子供の夏風邪として有名なヘルパンギーナ
代表的な症状高熱口内の炎症水疱ですが、まれにこの高熱が無いヘルパンギーナもあるのだとか。

こんな時は、幼稚園や保育園は休ませなくても良いのでしょうか……?
ヘルパンギーナは熱が下がればOKというのが一般的ですが、それ以外の症状によって可否が変わります。

今回は、ヘルパンギーナの症状やお休みするときの目安などについてお伝えします。

熱のないヘルパンギーナもある!登園の可否は園に問い合わせて

こちらのように、熱は無くてもヘルパンギーナと診断されるお子さんは少なくありません。
でも、その他の症状である口内の水疱炎症はしっかり出てしまうので、
やっぱり「熱が無いから元気」というわけにはいかないんですよね。

基本的にヘルパンギーナは学校保健法お休みの規定を定められていないため、
熱が下がって一日経過したら登園・登校しても良いというのが一般的な判断です。

ただ、熱以外の症状が重く、子供自体が食事を摂れない状態だとか、
ぐずり続けるという状態なら、元気になるまでお母さんが様子を見た方が良いでしょう。

また、通っている園によってお休みの判断が異なる場合もあるので、
本人が行けそうでも念のため登園しても良いか問い合わせましょう。

ヘルパンギーナの主な症状、間違われやすい病気

一般的に見られるヘルパンギーナの主な症状は…

  • 38℃以上の発熱
  • 喉の水疱、口内炎
  • 喉の奥の強い炎症、痛み

これらは「ヘルパンギーナ三大症状」とも呼ばれ、診断の目安にもなっています。

また、これらの他、倦怠感関節痛熱性けいれんを引き起こす場合もあります。
まれに重症化して髄膜炎を起こすことがあり、その時は首の痛み頭痛吐き気嘔吐を引き起こします。

もしも、様子がおかしいと思ったらすぐに病院に連れて行ってあげて下さい。

また、ヘルパンギーナはしばしば手足口病と間違われることがあります。
手足口病はそれほど高熱が出ない病気という認識が強いですが、
手足口病を引き起こすウイルスの一つ、コクサッキーA6高熱を出しやすく
ヘルパンギーナと誤診されることもあるようです。

ヘルパンギーナと手足口病の大きな違いは手足に発疹があるかどうか
熱の有無ではなく、ヘルパンギーナは口の中だけ手足口病は手足にも発疹が出ると覚えておきましょう。

ヘルパンギーナについてはこちらの記事もご参考に!

予防策は物理的手段がメインとなる

残念ながらヘルパンギーナには予防接種は無く、何度もかかる病気なので
好発年齢である乳幼児期は物理的な予防をしっかりしなければいけません。

ヘルパンギーナは飛沫感染接触感染によってうつるので、
うがい、手洗いが予防の大きなポイントになります。
幼児ならお母さんの監督下で正しいうがい、手洗いを教えてあげるようにしましょう。
赤ちゃんなら、口に運びやすい手を常に清潔に保ってあげるという方法が有効です。

幼児にはこんな子供向け動画でうがい手洗いの必要性を教えてあげてもいいですね。

また、大人もかかる恐れがあるので、子供が多いところに行くときはお母さんも予防する必要があります。
特に妊婦さんの場合はお腹の赤ちゃんにもウイルスがうつってしまうので、
マスクなどしてしっかり感染経路を断ちましょう。

市販薬を飲むなら

ヘルパンギーナには特効薬もありません
そのため、病院でできる対処は解熱剤、そして口内の粘膜を保護する薬が出されるのが一般的です。

子供の場合は飲める市販薬が少ないので、
できれば病院で処方してもらうのが一番なのです。

どうしてもすぐに病院に行けないということであれば、
小児用バファリンなどの解熱鎮痛剤、そしてアズレンなどのスッキリ系うがい薬喉の奥の炎症を鎮めるのが良いでしょう。

大人の場合もやはり鎮痛剤、または総合感冒薬、つまり風邪薬がおすすめです。
喉に効く風邪薬ならヘルパンギーナの症状にも効果が出やすく、完治までの数日間を楽に過ごせるようになります。

ヘルパンギーナのかかり始めなら、葛根湯などの漢方系風邪薬もよく効くようですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • ヘルパンギーナは熱が出ないこともある
  • 登園、登校は熱が無ければ基本OKのところが多いが、念のため問い合わせを
  • 症状は発熱、口内の水疱、喉の炎症
  • 手足口病と間違われやすい
  • 予防策はうがい手洗いが第一
  • 市販薬を使うなら子供用解熱鎮痛剤かうがい薬

以上が今回のお話の要点でした。

ヘルパンギーナはかかってもほんの数日で治ることが多いため、深刻視されにくい病気です。

ですが、数日の間とは言え高熱で苦しむ子を見るのはつらいですし、
何も食べられない時は看病する側も参ってしまいます。

もし、熱があっても無くても子供にヘルパンギーナの疑いがあったら、
すぐに小児科に診せた方が、その後落ち着いて看病できるようになりますよ。