子供の予防接種って数が多いから大変ですよね。
1回あたらい2本も3本も注射を打つ時もあります。
でも、注射によっては期間を開けなければいけないものもありますがそれはなぜでしょうか?

それは注射に不活化ワクチンと生ワクチンが存在するからなのです。
また、冬の時期に風疹インフルエンザの予防接種をしたい場合
同時に注射することはできるのでしょうか?

予防接種の不活化ワクチンと生ワクチンの違いとは?

2016-01-31b

予防接種を考える時に知っておきたいのが、不活化ワクチンと生ワクチンです。
名前を聞いたことがありますが、それぞれの違いはなんなのでしょうか?
そもそも予防接種は、色々な病気を予防するためにうつものですよね。

生ワクチンというのは、
その病気の原因となるウイルスまたは細菌の毒性を弱めたものです。

つまり、注射しているのは毒性が弱ったウイルスや細菌なのです。
このようにウイルスや細菌を注射することで、
そのウイルスや細菌に対しての免疫をつけるというものです。

一方不活化ワクチンは、
完全にウイルスや細菌を殺して毒性がなくなったものを注射します。

不活化ワクチンの中には、
免疫をつけるための成分が残されているのでそれによって免疫がつくという仕組みです。

また、それぞれにはもうひとつ特徴があります。
生ワクチンの場合、注射によって体内に入ったウイルスや細菌が増えて
免疫を作ってくれますが、その免疫が出来るまでには約1か月ほどかかります。

不活化ワクチンは、ウイルスや細菌自体が体に入るわけではないので
生ワクチンのように期間をあけずに何度か連続して免疫を少しずつつけていくような接種の仕方をします。

そのため、生ワクチンをうった後には少なくても1か月は予防接種が出来ないわけなのです。

風疹とインフルエンザの予防接種は同時に出来る?

冬の時期、インフルエンザが流行するため仕事をしている人はもちろんのこと
学校などに行かせている子供もインフルエンザを予防するために
インフルエンザの予防接種をすることが多いと思います。

ですが、このインフルエンザ接種のタイミングと
風疹の予防接種のタイミングが重なった場合、同時に接種してもいいのでしょうか?

風疹とインフルエンザの予防接種は同時に接種はできません。
もちろん病院でも言われるとは思いますが、
風疹は生ワクチンでインフルエンザは
不活化ワクチンと種類が異なるために、同時に接種することはできないのです。
では、どのようにそれぞれの予防接種をうけたらいいのでしょうか?

どのようなスケジュールでうつのが良いの?

風疹とインフルエンザの予防接種。
どちらもうけたいけれども、同時に受けることはできません。

その場合、どのようにうけたらよいのでしょうか?
風疹は生ワクチンでインフルエンザは不活化ワクチンです。

生ワクチンはすでにご紹介の通り、免疫が出来るまでに1か月かかるため
注射をうった後1か月は他の注射をうつことができません。

一方、不活化ワクチンはうった後1週間ほどで他の注射をうつことができます。
そのため、不活化ワクチンであるインフルエンザの注射を先にうって
1週間後に生ワクチンである風疹の予防接種をうけるのがベストスケジュールです。

逆にすればその間に1か月も空いてしまうので、
インフルエンザ→風疹という順番を覚えておきましょう。

風疹、インフルエンザそれぞれの予防接種をするメリットとは?

インフルエンザの予防接種は冬になるとすることも多いですが、
風疹の予防接種は最近よく耳にすることが多いです。
でもどうして予防接種をすることがよいのでしょうか?
それぞれのメリットはなんでしょう?

風疹の予防接種

風疹=子供の病気、大人になった今は関係ないと思われがちです。
ですが、そんなことはなく2013年には風疹の全国患者がその前の年の28倍以上の数になりました。

これは、大人はかからないと間違った知識を持っている人がいるということも
もちろんですが、風疹の予防接種をしたから大丈夫と思っている人もいるからです。

風疹の予防接種は風疹の予防になりますが、
実は昭和54〜昭和62年にうまれた人たちには風疹の予防接種をしっかりと受けていない人が多いのです。

そういった人はもちろん風疹に感染する可能性もあるのです。
そのため、近年再度風疹の予防接種がいわれるようになったのです。
特にこれから妊娠を考えている女性は、妊娠初期〜中期にかけて風疹にかかると
胎児に影響を与えることがわかっているからこそ予防接種をしていない人は、予防接種をするべきなのです。

インフルエンザの予防接種

インフルエンザの予防接種をすれば
必ずしもインフルエンザにかからないというわけではありません。

というのも、インフルエンザは毎年のように遺伝子の形をかえるので
免疫が必ず効くというわけではないです。

ですが、予防接種をすることでインフルエンザの症状を緩和することにはなるので、
インフルエンザの予防接種はしておくべきなのです。

ちなみに、インフルエンザの予防接種は2回接種することで
その効果が100%近い数字になることがわかっています。
そのため、インフルエンザの予防接種は2回とされているのです。

まとめ

予防接種には、生ワクチンと不活化ワクチンという2種類があります。
生ワクチンは、毒性を弱くしたウイルスや細菌を体に入れることで
免疫をつくるために、免疫を作るまでに1か月ほどかかります。

不活化ワクチンは、ウイルスや細菌を殺して免疫だけを取り出しているので
数回打たなければいけませんが、
1度うってから1週間ほどでまた注射をすることができます。

妊娠したい女性や子供が風疹とインフルエンザの注射をしたい場合には、
まず不活化ワクチンであるインフルエンザの予防接種を行い、
その後生ワクチンである風疹の予防接種をするようなスケジュールでうつと
スムーズに予防接種をうけることができますよ。

最後に、予防接種を受けることは大事ですが
受けたからといって安心できない場合もあるということがわかりましたね。

手洗いうがい、消毒を心がけ、普段からウイルスに感染しないような
習慣を身につけましょう。