冬から春にかわる季節、
気温が暖かくなることはうれしいですが花粉症の人にとっては苦しい季節。
なぜなら、花粉が飛び始める時期だからです。
ヒノキも日本で多い花粉症のひとつですが、ヒノキ花粉の特徴はあるのでしょうか?
また、花粉症の人が鼻血が出やすいのはどうしてなのでしょうか?
ヒノキ花粉の特徴
まずヒノキ花粉がどのような特徴をもっているかをご紹介します。
ヒノキ花粉が飛散するのは、主に3〜5月です。
もちろん、地域によって多少前後することもありますが
基本的にそれぐらいの時期と覚えておいてくださいね。
ヒノキ花粉の特徴として、ヒノキ花粉は目の粘膜に反応しやすいということ。
もちろん、くしゃみや鼻水なども症状は当たり前のように出ますが、
ヒノキ花粉はより、目の粘膜に反応しやすいために、
目のかゆみがひどかったり涙が止まらなかったりなどの症状が強く出るのがヒノキ花粉なのです。
ヒノキ花粉症の人の多くはスギ花粉にも反応する
ヒノキ花粉だけではなくスギ花粉に悩まされている人も日本には多くいます。
スギ花粉は、ヒノキ花粉よりも早く2月ごろから飛散し始める花粉です。
実はこのスギ花粉とヒノキ花粉は構造がとてもよく似ていることがわかっています。
花粉には花粉症の原因になっている、糖たんぱく質という成分がありますが
この糖たんぱく質の構造が、ヒノキとスギがそっくりなのです。
なので、スギ花粉とヒノキ花粉どちらにもアレルギー反応を起こすことが多く、
ヒノキ花粉症の人の70%がスギ花粉症でもあるとされています。
その割合を見ればわかると思いますが、ヒノキ花粉症だけになる人は少なく
ほとんどが両方の花粉症を発症しているのです。
花粉症の人が鼻血が出やすいのはなぜ?
ヒノキ花粉症やスギ花粉症などの花粉症の人の多くの悩みのひとつに、
鼻血が出やすいということがあります。
でもどうしては鼻血が出やすくなってしまうのでしょうか?
もともと鼻の粘膜部分には、毛細血管や血管がたくさん集まっています。
花粉症になるとその鼻粘膜が腫れあがって強い刺激が加わってしまうのです。
毛細血管や血管が集まっている鼻の粘膜部分が、
花粉症による刺激を受けることで毛細血管や血管が傷ついて血が出てしまうというわけなのです。
また、鼻をかんだり鼻をいじったりすることも増えるので
それでも毛細血管や血管を傷つけて鼻から血が出てしまうのです。
これが花粉症の人が鼻血が出やすい理由です。
今ヒノキ花粉ですか?
鼻かんだら鼻血スプラッシュだしヘイトもりもり溜まってます— ざきやま (@TeihenYama) May 8, 2015
花粉症の鼻血を予防できる?
ひどい場合、花粉症の人は毎朝のように鼻血が出るということも多いようです。
鼻血が出るとその対処にも時間がかかるため、なかなか大変なことです。
こういった鼻血を予防できるのでしょうか?
鼻血を予防するには、とにかく花粉症を予防することが一番。
花粉症の予防にはとにかく、免疫力をアップさせておくことが重要です。
簡単に出来る免疫力アップ方法をご紹介します。
ヨーグルト
免疫の約7割は、腸内にあります。腸内が不健康な状態だと免疫は十分に働くことが出来なくなってしまうため、
免疫力を高めるために腸内をきれいにする必要があるのです。
そのために、効果的なのがヨーグルト。
ヨーグルトは腸内環境を整えてくれるため、
免疫力アップのためにとても効果的なのです。
睡眠
不規則な睡眠や質の悪い睡眠は免疫力を下げてしまう原因となってしまいます。
そのため、睡眠の質をあげて規則的に睡眠をとるように心がけましょう。
布団やまくら、湿度など睡眠しやすい環境を作り、
出来るだけ夜更かしはしないようにしてください。
運動
激しい運動ではなく、適度な運動を生活に取り入れることでも
免疫力が高まることがわかっています。
1日30分くらいの散歩でもいいですし、それをとる時間もないのであれば
エレベーターやエスカレーターではなく階段を使ったり、
1駅分は歩いてみたりなどして上手に運動を取り入れてみましょう。
適度な運動は、睡眠しやすい体にもしてくれますし
ストレスを解消するにも適しているので、免疫力アップには特におすすめです。
まとめ
ヒノキ花粉は3〜5月に飛散し、特に目の粘膜に反応しやすい特徴があります。
目のかゆみが強いなど目の方が症状が強い場合には、
ヒノキ花粉症である可能性が高いですよ。
さらに花粉症によって引き起こされる鼻血は
鼻の毛細血管や血管が傷つけられて出てしまうものです。
鼻血を解消したいのであれば、とにかく花粉症にならないことが大切。
花粉症対策として免疫力を高める生活を心がけましょう。