自分の免疫が自分の身体を攻撃する病気を自己免疫疾患と言いますが、
その一つに膠原病があります。
難病として知られる病気ですが、この病気で苦しむ人は意外に少なくないのです。

この膠原病は、日焼けが症状に影響するという説があります。
今回は、膠原病と日焼けの関係やその対策などについてお伝えします。

膠原病とはどんな病気?

膠原病とは特定の病気の名前ではなく、関節リウマチシェーグレン症候群などの、
全身に症状の出る自己免疫疾患を総称した呼び名です。

女性に多く、原因はまだはっきりと解明されていませんが、
遺伝的要素環境要因が引き金となって起こるのではと考えられています。

膠原病だと診断されるきっかけに、原因不明の発熱発疹、関節痛
そして、レイノー現象と呼ばれる手足の血行障害があります。
これらが見られると、その他の膠原病の症状を問診し、はっきりと診断するために血液検査をすることになります。

その結果膠原病と診断されれば治療を行うことになりますが、膠原病は完治が見込めない病気のため、対症療法が主となります。

一般的にはステロイド薬、そして症状によって抗リウマチ薬などを投与しますが、
症状が軽い人は投薬自体が必要ない場合もあります。

今のところ完治しない病気ではありますが、投薬や普段の生活習慣によって、
健康な人と変わらない生活を送ることは十分可能とされています。

膠原病と日光(日焼け)の関係は

膠原病を発病した場合、医師から生活習慣における注意事項の指導を受けることになります。

例えば、睡眠不足疲労、ストレスなどは悪化の要因となるので避けるようにし、
血行不良を招く喫煙は禁止となります。

そして、何より日光を避けることが膠原病患者の最大の注意点となります。
これは、日焼けをしてはいけないというよりも、
皮膚の色が変わらなくても日光自体を浴びてはいけないということです。

膠原病を患う人が太陽の光を浴びると、関節の腫れ発疹、発熱など、
症状の悪化を招くことがわかっています。

この原因は詳しく解明されていませんが、日光に含まれる紫外線によって免疫機能エラーを起こし、
自分の身体を攻撃する勢いが強くなるのではと考えられています。
https://twitter.com/corydalis2/status/821252934016974849


このように、日光や紫外線との戦いは膠原病患者にとっては付き物とも言えます。

こちらの記事でも日焼けについて詳しく説明しています。

日光対策にはどうすれば良い?

膠原病を悪化させないための日光対策は、美容目的で行うよりも厳しいものとなります。

日焼け止めをしっかり塗ることや、長袖やすその長いボトムを着用するのはもちろんのこと、
その上日傘を差して直射日光を避けることが推奨されています。

また、日焼け止めを塗ることができないなども日光によるダメージを受けやすく、
サングラスやUV効果の高いリップクリームを塗る必要があります。

日光過敏症などと呼ばれる、日光による影響が出やすい体質の人は、
夏の日差しが強い日は外に出ないという人も少なくありません。

日中働きに出ている人にとってはかなり厳しい制限となりますが、
そのせいで体調不良を引き起こし、仕事自体ができなくなる事態を避けるためには、外出制限も仕方のないことですね。

もし日光を浴びてしまったら

もし、気を付けていても日光を直に浴びて症状が出てしまった場合は、
軽い場合なら悪化しないように気を付けながら数日過ごせば良くなることが多いそうです。

しかし、日光のせいで出た症状が重かったり、数日経っても良くならないという時には、
ステロイド薬を服用するなどして症状を抑えることになります。

膠原病は一生の付き合いになる病気なので、自分の生活スタイルに合わせてどんな対処が必要か、
もしもの時はどうするかなどを考えておくことで、制限があってもかなり暮らしやすくなるはずです。

まとめ

膠原病という病気と紫外線の関係や、その対処法などについてお伝えしました。

本文中でもお話しした通り、膠原病は長い付き合いになる病気です。
しかも、症状には個人差があるため、「ここをこうすれば大丈夫」とは言い切れない病気でもあります。

膠原病とうまく付き合うコツは、無理をしないようにして自分にできる仕事量や活動量を受け入れることだそうです。

また、ストレスも大敵のため、自分が楽にできるような工夫も悪化させない秘訣なのだとか。
膠原病と診断されても悩まず、自分の体質だと割り切って過ごすことが一番だと言えますね。