百日咳は乳幼児に危険な病気として知られていて、
その症状は苦しそうな咳が特徴です。

乳幼児の百日咳にはその症状が発現の仕方が3段階あり、
初期にはその特徴的な咳は無いので発症に気付かれない事が多くあります。

判断は難しいのですが、炎症反応を調べると高い数値を示し、
発疹は出ないという特徴があります。

百日咳とはどんな病気?

2016-02-26a-2

百日咳はその名の通り咳が特徴の病気です。
普通のウイルス性の風邪とは逆に大人よりも子供の方が重く罹り、
乳幼児が罹ると死亡に至るケースが多い恐ろしい病気とされています。

子供が百日咳に罹った場合、その症状は三段階に分かれています。
潜伏期間は1週間から10日程度と言われていますが、
中には1ヶ月前後も潜伏期間があった事例もあるので、あまりはっきりとは断言出来ません。

子供の場合、まず発病初期はカタル期と呼ばれる症状が出て、
普通の軽い風邪のような状態となります。

この状態が2週間程続き、次に痙咳期という段階にシフトします。
この時期になると断続的な咳き込みの後に
笛のような呼吸音がする特徴的な咳が始まり、呼吸が困難な状況になります。

新生児などはまだ呼吸が未熟なのでこの笛のような呼吸は無く、
咳が続いて息が出来なくなるという状態に陥るようです。

この時期に肺炎や脳炎などを発症したり食事や給水が出来ず
脱水や栄養失調に陥ったりと重篤な状態に陥る事が多々有ります。


咳が続いて酸欠でチアノーゼになったり、
咳き込んで痰が出るのでその痰を詰まらせて窒息する場合もあるのです。

百日咳の原因は?

百日咳の原因は百日咳菌という病原菌によるもので、
この菌が喉などの呼吸器の繊毛に取り付いて毒を出して麻痺させる事で発症します。

流行の時期というのが特に無く、
あえて言えば春から秋に掛けてが多いという、常に潜伏している細菌です。

流行の周期としては2年から5年と言われていて、
思春期の人や大人が罹ると特徴的な咳がほぼ無いまま病気が終息するので
それと気付かずに流行している場合もあるという厄介な特徴があります。

感染はカタル期以降の患者の唾液などからの飛沫感染が主で、
感染力が強く、患者と判明したら通院以外の外出を禁じられる事になります。

アメリカなどの調査では
家族の中の大人が自覚症状の無いまま感染源となっている場合が多いとされています。

大人の百日咳は軽く罹る事が多いのでこのような事が起こるようです。
前述したように百日咳は発疹は出ず、
検査をすると炎症反応が高いという特徴があり、
その他の検査も重ねて割り出す事も可能なので、
小さい子供がいる家庭では風邪と軽く考えずに病院で検査をしてもらう事が大切でしょう。

百日咳を予防するには

現在は百日咳のワクチンは四種混合ワクチンとして定期接種の対象となっていて、
生後3ヶ月程から受け始めるようです。

アメリカでは出産直後のワクチンのない状態の新生児を守る為に
妊婦にワクチン接種を義務付けている程百日咳での乳幼児の死亡率は高く、
日本ではこの予防接種は受けられないので
乳幼児自身がワクチン接種を受けるまで油断出来ない状態が続きます。

更に百日咳はワクチン接種を受けても、
また、一度罹った後でも再び発症する事がある病気で、
子供の頃に予防接種をしたから大人になって百日咳に罹らないという事はありません。

ただし、一度感染した後やワクチン接種をしていると次には軽く罹るようです。
大人が百日咳に感染して家族の小さな子供に感染させるという危険を避ける為に
大人にもワクチン接種が出来れば良いのですが、
現在日本には大人用のワクチンは無く、アメリカからの輸入か、
あえて子供用を利用するかという選択になるので、かかりつけの医師に相談するのが良いでしょう。

大人は軽く赤ちゃんは重い病気

普通のウイルス性の病気などは大体子供は軽く罹り大人は重く罹るので、
私達にはそういう意識があるのですが、
百日咳は全く逆で、呼吸器の未熟な赤ちゃんの呼吸を止めてしまうという危険な病気です。

その為、周囲の大人は神経質なぐらいに感染に注意した方が良いでしょう。
特に予防接種が射てるようになる前は決して気軽に他人に接触させない事が大切です。


一般の方は少々具合が悪くても熱が無かったり
目に見える変化が無かったりすると
大したことが無いので大丈夫と思いがちで、
その大丈夫な自分から他人に病気がうつるとは考えません。

悪意の無い加害者が最も恐ろしいという事を忘れないようにしましょう。
また、それは家族にも言える事で、少しでも具合が悪い場合は
赤ちゃんには接触しないという事をお互いに確認しておく事が大切です。

接触しなくても同じ空間にいなくてはいけない場合は
マスクや殺菌消毒などを怠らないように徹底しましょう。