蓄膿症とも呼ばれる副鼻腔炎
強い痛みや苦しみが無い分、治療のために通院する時間が惜しい人が多いと思います。
でも、不快な症状が出ることは間違いない病気のため、自分でできる対処法があれば試したいですよね。

そこで今回は、副鼻腔炎の治療法や自分でできる対処法、そしてお薬についてご説明します。

副鼻腔炎の病院での治療は

あまり重症ではない副鼻腔炎の治療は、
炎症止め解熱鎮痛剤で出ている症状を抑えながら、
抗菌薬を使って炎症の原因となっている細菌を撃退する処置がとられます。

急性の副鼻腔炎ならこの治療だけで2週間もあれば治すことができますが、
慢性化している場合はこれだけでは完治させられないこともあります。

薬の治療だけでは不十分と見なされた場合は、
鼻の奥にチューブを入れて溜まった鼻水を吸引したり、
生理食塩水で副鼻腔を洗浄したのちに薬による治療が行われます。

これでも不足がある場合は、手術をするという流れになります。
慢性化によって粘膜が厚くなったりポリープができていると
薬や洗浄だけでは症状が改善されないため、鼻の奥に内視鏡を入れて邪魔な部分を切除します。

そして、手術をしたうえで投薬や鼻吸引を行って完治させます。

点鼻薬ナゾネックスとはどんな薬?副作用は?

上記のような投薬治療では、急性副鼻腔炎の場合は強めの抗菌薬、
慢性の場合は投薬が長くなることを見越してそれよりも弱めの抗菌薬が出されます。

症状によっては、抗菌薬のほかに抗炎症薬が出されることがあります。
このときよく見られるお薬の中に、「ナゾネックス」という点鼻薬があります。
これはステロイド系の抗炎症薬で、副鼻腔炎だけではなくアレルギー性鼻炎の時にも用いられます。

ステロイド薬ということで、使用後すぐに鼻の不快症状が緩和されますが、
その分やはり副作用があります。

よくある副作用は、鼻のかゆみや刺激感、喉への違和感などが見られます。
これらは健康上の問題はなく、使用を中止するほどのものでは無いとのことです。

また、使う向きによっては鼻血が出ることもありますが、
正しい用法、用量で使用すれば鼻血は出ないはずなので、もう一度使い方を確認してみましょう。

以上のほか、ごくまれに蕁麻疹や呼吸困難などのアナフィラキシー症状が出ることがあるので
このような症状が出たら、すぐに使用を中止してください。

副鼻腔炎についてはこちらの記事もご参考に!

蒸しタオルを使った対処法をご紹介!

副鼻腔炎の自宅でできる対処法の中に、蒸しタオルを使ったものがあります。

方法は簡単なもので、蒸しタオルを鼻に乗せ、皮膚の上からじんわりと温めると同時に
鼻の穴から蒸気を吸いこみ、鼻の粘膜の血行を良くして腫れを鎮め、鼻詰まりを緩和させるというものです。

蒸しタオルの温度は肌に触れて熱すぎない程度で。
鼻の皮膚は思いのほか薄く、熱いタオルを乗せただけで火傷してしまいます。

蒸しタオルの作り方はご存知かと思いますが、念のため作り方動画を載せておきますね。

ユーカリやラベンダーなどのアロマオイルをごく薄く染み込ませたタオルを使うと、
鼻詰まりを改善し、リラックスすることができますよ。

以上のような蒸しタオル療法は応急処置としてとても優秀な方法ですが、
これだけで副鼻腔炎を完治させることは難しいと思った方が良いでしょう。

副鼻腔炎は感染によって起こるものですから、
その根源である細菌を退治しなければ完全に治ったとは言えません。
病院での治療に加えて、自宅で症状を緩和させるために用いるのが良いでしょう。

予防のためにできること

一度発症するとすぐには治らないことで有名な副鼻腔炎
発症したばかりの急性副鼻腔炎も、2~3週間は薬を飲み続ける必要があるそうです。

しかも、一度発症すると再発しやすく、
頑張って薬を飲んでも副鼻腔炎から完全に逃れられたとは言い難いのです。

このように長引くのが当たり前の副鼻腔炎ですから、
発症後に早く治す方法を知るよりも予防に努めた方が懸命だと言えるでしょう。

副鼻腔炎を予防するためには、その原因となる風邪や花粉症をしっかり予防することが大切です。
悪化する前に病院に行くのも忘れてはいけませんよね。

そして、鼻水が出ているときは、副鼻腔に鼻水が流れ込まないように、ゆっくりと片方ずつ鼻をかむこと。
勢いよく「フーン!」とかんでしまってはいけません。

また、細菌に感染しにくい身体を作るため、睡眠、栄養、休養をしっかり確保して
強い身体を作ることも副鼻腔炎予防につながります。

風邪をひきやすいこの季節は、副鼻腔炎のリスクも激増します。
風邪をなるべく防ぎながら、鼻を大切にするように習慣づけて下さいね。