冬の時期に毎年のように大流行するのがインフルエンザですよね。
高熱や体の倦怠感など、発症すれば1週間近くは静養しなくてはならない病気です。

ですが、インフルエンザの怖さはそれだけではなく
インフルエンザ脳症という脳に影響を与える合併症を引き起こす可能性があるのです。

インフルエンザ脳症とは一体どういうものでしょうか?

インフルエンザ脳症とは?

2015-12-12b

インフルエンザ脳症というのを聞いたことがありますか?
特に、小さいお子さんがいる家庭では知っている人も多いかもしれません。

インフルエンザ脳症は、
インフルエンザになった幼児がなりやすいものだといわれています。

インフルエンザに発熱はつきものですが、
この発熱の後に急に神経に症状が出てしまうのがインフルエンザ脳症なのです。

ちなみに、インフルエンザ脳症よりも少し程度が軽いインフルエンザ脳炎というものもあります。

これらの違いは、脳の中にウイルスが入ってしまったことによって
脳が炎症を起こしている状態がインフルエンザ脳炎で、
脳の中でウイルスが検出できない上に
免疫の反応が過剰になっている場合にはインフルエンザ脳症とされているようです。

インフルエンザ脳症になってしまう原因として考えられているのが、
体の中の仕組みのひとつでもあるサイトカインにダメージを与えてしまうからということです。

インフルエンザ脳症の場合は、
脳炎とは違い脳にインフルエンザウイルスが侵入しなくても発症する病気です。
インフルエンザウイルスに感染すると、インフルエンザウイルスは全身に広がります。

このインフルエンザウイルスというのはとても毒性が強いため、
毒から体を守る体内の免疫機能にダメージを与えてしまうのです。
その中でも、特に病原体を体の外へ出そうとする免疫機能が
サイトカインと呼ばれているのです。

このサイトカインがダメージを受けることによって、
免疫機能が正常に働かなくなり過剰に反応を起こしてしまいます。
これによってインフルエンザ脳症が起きてしまうのです。

インフルエンザ脳症になるとどんな症状がでる?

では、インフルエンザ脳症になるとどんな症状がでるのでしょうか?

インフルエンザ脳症は、インフルエンザによって高熱が出てから
数時間〜1日の間にけいれんや意識障害、異常行動などの神経症状が出てきます。

この症状の中でもけいれんの症状が出ることが多く、
体全体がガタガタと震えるようなけいれんが起きます。
そのけいれんもずっと起きているのではなく、
短いスパンでけいれんが起きたり起きなかったりが繰り返されます。

ただし、インフルエンザ脳症を起こしやすい幼児の場合、
高熱によって起きる熱性けいれんの場合もあるので、間違える可能性もあります。

インフルエンザ脳症のけいれんの場合、
時間として10〜15分以上続くこと、症状が繰り返されること、
さらに左右対称ではないこと、
これらの条件が当てはまったら少なくても熱性けいれんではありません。

そのため、病院などに連絡してどうすればいいのか
指示を仰ぐようにしてください。

ちなみに、意識障害の場合は、完全に意識がなくなるというよりは
呼びかけても返事をしないとか、少しつねっても痛みに気づかないなどの症状が出ます。

そして、異常行動についてですが、
実際にインフルエンザ脳症になった人の体験をもとにお話しすると、
親のことがわからなくなるなど、
まわりの人を正しく認識することができなくなるとか、
意味不明なことを発したり、急に泣き出したりなどの行動が見られるようです。

後遺症はあるの?

幼児が主になることが多く、
さらには脳への病気なので後遺症が残る確率は高いとされています。
その数字としては、20〜30%
5人に1人は後遺症があると思うと、恐ろしい病気です。

後遺症としては、神経に関わるものが多く運動麻痺をはじめ、
視覚や聴覚への障害、飲み込みなどに関係する嚥下障害などの体の機能に関するもの。

また、知能低下やてんかんなど精神にも障害が起きることもわかっています。
後遺症はリハビリで改善はしますが、完治はしません。
そのため、インフルエンザ脳症の後遺症で悩んでいる人は多いのです。

インフルエンザ脳症を予防するには?

後遺症の可能性もあるインフルエンザ脳症。
出来ればかかりたくはないですが、インフルエンザ脳症を予防することはできるのでしょうか?

予防法1 インフルエンザワクチン

インフルエンザ脳症にならないために、
とにかくインフルエンザにかからないというのが一番の予防法になります。
インフルエンザの時期が来る前に、
インフルエンザワクチンを接種することでインフルエンザになる可能性を低めてくれます。

予防法2 人の多いところへ行かない

特にインフルエンザが流行する冬の時期に、
人が多いところへ頻繁に行くことは避けましょう。
絶対に行かないというのは無理なので、出来るだけ行かないようにする
ということもインフルエンザの予防になります。

また、外へ行くときにはマスクなどで予防するのもひとつですね。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

このようにウイルスを99%防いでくれるような
ブロック力の高いマスクをオススメします。
アレルキャッチャーマスクの詳細はこちら

予防法3 解熱剤

インフルエンザになった場合、かなりの高熱が出るので
39℃以上の時に解熱剤の使用が勧められますが、
この解熱剤を使って39℃以上の高熱を下げるというのもひとつの予防法になります。

ただし、解熱剤の種類を間違えるとインフルエンザ脳症を引き起こし
やすくなるということもわかっているので、解熱剤はアセトアミノフェンンが
主体になっているものだけにしてください。

まとめ

2015-12-12c

インフルエンザ脳症は、特に幼児が起きやすいです。
親から見てもすぐに心配になるような、けいれんや意識障害、
異常行動などの症状が出るのでわかりやすいですが、
けいれんの場合熱性けいれんと間違いやすいので、
けいれんの仕方をしっかりと確認しましょう。

また、脳へ影響を与える病気だからこそ後遺症も残りリスクが高いです。
インフルエンザ脳症自体を予防というのはないですが、
とにかくインフルエンザに感染しないように対策を第一に考えてください。