身体が冷えたときや寒いとき、トイレが近くなりますよね。
冷え性だと、そんな尿意のある状態が長く続いてしまうため慢性的な膀胱炎になりやすいのです。

今回は、そんな冷えによる膀胱炎のことと、
膀胱だけでなく冷えによって起こる腎臓の働きにも注目しながらご説明します。

冷えによってなぜ膀胱炎が起こるのか

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まず、冷えると汗をかきにくくなるため、体内の余分な水分を出す手段が、
排尿しかなくなるため、尿意が近くなります。

ですが、周囲の目を気にしたり、忙しいなどで頻繁にトイレに通うことを避け、
その尿意を我慢し続けることにより、外部からの細菌の侵入を防ぐことができず、
膀胱内の尿中で細菌が繁殖し、炎症が起こってしまうのです。

ここでも、冷えが炎症を加速させることになります。
体温が下がると免疫力が落ち、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうからです。

また、女性の方が男性よりも膀胱炎になりやすいことをご存知でしょうか。
これは、尿道の長さが短く出口と肛門が近いため細菌が入りやすいことが一番の原因ですが、
それに加えて、女性の方が発熱する機関である筋肉が少ないことと、
ホルモンバランスの変化により自律神経が乱れやすく、冷え性になりやすいためとも考えられています。

腎臓と冷えの関係

それでは、膀胱炎とは別な視点で、腎臓の冷えについて考えてみましょう。

腎臓は、あらゆる臓器の中でも、最も冷えに弱い臓器だと考えられています。
腎臓を冷やすことによって起こる最たる症状が、排尿障害です。

これは、尿の出が悪いとか、あまり尿が作られないことも指しますが、
冷えによって起こりやすい排尿障害は「頻尿」です。

頻尿は、腎臓や膀胱が活発に動いている印象がありますが、
実はそうではなく腎臓の機能が弱ることで起こります。
そのメカニズムは、以下のようになります。

血液中から漉し取られた不要な物質を含んだ水分を原尿と呼びます。
これをそのまま体外に尿として排出するのではなく、
その原尿から、身体に必要な成分だけを再吸収し、
そこで吸収されずに残ったものだけを、尿として排出するようになっています。

そのため、膀胱が正常に働いていると、通常の濃さの尿が、適量だけ生産されて排出されますが、
冷えによって腎機能、特に再吸収する機能が衰えると、
色の薄い、水分の多い尿がたくさん出ることになってしまうのです。

膀胱炎にかかると、ただでさえ排尿痛などでつらいのに、同時に腎臓が冷えると、
尿の回数が必要以上に増えてしまうことで、なおのこと不自由な思いをしてしまうのです。

冷えや膀胱炎についてはこちらの記事もご参考に!

冷え性を防ぐためには

先ほどのご説明により、膀胱炎を防ぐためには、
冷え性を解消することが近道だということがわかりますよね。
それも、特に腎臓が冷えないように注意して、対策を取ることが大事になってくるのです。

まず、身体を冷やさないために必要なことは、熱が外に逃げてしまわないようにすること。
厚着をしたり、あまり締め付けない暖かな靴下を履くなどの、
一般的な冷え性への対策はもちろん、腎臓を温めることも大切ですから、
可能であれば腹巻などを着用するのも効果的です。

そして、冷たい飲み物や食べ物を避けて、内側から身体を冷やさないように気を付けます。
また、進んで身体を温めるものを摂るようにして下さい。
温度という点で温かい料理や飲み物を摂るのはもちろんのこと、食材選びも気を付けましょう。

例えば、ねぎや生姜などは身体を温めますから、毎日の食事に取り入れると良いでしょう。

生姜紅茶などを飲むと体がポカポカして、
寝る前に飲めば、今まで手足が冷えてなかなか寝付けなかったのも
冷えが改善され、気持ち良く寝られますよ♪
逆に、トマトやナスなど、夏が旬の野菜は、身体を冷やす性質を持つものがたくさんあります。

このように、食材選びから意識することで、冷えにくい身体作りを心がけて下さい。

まとめ

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いかがでしたでしょうか、冷え性から起こる膀胱炎腎臓の機能低下についてご説明しました。

膀胱炎と、腎臓の冷えによる頻尿は、もともとの原理は全く違うものですが、
その原因のカギを握るのは、両方とも冷え性なのです。

ですから、これらの排尿障害を一度に遠ざけるためには、
身体を冷やさないようにし、温める努力をすることが一番です。

女性は特に冷え性になりやすいですが、冷えは膀胱炎だけではなく
女性機能にも悪影響を及ぼしますので、早くのうちに絶対に改善しておいた方が良いと言い切れます。

ですから、ファッションを重視して薄着をしたり、
職場の冷房などを我慢し続けるのは全くおすすめできないことです。
この機会に、膀胱、腎機能、そして女性機能を正常に保つために、
身体を温める配慮をしてみてはいかがでしょうか。