「汗疱」と略して呼ばれることもある、汗疱状湿疹
痒いし、見た目がグロテスクだしで厄介な皮膚病の一つに数えられています。

この汗疱の治療は塗り薬が基本となりますが、飲み薬によって治療することはできるのでしょうか。

今回は、汗疱の治療や対処法についてご説明します。

汗疱状湿疹の一般的な治療法

汗疱状湿疹、異汗性湿疹とも呼ばれることもありますね。
これは、手足の汗腺が詰まって水疱になり、その水疱が破れると、
中に詰まった汗によって皮膚がアレルギー反応を起こしてただれてしまう皮膚病です。

一般的な治療としては、ステロイド剤を塗って炎症を止める対症療法がとられます。
汗疱ははっきりとした原因は不明とされているため、根本治療が難しいのです。

汗疱のよくある流れとしては、

  1. 水疱
  2. 破れる
  3. ジュクジュクした湿疹
  4. 乾いて剥がれ落ちる
  5. きれいな皮膚
  6. (繰り返し)

という経過をたどります。

汗疱は、痒みが酷い時だけ塗り薬で症状を抑えれば、
あとはきれいな皮膚が出てくるのを待つだけなので、
あまり手厚い治療は必要ないと考えるお医者さんが多いそうです。

飲み薬での治療、それは「ビオチン治療」

お医者さんによっては、ビオチン治療という治療法を取ることもあります。

これは、腸内環境を乱れによって体内のビオチンが不足し、
その影響で汗疱ができやすくなるという考えから、
ビオチンを補いつつ腸内環境を良くするお薬を飲むという方法です。

飲むお薬は…
ビオチンのサプリメント


ミヤリサンという整腸剤

そしてビタミンC
この治療法は、病院で薬を出してもらった方が安価で済みますが、市販でも手に入ります。
ミヤリサンとビタミンCはドラッグストアにありますし、
ビオチンは日本では製造されていませんが、個人輸入で簡単に購入できます。


体質を改善する治療法なので効果が出るまで時間がかかりますが、「効いた」という声が多数あります。

ところで、市販薬で汗疱を治す場合は…
市販で手に入るステロイド剤「フルコートf


非ステロイド軟膏の「コーフル

これらの塗り薬がありますが、やはり対症療法でしかないことと、
病院で処方されたステロイド剤の方が良く効くことから、これだけで治せるとは言い難いものがあります。

汗疱についてはこちらの記事もご参考に!

お風呂上がりのおすすめケア方法

お風呂上りに手足の皮膚が乾燥して、汗疱の患部が強烈に痒くなることってありますよね。
それをなるべく和らげるための対処法は、どうすれば良いのでしょうか。

まず、お風呂に入っている最中から気を付けたいこと。
それは、洗浄力が強いシャンプーやシリコン入りのシャンプー、リンス、
そして、刺激の強いボディソープを使わないことです。

これらは手の皮膚を弱らせて乾燥を招いてしまうため、低刺激のものに替えた方が良いでしょう。

そして、身体や指の股に洗剤が残らないようにしっかりお湯で流し、
入浴後は顔だけではなく手足も化粧水や保湿剤を使って乾燥を防ぎます。

それでも乾燥しやすい、湿疹部分が痒いという人は、
痒み止めをサッと塗って綿の手袋、靴下を着用して眠りましょう。

お風呂上がりだけではなく、水仕事の後も同様のケアをするとより症状が和らぎますよ。

悪化させないためにしておきたいこと

汗疱を悪化させないためには、上記のように手足の皮膚を保湿することのほか、
水疱のうちに無理やり潰さないことが挙げられます。

汗疱は潰れて湿疹が広がり、それが剥がれ落ちることで終息を迎えますが、
だからと言ってまだ潰れそうにない水疱を無理に潰すと湿疹が悪化し、長引く傾向があるそうです。

ですから、水疱が痒くてもボリボリと掻きむしったり、針で潰したりしてはいけません。
病院から処方された薬を塗りながら、自然に潰れるのを待つようにしましょう。

さいごに

ハッキリとした原因が不明であることや、見た目が良くないせいもあり、
汗疱で苦しむ患者さんは心を痛めることが少なくありません。
でも、汗疱を発症したことを気に病んだり、症状の好転や悪化に一喜一憂していてはいけないと言われています。

ストレスは症状を悪化させる要因になるとも考えられています。
ですからどうか、汗疱を患っても気に病まずに気長に治療してみて下さいね。