副鼻腔炎は、鼻水、鼻詰まりなど風邪の症状が悪化して
副鼻腔に膿がどんどん溜まっていき、やがて炎症を起こして頭痛の症状がでます。
酷くなると後頭部などに激痛が走るようになります。
副鼻腔炎になってしまった時の対処法や効果的な市販薬の紹介、どんな人がなりやすいのか?
治療期間と治療法や日頃から出来る予防法を説明していきます。
炎症から頭に激痛が?
副鼻腔内は粘膜でおおわれていて、表面上に細い毛が無数生えています。
綿毛は、同じ方向に動き外から入ってくるホコリや花粉など異物を分泌と混ぜて、
自然口から鼻腔へと出す仕組みになっています。
ちょうど頬骨がある小鼻より少し上の辺りにある骨の下に副鼻腔があります。
そこは空洞になっていて、鼻水や鼻詰まりで詰まってしまったりそれが悪化すると膿が溜まっていきます。
それが外に排出されないでドンドン溜まっていくと眉間の少し上の辺りのおでこまで溜まってしまいます。
やがて炎症を起こして熱が出てきて激痛を伴った頭痛が出てしまうことになります。
さらに症状が悪化するとこめかみ、後頭部などにも激痛を伴った頭痛がでます。
市販薬で対処を!
市販薬である鎮痛剤などは
副鼻腔炎の炎症を抑えたり炎症によって起きた頭痛にも効果があります。
よく見かける一般的な頭痛薬で十分です(*^^*)
そして、去痰薬などは、炎症の原因である膿を痰を一緒に鼻腔の外へ出す効果があります。
その他にスプレータイプの薬や漢方薬など炎症を抑えたり頭痛緩和などに効果があります。
しかし、これらの薬は、根本的な治療にはなりません。
副鼻腔炎は、細菌やウイルス感染によるもので治療には抗生物質が含まれるている薬が必要だからです。
抗生物質が含まれる薬は、市販薬にはないので必ず病院に行って診てもらう必要があります。
市販薬は、病院へ行くまでの対処として頭痛緩和や炎症を抑えるものとして使用するといいです。
副鼻腔炎が重症化するとどうなるの?
副鼻腔炎を発症して酷くなっていくと鼻腔の周りの器官にも何らかの症状が出てきます。
鼻から耳へと通じる管が炎症して中耳炎になります。
そして喉に鼻汁が流れてしまうと気管支炎、喉頭炎さらに胃腸障害まで起きてしまいます。
さらに膿が脳神経である三叉神経を圧迫することにより
頭痛を伴い目の方までいってしまうと手術が必要になってきます。
副鼻腔炎の治療法として軽症であれば抗生物質などの薬剤と通院をする局所療法があります。
そして副鼻腔炎を起こしている部位を取り除いてしまう摘出術をします。
最近では慢性副鼻腔炎になってしまった場合、
マクロライド系の抗生物質を長期使用することで改善もみられますが、
効果が出ない時には鼻の穴から副鼻腔への通気性を良くするために鼻の入り口から鼻茸を根元から除去をする手術を行います。
医療技術の進歩により日帰りの手術が一般的です。
そして、急性副鼻腔炎であれば抗生物質で完治することが出来ます。
副鼻腔炎についてはこちらの記事もご参考に!
乳製品や油物は控えて!
副鼻腔炎症から来る頭痛の原因は、膿が溜まって炎症を起こしているからで、
その膿のもととなる粘液を増やさないように食べることを控えた方がいい食品があります。
乳製品である生クリーム、牛乳、ヨーグルト、チーズ、そして砂糖が多く含まれるお菓子、饅頭、ケーキ。
油を多く含むフライや天ぷらなどです。
特に蓄膿症による頭痛、歯痛、顔面痛などの症状があるときは、軽食にした方がいいです。
胃の中を空にしておく状態をつくることで毒素の分解が進みます。
漢方的に水分代謝が悪くなっている病気です。
ですから水分代謝を上げるためにお酒、コーヒーなどは控えて常温の水か白湯を飲むといいです。
紅茶や緑茶も控えた方がいいでしょう。
まず、風邪を悪化させない!
副鼻腔炎や蓄膿症は、風邪が悪化してなる症状なので風邪を引かないように気をつけることです。
また、風邪を引いてしまったら長引かせて悪化させないことです。
そして、鼻風邪は、特に気をつけることです。
鼻風邪と引くと鼻水がサラサラと多く出るようになり、
長引くと鼻水が鼻の中にずっと溜まった状態になり炎症が起こり、副鼻腔炎になりやすくなります。
副鼻腔炎になってしまうとネバネバとした黄色い鼻水が出て更に悪化すると緑色になったりします。
そうならないために鼻に風邪の症状が出たら優しく鼻をかむこと、
ひどいようであれば医者に診てもらい鼻洗浄を行い鼻の粘膜を清潔にするようにします。
アレルギー性鼻炎の方は、アレルギーの症状の原因であるアレルゲンを知り
鼻づまり、鼻水の症状の習慣化を防ぐことにより副鼻腔炎を引き起こしたり慢性化することを防ぐことにもなります。
まとめ
副鼻腔炎になる原因は、
鼻の中の空洞の部分に鼻水が溜まって鼻がつまりそれが悪化すると膿が溜まっていきます。
そして、膿がドンドン溜まっていってしまうと炎症を起こして頭痛を引き起こします。
市販薬などは、炎症を抑えたり症状を緩和することは出来ますが根本的な治療にはなりません。
副鼻腔炎は、細菌やウイルス感染によって炎症が起こるので抗生物質が含まれる薬が必要です。
市販薬で抗生物質は販売してないので病院に行くまでの症状を抑えるものとして使用します。
そして、慢性副鼻腔炎になると鼻の入り口から鼻茸を根元から除去する手術を行います。
日帰り手術が一般的です。
副鼻腔炎が原因の頭痛の対処方法は、乳製品、砂糖、油を控えること、
胃の中を空にしておく状態をつくり毒素分解をすすめます。
そして、水分代謝を上げるためにお酒やコーヒーなのどを控えてます。
食べるものと飲むものに気をつけて膿のもととなる粘液を増やさないことです。