の上で処方してもらうようにしましょう。

まとめ

2015-07-30-2c
汗疹蕁麻疹は見た感じは似ていますが、根本的な原因が違うためその対処法も違ってきます。
ただ、素人目ではわからないこともあるために、かゆみがひどい場合など
気になるときには皮膚科で診てもらうことが大切です。
何より、アレルギー性の蕁麻疹であればアナフィラキシーショックを起こしてしまうことにもなりかねません。
だからこそ、皮膚科に行くことをおすすめします。