副鼻腔炎の症状は鼻詰まりや鼻水だけだと思っていませんか?
実は、頭痛や倦怠感など、様々な不調の原因にもなる病気なのです。

この体調不良はただの疲れだと思っていたのに、
実は副鼻腔炎のせいということもあるかもしれません。

今回は、副鼻腔炎のせいでどんな体調不良が起こるか、それはなぜかについてご説明します。

副鼻腔炎によって起こる症状

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副鼻腔炎には二つあり、急性副鼻腔炎慢性副鼻腔炎に分けられます。
どちらも副鼻腔の細菌感染やウイルス感染のよって炎症を起こしている状態ですが、
1か月以内に治るものを急性、それ以上続くものを慢性と呼び分けています。

この副鼻腔炎によって起こる症状は、
粘りのある鼻水鼻詰まりという鼻の症状、
そして副鼻腔が炎症を起こすことにより生じる顔面痛頭痛頭重感
また、化膿した鼻水が喉に落ちることから口臭が出ることも多いようです。


これくらいは副鼻腔炎に詳しくない人でも知っていますよね。

もちろんそれだけではなく、
鼻詰まりで呼吸が浅くなることによって酸欠になり、
ふらつきや倦怠感、場合によっては手足のしびれが起こることもあります。

そして、鼻は耳ともつながっている部位のため、
鼻のかみすぎで耳がキーンとしてしまったり、聞こえが悪くなってしまうこともあるのです。


耳鳴りや聞こえの不調などは、日常生活に支障が出てしまいますよね……。
吸入などで鼻詰まりを解消すれば、酸欠や耳鳴りも軽減されるはずです。

こんな合併症の原因になることも……

また、副鼻腔炎のせいで別な病気にまで発展してしまうこともあります。

例えば、結膜炎
目と鼻もつながっているため、
副鼻腔に溜まった膿が黄色い目ヤニとして出て来てしまい、
膿に含まれる細菌が結膜炎を引き起こしてしまうのです。

結膜炎になるとコンタクトも入れられませんし、メイクもあまり盛れなくなってしまいますよね。

また、子供の場合は耳と鼻をつなぐ管が未熟なため、
蓄膿症から簡単に中耳炎になってしまうそうです。
かと言って大人はならないというわけではなく、
鼻のかみ方が悪いとやはり中耳炎を起こす可能性があります。

また、あまり多いケースではありませんが、
副鼻腔の炎症が脳を守る膜、髄膜にまで発展してしまい髄膜炎になることもあるため、油断はできません。

どんな薬を飲めばよい?

副鼻腔炎の時には、やはりお医者さんから出された抗生物質や抗炎症薬を飲むのが一番です。

また、漢方薬の「葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」も
副鼻腔炎に効果があるということをご存知でしょうか。

これは、風邪薬として知られる葛根湯に「川きゅう」、「辛夷」を加えた漢方薬です。

葛根湯は風邪に効きますが、副鼻腔の細菌感染にも効果があるそうです。
そして、鎮痛効果のある川きゅう、
鼻の通りを良くする辛夷の力が加わり、蓄膿症改善が期待できるとのことですね。

ですが、漢方薬は効果が出るのに時間がかかります。
一時的に頭痛や顔面痛を抑えたいという時には、ロキソニンやイブなどの鎮痛剤を飲んでも効くようです。

これはあくまで対症療法ですから、副鼻腔炎自体を撃退しなければ、
また痛みが出てしまうということを覚えておきましょう。

まとめ

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副鼻腔炎から生じる体調不良や合併症についてご説明しましたが、いかがでしたか?

「あっ、この症状、心当たりあるかも……」と思った人は、もしかしたら、
副鼻腔炎のせいで体調不良が生じているのかもしれません。
このまま放っておくと、
目や耳、脳などの合併症の原因となる可能性もありますので、
一度耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

ここでは副鼻腔炎によって起こる「体調不良」にスポットを当てましたが、
副鼻腔炎の症状で厄介なのが、「匂いや味がわからなくなること」。
鼻が詰まることで嗅覚が鈍り、嗅覚に頼っている味覚まで鈍ってしまうからです。

副鼻腔炎のせいで味が分からなくなってしまうと、何を食べても美味しくないとか、
美味しい料理を作れなくなるなどの害があります。

そんなことになる前に、早めの対処を心がけて下さいね。