両ほほに広がる薄茶色のシミ、肝斑。
お化粧をするたびに肝斑が目に入ってもう鏡を見るのもイヤッて思ってたら
お友達に言われたの「肝斑って、閉経したら薄くなるらしいよ、
中にはなくなっちゃう人もいるんだって」と。
そこで、今回は肝斑が閉経後に薄くなると言われている理由や
肝斑が出来た時の対処法をご説明します。
閉経後に肝斑はホントに薄くなる?
では、閉経とはいったいどんな状況のことで更年期との違いはなんだと思いますか?
閉経とは生理が永久的に停止した状態を指します。
専門的には生理が12ヶ月以上続けてこない場合に閉経とみなします。
つまり、閉経とは今まで何十年も毎月あった生理がこれからずっとこなくなる状態のことです。
ちなみに、日本人女性の閉経平均年齢はおよそ50歳です。
では、なぜ肝斑は閉経後に薄くなると言われているのでしょうか?
それは、肝斑が発症する原因にあります。
肝斑がある人には…
- 30〜40代に突然発症した
- 妊娠中や産後に発症した
- ピルを服用している
- 高齢になってからの発症は稀
などの特徴がみられることから
肝斑ができる原因には女性ホルモンが大きく影響していると考えられています。
https://twitter.com/yuk1_tw/status/850201410121617408
肝斑は突然やってくる!
このことから、生理が停止して女性ホルモンが影響を与えなくなった時に
肝斑が薄くなったり無くなってしまうと言われているのです。
閉経=更年期も終わりって思っていませんか?
もし、あなたが閉経イコール更年期も終わりと思っていたとしたら
「閉経したら肝斑とオサラバできる!」と淡い期待をおもちかもしれませんね。
でも、肝斑の主な原因はあくまで女性ホルモンだということを思いだしてくださいね。
「生理があるのか、あるいは生理がないのか」が問題ではないということです。
「どういうこと?」って思いますよね。
一般的に更年期とは、閉経前後5年間のことを指します。
ですから、45歳で閉経した場合には40〜50歳までの約10年間が更年期となります。
この場合、45歳で閉経してもホルモンバランスが安定していなければ
肝斑も薄くなる可能性が低いと言えます。
特に更年期後半の場合は
女性ホルモンを分泌しないことに体がいかに早く慣れるかがポイントになってきます。
この状態に2〜3年で慣れた体の持ち主はその間に肝斑が薄くなる可能性が高いですし
慣れるのに時間がかかっている人はそれなりの時間が必要になってきます。
ですから、閉経後5年間の更年期期間中に肝斑が薄くなる人もいますし
閉経後5年以上かかる場合は更年期の間に薄くならない人もいるといえます。
自宅でできる改善・予防方法はある?
とは言え、女性が一番輝く30〜40代に化粧をしても
隠しきれないほどの肝斑があったのでは外出の楽しみも半減してしまいますよね。
そこで、自宅で肝斑を改善する方法をご紹介したいと思います。
ホルモンバランスの影響が原因とされる肝斑の治療には
「トラネキサム酸」や「L−システイン」が含まれた内服薬が効果的です。
トラネキサム酸は、止血剤としてよく使われいるので知っている方も多いかもしれませんが
このトラネキサム酸が肝斑治療にも効くのです。
トラネキサム酸にはメラニンの生成をブロックする働きと
今すでにあなたの頬にできている薄茶色のメラニンを排出する機能があります。
このトラネキサム酸に美肌には欠かせないビタミンCと
美白外用液をプラスすれば体の内側と外側の両方からケアができてしまいます。
お薬の合う合わないがあるので慎重に☆
美白外用液ではハイドロキノンが効果が高いと言われていますが
成分が強めのお薬なので病院で診てもらってから処方してもらいましょう。
ハイドロキノンが配合された化粧品であれば薬局で購入することもできます。
他に肝斑の予防方法としては
- ストレスを溜めないこと
- 紫外線予防はしっかりすること
肝斑になる原因はホルモンであっても 紫外線にあたると濃くなるのは一般的なシミと同じです。
洗顔やお手入れは優しく行いましょう。
かずのすけさんブログ見てとにかく顔への刺激を極力避けてたらコンディション上々に。そう言えば皮膚科の先生が、男性でもよくお化粧する人は肝斑ができます。って言ってた。接触性の刺激が誘発するんだとか。女性だとメイクして落として、って毎日何度も刺激してるよね。未来のお肌の為にがんばろー!
— あざらしちゃん@上海より帰国 (@nemunemu_nyanko) March 22, 2017
ゴシゴシと強くこすって刺激を与えると肝斑が濃くなります。
こちらの記事でも肝斑について詳しく説明しています。
肝斑に効果がある食べ物とは?
女性ホルモンのバランスが崩れることで肝斑になるのなら
女性ホルモンのバランスを食事で改善しちゃいましょう!
女性ホルモンを整える効果がある食べ物はズバリ!
ビタミンC・ビタミンHを含むものです。
ビタミンCを含んでいる食べ物といえばレモンとイチゴがあります
他にもゆず、パセリ、赤ピーマン、にがうりブロッコリー、明日葉、柿などです。
食事でとるのが難しい場合はビタミンCのサプリで代用してみましょう。
サプリメントで補えちゃうんですよね。
足りないと思う栄養素を探してみてください(*^^*)
次はビタミンHを含む食べ物です。
いわし、レバー、卵、大豆、マッシュルーム、落花生、ベーコンなどです。
ビタミンHはあまり聞くことがありませんが具体的な例を見ると意外に普段食べている物の中にありそうですよね。
まとめ
肝斑が閉経後に薄くなると言われる理由や肝斑ができた時の対処法をまとめました。
閉経=女ではなくなる、みたいなイメージ持っている方ももしかしたら少なくないと思います。
ですが、「ここはあえて女だから閉経する」
と捉えることもできると思うのですがあなたはどう思われますか?
そんな問いをあなたにしておきながら肝斑が薄くなるのは嬉しいけれど、
それが閉経した後というのは少しもったいないような気がするのは私だけでしょうか?
肝斑で悩んでいる方の中には、ほほに広がっている肝斑を見せまいとするあまり
正面をみて歩くことができないという方もいらっしゃいます。
もし、あなたのそのような気持ちをお持ちなら内服薬を試してみるのもいいかもしれませんね。
肝斑がなくなることで、顔の印象が明るくなります。
たったそれだけの変化があなたの気持ちに与える影響はとっても大きなものだと思いませんか?