花粉症の季節になりましたね。
街でも、マスクをしている人、苦しそうな咳をしている人、
涙目の人、厳重な花粉対策をしている人をたくさん見かけます。
スギ花粉の花粉症も苦しいですけど、ヒノキの花粉症を持っている人も、
近年かなり増えてきているようですね。
中には両方持っているという大変な人もいるようです。
スギ花粉も厄介だけれど、ヒノキ花粉も厄介なものです。
そんなヒノキ花粉にスポットを当てて行きたいと思います。
ヒノキ花粉の特徴
ヒノキ花粉は、スギ花粉ととてもよく似ています。
ただ、スギ花粉よりもヒノキ花粉の方が、目に対してのダメージが強いです。
目が弱い人にとってはスギ花粉よりも脅威かもしれません。
ヒノキは日本特有の樹木で、火の木と呼ばれて昔から重宝されてきました。
樹齢20年を境に、花粉の飛散量が増していきます。
また、日本に植えられているヒノキは、まだ若い樹木が多いので、
今後ますますヒノキ花粉の飛散量が増えて行くでしょう。
あと何年後かには、スギ花粉よりも脅威になっているかもしれませんね。
ヒノキ花粉の飛散時期は?ピークはいつ頃?
そんなヒノキ花粉は3月上旬~中旬に飛散し始め、4月上旬をピークに5月上旬に収束します。
過去3年のデータをみてみても、2016年は飛散開始が2月中旬。
3月中旬をピークに5月上旬に終息、2015年は飛散開始が3月上旬。
3月中旬をピークに5月上旬収束、2014年は4月上旬から中旬がピーク。
(2014年は寒さのせいか、例年の半分程しか花粉飛散はなかった)
ピークは大体3月中旬で、収束するのに時間がかかります。
4月上旬にはヒノキ花粉真っ盛りのようですね。
また、年度だけでなく気候やヒノキの植樹数により、ピークも地域ごとに差があるようです。
ここで、地域別にみてみます。
- 仙台
- 4月いっぱい
- 東京
- 3月半ばから4月
- 大阪
- 4月上旬から4月中旬
- 京都
- 4月上旬から4月中旬
- 福岡
- 3月上旬から4月上旬
細かい差はありますが、概ね4月にピークがくるようです。
毎年、スギ花粉のピークが過ぎる頃、ヒノキ花粉のピークになりますね。
【週間花粉】西〜東日本は、スギ花粉がだんだんピークを越え、ヒノキ花粉の季節へhttps://t.co/bza468Mvuh pic.twitter.com/0TCTBwM8wo
— ウェザーニュース (@wni_jp) March 30, 2017
ヒノキ花粉症の方はご注意を!西~東日本はまもなくヒノキ花粉の飛散量がピークに https://t.co/4KJwsqv8G4
— test (@test58215983) March 30, 2017
三月末のピーク前にもかかわらず、ヒノキが猛威を振るっているようです。
こちらの記事でもヒノキ花粉について詳しく説明しています。
ピーク時期を迎える前にできる対策
それでは、ヒノキ花粉がピークを迎える前にできる対策ってあるのでしょうか?
それは、花粉が飛び始める1~2週間前から抗ヒスタミン剤を飲んでおくことが効果的です。
二月下旬〜三月上旬にかけて耳鼻科で薬を処方してもらうか、
薬局で身体に合うアレルギー鼻炎薬をあらかじめ飲んでおくのが効果的です。
また、ヒノキ花粉は、主に目に症状が出るので、
鼻や喉の症状よりも目に症状が出ている人は耳鼻科ではなく眼科に行って処方してもらう方が良いです。
スギ花粉もヒノキ花粉も、症状が出てから処方するという対処療法が一般的です。
ピーク前に症状が出たら、すぐに耳鼻科か眼科に行って処方してもらうことをお勧めします。
あるいは自分がヒノキ花粉症やスギ花粉症だと認識している方は、
花粉が飛散する前に病院へ行って先生に相談するのも効果的です。
あらかじめ薬を飲んでおけば、症状は和らぎます。
また、花粉の季節になったら加湿&空気清浄機は欠かせません。
その位の湿度ですと、空中に浮遊している花粉が床に落ちてしまうのでアレルギー効果が薄くなります。
そして、この季節はなるべくお掃除は掃除機ではなく拭き掃除にした方が花粉の除去効果が高いです。
まとめ
冬が終わり春になると暖かくなって、気分も晴れ晴れする・・・はずなのに、
アレルギー性鼻炎のせいでこの季節が憂鬱という方が多いですね。
私もその一人です。
なるべく身体が楽に効果的に過ごせるようにするには、
早めの正しい対処が必要になります。
アレルゲンについての正しい知識を持ってなるべく楽に、この季節を乗り切れると良いですね。