注意欠陥・多動性障害と言われるadhdに悩んでいる方や、
子どもがadhdだということで悩んでいる方もいるでしょう。
注意力がない、落ち着きがないとされているadhdの症状に、
イノシトールや亜鉛が効果的だということを知っていましたか?
「adhdの症状が薬で改善できるの?」と思う方もいることでしょう。
そこで今回は、adhdに効果があるとされている、「イノシトール」や「亜鉛」について紹介していきたいと思います。
イノシトールには注意力の低下を防ぐ効果がある?
イノシトールというのは、ビタミンBの一種で、
脂肪肝を防ぐ効果があるので、主に脂肪肝の治療に使われます。
しかし、効果はそれだけではなく…
- リン脂質の形成
- 記憶力
- 集中力の低下を防ぐ
- 精神安定作用
これらがあるために、
adhdにも効果があるとされているのです。
リン脂質というのは、脳に多く存在しており、脳内の化学伝達をサポートする働きを持っているのもで、
このリン脂質がしっかりと摂取できることによって、記憶力や集中力が低下してしまうのを防ぐことができるのです。
子どものadhdと大人のadhdは違うの?
adhdは、大人になってから症状が表われるというものではなく、
子どもの頃からずっと症状があって、悩まされているということが多く、症状の違いというものはありません。
大人になった時のadhdの症状としては…
- 貧乏揺すりをしたり、目的のない動きをしたりして落ち着きがない
- 思ったことをすぐ口にしてしまう
- 衝動買いをしてしまう
- 不注意によるミスが多い
- ものをなくしやすい
このようなものが挙げられます。
adhdは、不注意・多動性・衝動性という3つの症状が表われることが特徴とされています。
これらの症状によって、仕事や人間関係がうまくいかなくなってしまって、
困っているという方も多いでしょう。
大人のadhdについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
こちらの記事もご参考に!
イノシトールと亜鉛を一緒に摂取すると効果的?
イノシトールには、亜鉛の働きをサポートする作用があります。
そのため、イノシトールと亜鉛を一緒に摂取すると効果的だと考えられています。
亜鉛は、神経伝達物質を作るために必要なミネラルであり、脳の働きを高めたり、
感情を安定させたりする働きを持っています。
そのため、adhdの症状を改善する効果が期待されているのです。
そして亜鉛。地味にADHD向け。落ち着きやら集中力やらのサポート向け。 pic.twitter.com/eX7XP6jwG3
— はっさmよ。 (@hassamkun) February 2, 2017
自分自身で実験して発達障害が改善や生きやすくなる方法を模索中。今はビタミンB 亜鉛 エゴマ油をスプーン1飲んでます。ミネラルも重要らしいのでこれから取り入れてみます。亜鉛飲んでからかなり調子良い体感があります。#ASD #ADHD #発達障害
— 太陽と白猫と月 (@_REN__) May 26, 2017
https://twitter.com/byoumu_adhd/status/866293220791042048
実際に、adhdに悩んでいる方が亜鉛の摂取をして、症状が改善されたというケースもあります。
食事から十分に摂取できない場合はこのようなサプリで補いましょう!
ahdhの症状に悩んだら病院を受診しよう
adhdは、病気ではなく脳の特定の部分に問題があることで起こる障害であるため、
完治させるということはできません。
しかし、適切な治療を受けることによって、症状と上手につきあえるようになるため、
病院を受診することをオススメします。
adhdの診断や治療を行ってくれるのは、精神科・心療内科・精神神経科ですので、
これらの病院を受診するといいでしょう。
病院でadhdだと診断されたら、
脳の神経伝達物質を活性化させる働きのある薬を使って治療する薬物治療を行ったり、
ソーシャルスキルトレーニングや認知行動療法などによる心理・社会的治療が行われたりします。
チェックリストで自己判断することもできる
adhdかどうかということは、チェックリストをチェックすることで自己判断することが可能です。
チェックリストは、インターネットで検索すると出てくるので、adhdを疑う場合
は、自分にadhdの症状があるのかどうかということをチェックしてみるといいでしょう。
また、チェックリストを病院に持っていくと、診断の参考にすることができるので、
チェックした後は、保管しておくといいです。
また、adhdと上手に付き合っていくためには、どうしてできないのか、
できるようになるためにはどうしたらいいのかということを考えて、手立てを工夫することを大切です。
できることが増えることで、adhdに悩んでいる本人も、
やり方を工夫すれば自分でもできるようになると、自信が持てるようになります。
まとめ
- イノシトールは記憶力・集中力の低下を防ぐ作用がある
- 大人のadhdは、子どものadhdと同じように注意欠陥・衝動性・多動性を伴う
- adhdの症状のせいで、仕事のミスが続いたり、人間関係がうまく築けなかったりする
- 亜鉛もadhdの症状を和らげる効果が期待できる
- イノシトールには、亜鉛の働きをサポートする作用があるので、一緒に摂取するといい
- adhdの治療には、薬を使う方法と、スキルを身につける方法がある
- チェックリストを用いて、自己判断することもできる
今回は、このようなことについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
adhdは、病気ではないため、完治することは難しいですが、周りの人が配慮してあげたり、
できるように手立てを工夫してあげることで、上手に付き合っていくことが可能です。
一人で悩まずに、病院で相談するのもいいと思います。